縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「湯の里遺跡群」「北の縄文」16

2019年04月30日 | 土器
「知内町 湯の里遺跡群は、知内川沿いの台地上に、縄文前期から晩期の各時代にかけて分布する6つの遺跡です。この中でも、 立石遺構の湯の里1遺跡、二重のストーン・サークルの湯の里5遺跡、漆塗り製品の湯の里3遺跡は、いずれも縄文後期の祭祀に関係した特徴的な遺跡となっています。」と解説されています。花瓶状の土器が出土しています。「紋様は生活環境」を模したものですから「ストーンサークル」 . . . 本文を読む
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「手宮洞窟」「北の縄文」14

2019年04月29日 | 土器
「国内では、手宮洞窟のような彫刻は、現在のところ、フゴッペ洞窟にしか発見されていません。かつてはこれを「文字」と考え、解読した人すらあらわれました。 しかしフゴッペ洞窟の発見以来、アムール川(シベリア東側を流れる川)周辺に見られる、岩壁画と良く似た古代の彫刻であることがわかってきました。シベリアのサカチ・アリアン遺跡の岩絵とフゴッペ洞窟にはほとんど同じような舟の像が描かれていますし、手宮洞窟にある . . . 本文を読む
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「無頭川遺跡」「北の縄文」13

2019年04月28日 | 土器
「富良野市無頭(ずなし)川遺跡は、富良野市街北東部の空知川と富良野川の合流点に近い標高約167mの徴高地に立地しています。縄文時代中期末から後期初頭にかけての住居跡8軒や縄文晩期末から続縄文時代初頭にかけての土壙墓約500基が発見されております。」と解説があります。この尖り底の形体から見て微高地にある遺跡と感じます。縄の線は「道」としています。表面が少しこすれて薄くなっているところを草原としていま . . . 本文を読む
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「八千代A遺跡」「北の縄文」12

2019年04月28日 | 土器
八千代A遺跡  ■遺跡の概要:  1985~88年に農地造成のための発掘調査が行なわれ、縄文時代早期前半(約9,000年前~8,500年前)のものとしては全国的に見ても稀有な大規模集落遺跡であることが判明しました。 調査ではこの時期の竪穴住居跡103棟をはじめ貯蔵用の穴(土坑)などと、土器・石器などの遺物約8万9千点が出土し、出土品は「帯広市指定文化財」に指定されています。①の土器の上面が円でなく . . . 本文を読む
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「常呂川河口遺跡」「北の縄文」11

2019年04月28日 | 土器
「常呂川河口遺跡」縄文時代前期後半から中期にかけては、円筒形で分厚い土器が多く作られました。土器の文様の付け方も独特で、縄を転がした縄文の土器ばかりでなく、木の棒に彫刻をし、それを土器の表面に転がすことによってパターン模様を付ける「押型文(おしがたもん)」という文様のものが多く見られます。」解説されています。共通して言えるのは口縁部の下に穴がつけられているのです。雪、氷、凍結 などの現象に関係して . . . 本文を読む
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「斜里朱円周堤墓」「北の縄文」10

2019年04月28日 | 土器
「斜里町の南東約6kmの標高16mの緩やかな斜面上にあります。周堤墓とは大型の竪穴を掘り、周囲に土を円形に積み上げた集団墓地で、ほかに千歳市キウス周堤墓群や恵庭市柏木B遺跡などがあります。この朱円周堤墓では内側に石積み墳墓がつくられていました。」と解説があります。何分にも画像がこれしかなく無理と思いましたが、調べてみました。解説にあるように「周堤墓」や「石積墳墓」が見つかるかです。馬蹄状の周堤墓は . . . 本文を読む
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北海道庁の展示品02

2019年04月28日 | 土器
再度、読みを深めるつもりで読み込む。②の部分◇火山泥流とした。 噴火口から流れ出ている。◇道ですが、泥流と同じような印だが、区別がつくかだ。泥流の方が「薄めに」見える◇道の黄色の丸は、よく見ると「海に降りる道」とも読める。◇火山泥流の所は把手になっているようだ。把手は「ここから見えないが遠くにある」 (火山が見えないところにある)①の部分です◇「円」は、ここから見えない遠くあることを現している。◇ . . . 本文を読む
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北海道庁の展示品

2019年04月27日 | 土器
北海道庁の「アカレンガ」に展示されていた土器です。ネットで拝見して利用しています。あまりに紋様がはっきりしているのでお借りして読み解く練習に使いました。以前に有珠山関係の土器(入江貝塚館)を扱いましたが、助かりました。噴火口らしいものがあったのです。函館の駒ヶ岳の近くの遺跡と思います。 ◇火口は特別な雰囲気があります。それに火口とした所からひも状の物(泥流)が出ているようです。水蒸気だけかもしれま . . . 本文を読む
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「栄浜1遺跡」「北の縄文」09

2019年04月27日 | 土器
栄浜1遺跡 「八雲(やくも)町 栄浜(さかえはま)1遺跡は、噴火湾に面した標高22~50mの緩やかな海岸段丘にある縄文時代前期後半から中期にいたる集落跡です。これまで200軒を超える竪穴住居や500基を超える土坑が発掘されていますが、その中から、9体が合葬された墓が見つかっています。」と解説があります。 ◇祭祀用とみられる足のついた土器です。◇竪穴住居は、三角で中が空いてます。墓は中が埋まっていま . . . 本文を読む
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「大船遺跡」「北の縄文」08

2019年04月26日 | 土器
「大船遺跡 は、太平洋に面した海岸段丘上に立地し、縄文時代前期後半から中期後半(紀元前3,200年~紀元前2,000年頃)の大規模な集落遺跡です。」解説文です。 三内丸山に匹敵する大型の住居跡や遺物も多いのに驚きです。土器も多すぎるのか、土器編年が分かれば役目を終えたといった気持ちで紋様も詳しく見るような土器の画像がありません。 上の画像を二つに分けて大きくして、探ってみました。◇黄色く囲ったとこ . . . 本文を読む
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