AKB48の旅

AKB48の旅

チームSの帰還

2012年08月09日 | AKB
平田璃香子さんのことはよく知らないんだけど、分かる範囲で。無知、誤認、ごめんとあらかじめ。

まず、担ぎ上げられた御輿ではないよね。かと言って強力なリーダーシップを発揮してるわけでもない。「見逃した君たちへ」の感想でも書いたけど、あくまでも外から見るとだけど、Sは群雄がしのぎを削ってて、高いレベルでのぎりぎりのバランスを保ってるとしか見えない。平田さんとは、そんなキリキリする関係性の潤滑油として機能するリーダーだったという認識で合ってるのかな。

48Gという物語にあって、Sというのはつくづく取扱が難しいと思う。高橋みなみという公的存在に代表される組織論に、Sだけが組み込まれていない。だから、ここだけリーダーの存在様式が違ってたんだろう。AKBはもちろんだけど、KIIの高柳さんも、NMBの山本さんも、そしてこれはまだ書いてないけどHKTの穴井さんも、はっきりとたかみなを担いでる。なのに、Sだけが違ってた。

けれども、Sがそんなチームだった要因に大きな変化があった。Jが兼任と言いつつ、事実上のAKB移籍となったと私は考えるけど、これによってチームとしてのSは、一つの、そして最重要の役割を終えたことになる。たぶん、Sのチームカラーは、今後大きく変わることになるんじゃないか。Jの揺籃、Jの虎の穴という特殊任務を解かれ、48Gとしての日常に還る、その時、まさにその特殊任務に当たっていたリーダーもまた、役割を終えることになる。話としては去年からということのようだけど、そこは前田敦子の場合と同じこと、そういうことなんじゃないか。