「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

雌阿寒岳に登る(2) 荒々しい活火山の鼓動

2010-07-22 20:34:11 | 道東の山々
        (写真: 火口と赤沼)

7月17日(土) 雌阿寒岳の登山記録②

八号目付近から左手に阿寒湖が見えてくる。空には「ぴゅー、ぴゅー」と金属音をで鳴き交わすイワツバメが乱舞する。

そういえば、十勝岳の山頂付近にも、飛んでいたなと、思い出す。活火山のごつごつとした岩場が好きなのか。

ビューと風を切る音に驚いて首をかざすと、ブーメランのような翼で滑空するハリオアマツバメ。

九合目に達すると、目の前に噴煙を上げる爆裂火口が開く。褐色の素肌に鈍く光る水たまりは赤沼。

野中温泉登山口から2時間半ほどで山頂に。

行く手の左に阿寒湖。右に阿寒富士。爆裂火口にはコバルトブルーの青沼が浮かぶ。

活火山の荒々しさが心を揺さぶる。


(写真: 山頂から見た阿寒湖)



(写真: 山頂から見た阿寒富士と青沼)



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