四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

猪俣小平六の墓(埼玉県美里町)

2019年06月10日 | 史跡・遺跡・文化財


名 称:猪俣小平六の墓(いのまたこへいろくのはか)
指 定:埼玉県指定旧跡(名称:猪俣小平六墓 昭和38年(1963)8月27日指定)
所在地:埼玉県児玉郡美里町猪俣 高台院

高台院の創建年代は不詳ですが、猪俣氏が創建したと伝えられ、境内の一隅に県指定旧跡の猪俣小平太範綱の墓
をはじめ、9基の五輪塔があります
猪俣氏は、小野篁(おののたかむら)の子孫で時資(ときすけ)の代に猪俣村に住んで以来、猪俣氏と称しまし
た。
時範から数えて5代目の子孫が小平六範綱であり、武蔵武士の猪俣党として勇名を馳せました。源義朝に従い軍
功を立て、義朝十七騎の一人として知られていました。また、頼朝に仕え、しばしば戦場において功績をあげま
した。建久3年(1192)に死去

国道254号線沿いに建つ「猪俣小平六範綱の墓」の標識に頼って高台院を目指します




途中の空き地には複数の石造物が並んでいます




緩い坂道を上り詰めたところに「猪俣小平六の墓」の標識が建っています




高台院  高野山真言宗のお寺で 山号を松久山 寺号を明王寺と号します
毎年8月15日に行われる盆の行事である「猪俣の百八灯」は、ここ高台院を出発して堂前山の尾根に向かいます。

猪俣小平六の墓と一族の墓は高台院にあるという情報だけで、具体的にどこにあるのか調べずに行ったものです
から、本堂裏手の墓地の中を探してみるも発見できず。
あらためて詳細を調べて3日後に再訪問という有様(いつものことですが)




本堂のある場所から一旦少し下に戻って「←猪俣の百八灯塚」の標柱の示す方向に




途中、猪俣の百八灯塚方向への道と分岐しますが、そのまま道なりに進むと池があり、その先に・・・




石垣と大きな石の門柱の中に墓所があります




右側の門柱の内側に大きな塚があります  8月15日にはこの塚にも灯がともされるとあります




「猪俣小平六の墓」説明板




供養塔  右の石碑を指すのでしょうか  碑文は読めませんが、「猪俣小平六範綱碑」とあります
裏面に  建立大正十二年九月建立  大澤村史蹟保存會 大澤村青年團  とあります
大澤村は現在美里町の一部となっていて、学校名等にその名を残しています




9基の五輪塔が並んでいます




9基の五輪塔を右方向から見ています




「猪俣小平六範綱之墓」の標柱がありますが、さて、小平六の墓は左右のどっち?




高台院前から百八灯塚のある堂前山を望みます

散策日:令和元年(2019)5月27日(月)

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。