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AKB48の旅

AKB48の旅

「AKB48グループ研究生コンサート 推しメン早い者勝ち」ブルーレイ視聴

2013年11月15日 | AKB
最初に見た時は、良い感想を持てなかった。いちおうその段階で、一度書いてみた感想が以下のボツ稿。

以下ボツ稿

まず当たり障りのないところから。またも本編ディスクが2枚に分けられてる。箱の記載によれば、Disc1は、片面1層88分、Disc2は片面1層94分。繰り返す気にもならんけど、2層ディスクにするだけで解決することなのに、なんでそうなるの。わからん。

コンサート自体の感想を書きたいという気持ちはあるんだけど、これは正直、困ってしまった。この「研究生コンサート」が、いろんな方面の情報を通して、「神公演」認定されてたのを知ってはいたし、それでも事前のハードルを上げないよう注意はしてたんだけど・・・、なんだろう、見終わって、このちょっと残念な感じ。

これは単に私に、「研究生ヲタ」的な感性が欠けてると言うだけのことなのかも知れない。何にせよ、あんまり芳しいことは書けそうにないんで、見ましたよの報告だけに留めようかと思う。ああ誤解のないよう、松村香織さんが良い仕事したということだけは、明記しとくべきか。そんな感じ。

以上ボツ稿

というわけで、「研究生コンサート」については、そのまま触れることなくスルーするつもりだった。

ところが、詳細は書かないけど、再度BGV的な感じで、気楽に流し見してみたら、ぜんぜん違った風に見えてきた。ああ、これは通常のAKBGのコンサートとして見ちゃダメなんだ、そんな気づきのようなものがあった。一つのコンサートとしての完成度とか、個別のクオリティとか、そんな当たり前の部分を注視しても、このコンサートの真価は分からないんだなと。

この「研究生コンサート」は、あくまでも個々の研究生を、言わば「品定め」するためのものなんであり、そのための選曲であり、構成になってる。正にタイトル通りの「推しメン早い者勝ち」が、そのまんまのコンセプトということ。そういう視点で見れば、これはありだと思うし、見事なまでにコンセプトの実現を果たしてることになる。そういう意味では、確かに「神公演」という評判も頷けるものがある。

というわけで、ちょいとばかり反省モード。ほとんど自覚してなかったけど、無意識のうちに、当然のように俯瞰的に見る癖がついていたように思う。評論家気取りというか、神の視点という傲慢かな。AKBムーブメントの全体像を把握するためには、どうしてもそういう意識は必要なんだと思うけど、森を見て木を見ないのは、やはり片手落ちということになる。

それでも、選曲や構成に現れ過ぎてる露骨なプロレス感は、やはりちょっと食傷気味にならざるを得ないかなあ。

北原里英テイスト

2013年11月14日 | AKB
北原さんの引用が続くけど、またまたこれが実に北原さんらしい文章なんで。

以下北原里英ぐぐたす11月12日12:39

やあ!

昨日は有吉さんが最後にとても大切なことを言っていた!!

腐らずいこう!

こりゃ大事なことだぜ!

これに関しては何があっても守っていける気がするわ。

だからみんなも腐らず、今日1日もがんばろっちゃん⊂(^ω^ )⊃♡

以上引用


以下北原里英ぐぐたす11月12日17:57引用

今日は電車を乗り過ごしてしまい結構走りましたがわたしは腐っていません。さすが

以上引用


以下北原里英ぐぐたす11月12日20:53引用

冷蔵庫の納豆が賞味期限をすぎてて、ちょっとにおいがキテた。それでもわたしは腐りません。納豆はもともと腐っているけどな、わたしは腐りません。さすが

以上引用

安定の3段オチ。「有吉さんが腐らずにいこうと言った」→「電車を乗り過ごしたけど腐らなかった」→「納豆の賞味期限が過ぎてたけど、(私の賞味期限も過ぎたけど)、私は腐らない。」という流れで、理詰めで穏やかに自虐に持って行く、いつもの北原さんテイスト。

たぶんだけど、今回のストーリー構成のタイムラインは以下のような感じじゃないか。まずはネットかコメント欄で、「北原さん賞味期限切れ」的なネタを拾ってた。そんな中、有吉AKBラジオ局の自出演を見た。そして件の11月12日、電車を載りすごして、納豆の賞味期限切れに出くわした。そこは北原さんなんで、個別の要素に虚偽はないはず。で、ここでピコーンとひらめいた。

と言っても、そこは北原さんなんで、出来上がったストーリーはオーソドックスで常識的。文才と言うよりは地頭の良さと「優等生」ぶりが際立つという、先日とおんなじ結論。

「ネ申テレビ Season 13#10 13期 14期 研究生合宿 第六章 ダンスレッスン編」

2013年11月13日 | AKB
13期14期研究生合宿のラストは、ダンスレッスン。講師はたぶんお馴染みのNATSUKA先生。課題曲は、やはりお馴染みの「Two years later」。というわけで、このダンスレッスンが、研究生にとっては、いちばん違和感というか抵抗感というか、そういう距離感みたいなものがない感じに見える。

やはりここでも、岡田奈々さんの真剣な表情と集中力が印象的。他のメンバーへの指導時にも、指示待ちで突っ立ってるメンバーがいる一方で、自分に対してではない先生の指摘に、1人反応してるのが、見切れとかで写ってたりする。この辺りの絵の選び方には、たぶんだけど、編集サイドの意向が入ってるように思う。

