北黄金・物語(壁立住居)
縄文時代の住居は土葺き屋根の住居ですが、北黄金貝塚では壁立ちの住居にしています
この根拠は対岸の八雲町の壁立ちの家といわれる軽石の住居の形をした遺物が出てきました。
これを参考にして設計したのです。
近くの森町の遺跡からはイカの形をした遺物が出土しています。
この家形の住居はよく見るとイカの足が壁になって作られていたのです。
よく見ると家のよう . . . 本文を読む
水場の祭祀場
北黄金貝塚には湧き水が3ヵ所あります。今でも水を湧き出して海まで小さな川を作っています。その近くに〈水場の祭祀場〉と言われているところがあります。
ここには磨石とか石皿とかが合わせて1200個以上も積むように出土しています。
当時のままの露出展示をしている場所です。
情報センター内にも実物を山のように展示しています。
湧水は命の再生を願っている清い水 . . . 本文を読む
北黄金・物語(石皿)
北黄金貝塚には磨石と石皿というのがたくさん出土します他の遺跡にもたくさんあるかと思えばどうも北黄金貝塚独特のものだと感じます
北黄金貝塚の石皿というのは大きな重い石です片面を平らに削って少し凹んでいますが「鋭い穴」がいくつも空いている。
一体この鋭い穴をどのように穿ったのか聞いたところ誰も答えてくれません。この謎が今でも解けないのです。
石皿がたくさん出土する . . . 本文を読む
北黄金・物語(石皿)
北黄金貝塚の情報センターに石皿を台にして物を置いてすりつぶすという設定されて説明されています。
磨石と石皿
この石と セットになって 出てくるのが すり石と言う だるまのような形の石です。
今回は台になっている石皿を説明しようと思います
拡大して物を見る癖がついてますので、この石皿を拡大して見ました。すると驚いたことがあります。
はっきりと見えませんが
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北黄金・物語(土偶)
小さな土偶がガラスケースに入っています
土偶というのは生き物の効き目をヒト化した姿にしていると解釈しています。この生き物の正体はなんだと思います。
頭を見ると二つこぶのように丸いものがついています。
この姿は髪の毛を丸めたものとして扱っています。
土器を覗いている女の子の姿が描かれています。この頭に二つの髪の毛の塊が作られています。
しかし実際はこの頭のこぶは . . . 本文を読む
北黄金・物語(円筒土器)
丘の上に大きな貝塚があります。貝塚にはウニとカキが多いようです。ハマグリはほとんどありません。サカナでマグロの骨もあります。イルカなどの海獣類の骨もあります。
陸上の動物の骨もあります。シカが大切な重要な生き物だったと思います。丁重に扱っています。
海の生き物と陸の生き物を利用していたことになります。
丘の麓には湧き水が湧いていて海まで川になって流れていた . . . 本文を読む
北黄金・物語(尖底土器)
ハマグリの貝塚の時代は「尖底土器」を使っているのです。不思議にも先の尖った安定の悪い土器なのです。
土器というのはその尖底の形にする意味があるのです。意味のない土器を作るとは思えません。
この時代に魚を捕る網につける「おもり」が出てきます。
尖り底土器は「山から下るサケの上る川」と解釈しておきます、
ここではハマグリをとりサケをとっている生活環境だといえる場 . . . 本文を読む
北黄金・物語(火山灰)
「噴火湾」の周囲を取り囲むように恵山岳 北海道駒ヶ岳や有珠山に樽前山などの活火山が活動しています。
北黄金貝塚の 対岸には駒ヶ岳が 見えます。
この駒ヶ岳が大噴火したときの火山灰が北黄金の丘にも積もっているのです。
情報センターの中の剥ぎ取りの貝塚を見てください。貝塚の下の方に火山灰が見えます。
この . . . 本文を読む
儀式用
北黄金・物語(骨角器のスプーン)
これも儀式用の道具でアイヌの人達はイクパスイと言っていますそれと同じ働きをする用具だと考えます。2本並んでいますがどちらも欠けたりしています二つの部位を合わせると完全なひとつの形になります。
想像してみてください!アイヌの人の風習を参考にしています、。
この用具には「目」「鼻」「耳「口」が付いています。効き目を伝えるように考えたと思います。人の機能 . . . 本文を読む
北黄金・物語(クジラの骨の刀)
北黄金貝塚の宝物コーナーが入口の近くにあります。
そこに「クジラの骨でできた刀」と名称が書かれた遺物があります。実際に切るということでなく形が刀に似ているので名前をつけたのです。儀式用に使う重要な品物と解釈しています。
この形や模様にも意味があると考えています。
これをよく見ると手元の方にギザギザがあります
それから丸い穴が空いてたり
途中取っ手をつ . . . 本文を読む