AKB48の旅

AKB48の旅

政治山調査

2012年08月15日 | AKB
http://seijiyama.jp/investigation/investigation_akb48_2012_1.html

CD投票券による投票数が893738票。やはりCD投票権の半数以上が行使されていなかったことになる。このCDは誰が買ったのか。そしてなぜ、投票されなかったのか。常識的に考えるなら、CDは買ったけど投票しなかった理由付けとしては、気がつかなかった、関心がなかった、投票機会がなかった、投票する意志がなかった、くらいしか思いつけない。

まず最初の「気がつかなかった」だけど、これはよほどの情報弱者か、社会とのつながりの乏しい人ということになるだろう。高齢者か子供あたりだろうか。アンケートの結果を見ると、9歳未満と70歳以上がほとんどいないことになってるんで、ここら辺か。

次、「関心がなかった」は、話題としては知ってたし、投票券がついてることも認識してたけど、投票という行動には至らなかったという想定になる。これは意外に多いのかも知れない。いわゆる「一般層」と呼ばれる人達の多くがここに入るのではないか。もしそうだとすれば、確かにAKB人気はブームなのかもしれない。

「投票機会がなかった」というのは、手段を持たなかったか、やり方が分からなかった、失敗して諦めたあたりを想定。携帯を持たない、うまく使えないということになるんだろうけど、これは最初に考えた「気がつかなかった」層と重なるとしか思えない。

最後に「投票する意志がなかった」というのは、ならばなんでCD買ったんだよ、なわけで、ちょっと想定が難しいかも。はやりの曲を聴くのにCDというメディアを買うというのは、相当にレトロ感が漂うし、30年くらい前の時代を現代に生きる人達?そんなのいるのかな。

次に、年齢と性別のデータが興味深いな。若年者ほど多いという数字は、日本の人口構成比を考えると、より偏重度が高くなるだろう。あるいは、ここら辺に投票しなかった数のからくりがかくれてるのかもしれない。隠れファンでCDは購入したけど、周囲に気づかれるのが怖い、投票行動までには至れない、そんなおっさん達・・・

女性の数字はもっと顕著で、さらに若年偏重となっている。この数字は、握手会の年齢構成とも整合的に見えるけど、どうなんだろう。この辺りの実際のCD購入者と、投票した人としなかった人の関係性が見えてくると、AKBの現状というのがもう少し客観的に評価できそうなんだけどな。

なんにせよ、太ヲタさんによる大量購入、大量投票というのは、ごく一部を除いてほとんど影響力を持たない、そういうデータになってるんではないかな。