NATSUKA先生の教え方も合理的なもので、2グループに分けて、互いに相手のグループの問題点を指摘させ合うというやり方が秀逸。そして、12人の全員が「打てば響く鐘」なのが、見ていてなによりの驚き。みんな本当に優秀だわ。先生の講評が「伝わるのが分かって、感動しました」と絶賛なのも頷ける。これは逆に見れば、通常だとそうじゃないとも取れるわけで、他でもない、この研究生達が別物であることを示唆してると見なせる。

というわけで、研究生合宿企画を見終わっての総評、というと何かエラソだけど、上から目線で言ってしまえば、とにかく全員のレベルの高さが、何より印象的。講師陣の指導に、リアルタイムで追随できると言うことの、このとんでもなさ。集中力と向上心、真摯さが半端ない。これだけ基礎能力が高ければ、一般的な学力とか職業とかでも、どんな方向性を目指しても、高い確率で成功できるんじゃないかと思う。

もちろん、その中でも上下はしっかりあって、やはり噂通り、「三銃士」はただ者ではなかった。特に繰り返しになるけど、誰よりも印象的だったのが岡田奈々さん。「真面目」というのは聞いてたけど、むしろ特徴的なのは、圧倒的な集中力と飽くなき向上心のように見受けられた。

西野未姫さんは、常に全力な姿が、SKE須田さんを彷彿とさせる。ちなみに須田さんは常人のレベルではないので、その須田さんに比肩できること自体がとんでもないこと。ただし、時折見せる、泣きに逃げようとするそぶりは、ちょっと気になったかも。

小嶋真子さんは、一見普通に見える。けれども秘めた情熱という言い方は当てはまらないけど、月並みな表現だと、意識が高い、ぶれることなく高みを目指す、みたいな、なんだろう、芯の強さかな、そういう何かを感じさせてくれる。この感触、何となく覚えがあるなと思い返してみて、たぶん「PARTYが始まるよ」の頃の前田さん、高橋さんの根幹みたいな部分に、なんとなく似てるのかな。

この3人が14期研究生として一緒にAKBに入ってきたのには、私だけじゃないと思うけど、どこか運命じみたものを感じざるを得ない。そしてもちろんのこと、このタイミングで峯岸さんが研究生に降りて来たこと。運というものに特別の思い入れがあるだろう、秋元氏の目に、この状況がどう映っているか。容易に想像が付きそう。

そして同様のことは、HKTにおける田島さん、朝長さんの加入と、さっしーの移籍にも言えるわけで、ここから「てんとうむChu!」までは、ひとっとびであることが分かる。

「ハート・エレキ」の当て書き

2013年11月12日 | AKB
そういう目で見ればそう見える、人は見たいものしか見ない、見たくないものは見えない。そういう話なんだけど、「指」といえばさっしーだよね。話はそっから始まる。

そういう眼で歌詞を追ってみると、「群衆の中で 見つけた君を」の部分が、「それでも好きだよ」の「気づいてるかな みんなに紛れて あなたを見つめてる 私の視線」とミラー関係になってることに気づけると思う。

作詞は正に創作活動なんで、秋元氏だってルーチンワーク的なマンネリは避けたいはず。それでも膨大な数の作詞をこなしてきた以上、技術的な定番とか、創作のモチベーションを保つ秘訣とかはあるんじゃないか。その一つは、間違いなく「当て書き」だろうし、当然、ご自身の情動にも依存してるはず。というか、創作ってそういうもん。

「ハート・エレキ」が、さっしーをイメージして作られてる、そう言うと胡散臭く聞こえるけど、これはあり得ないことじゃない。さっしーを自身の後継者と考えてることを、秋元氏は公言してるし、それは決してネタとかリップサービスではないと思う。さっしーの非凡すぎる才能については、本ブログでも繰り返し検証して来た。

「ハート・エレキ」は、さっしーに対する、半ば隠されたメッセージソングなんじゃないか。と言っても、当然のように、秋元氏には性的な意図はない。むしろ性的な部分を取り去ると、この歌詞の原型が現れるように思う。もしそういう見方に妥当性があるなら、この作詞の構造は、前田さん、高橋さんへの当て書きと相同ということになる。

第一回ドラフト会議

2013年11月11日 | AKB
なんでスマフォで見れないんだというわけで、ほんの一部しか見れてない。見れてないけど、ドラフト会議というイベントを、実際に選択に参加したメンバーが「楽しんでる」のが、よく伝わってきたように思う。と言っても安易な感覚でということではもちろんない。責任と自覚を持った上で、この状況を楽しむ、楽しめることの凄さ。凄まじさ。

もちろん、選ばれた候補者の歓喜と、選ばれなかった候補者の悲哀がそこにはあったんだけど、その姿は、かつての選抜総選挙での自身の姿とも重なったはず。メンバー自らメンバーを選ぶ。これが意味するところの、ここにはいないメンバーも含めて、その意識上の変化は少なくないんじゃないか。

これで、少なくとも人事権の一部が、公式にチームキャプテンに委譲されたことになる。あるいは、それは形式上のことであって、さほど実体は伴ってはいないかも知れない。それでも、これは、今後のAKBGにとっての、決定的な何かになる可能性がある。

それがどんな結果に結びつくのか、あるいはまた一つ、失敗を積み上げる結果に終わるのか、それは分からない。分からないけれども、この1ミリ先の未来にベットする感覚、あらゆる局面で「無への跳躍」を試みる、そんな秋元流は、微塵も揺らいでいないことだけは、間違いなく伝わってきた。

あとは、これをテレビ放送しなくて良かったというか、テレビという歪んだフィルターを通してはいけないコンテンツだなと、短い視聴だったけど、強く感じたかな。この辺りのことは、もう少し突っ込んだことを書いてみたいという思いはあるけど、また機会があればということで。