縄文余話・炉の位置
縄文人は太陽を崇めるとともに 火を「太陽の子」として大切にした 。つまり 縄文人は「火の民」でもあったと考えられる。
地炉は火の神を入れる器で 日本の家は「火という 神様を祭る住まい」だった。
このようなことを 小山篤さんは 述べている。
炉の位置
炉の位置を家屋の床面のどこに設置しているのか決まりがあると思います。
冬至の日光が真南にある出入り口から室内の一番奥ま . . . 本文を読む
愛媛県の上黒岩岩陰遺跡の縄文土器」です。
縄文余話・女神石
上黒岩岩陰遺跡
1、解説約1万4千年前の縄文草創期から後期にかけての人類遺跡。
「女神石」久万川の対岸、高さ30メートルの石灰岩が露出した岩陰にあります。
長い髪・大きな乳房・こしみの・かすかにわかる逆三角形
鋭い石器などで小さい緑泥片岩に描いてある線刻像。
日本人が描いた最初の女性像で貴重なものです。
以上は解説文抜 . . . 本文を読む
1、はじめに
愛媛県の上黒岩岩陰遺跡の縄文土器」です。
四国には縄文時代の土器の成型したものが少ないように思います。
『1万2千年前の細隆起線紋土器をはじめ・・・」と記載されていました。
この土器が、一万年以上も前のものかは明記されていません。
「おらの世界を土器に表す」
2、土器の解読
この土器の地域の風景と比べると類似するように . . . 本文を読む
土版君
世界文化遺産の大湯環状列石(秋田県鹿角市)の代表的な出土品で、粘土板の表面に付けた穴で人間の体を表現している「土版(どばん)」の内部に、消化管に似た貫通孔があることが、レプリカの制作過程で分かった。土版を展示している大湯ストーンサークル館の担当者は「縄文人が体内の構造を理解していたのではないか」と推測する。
以上は解説文です。
環状列石のある遺 . . . 本文を読む
03縄文楽・闇の思考自然界の中で生きていくためには、自然界をよく知りつくし感じていることと考える。
そのためには、常に、視覚(見る) 聴覚(聞く) 嗅覚(嗅ぐ) 触覚(触れる)味覚(味わう)の五覚をいつも研ぎ澄ましている必要があります。その上に第六感も働かすことも大切でしょう。
現代の人々と異なるところと感じます。
現代ヒトの遊びのような気をぬいた言動は、なかったと考えます。常に気を張って自 . . . 本文を読む
14縄文楽・繊維・実践
静内中野式土器をどのようにして製作したのだろう?中に繊維質が挟まっていることから
①内側の粘土質を始めに形造り、次に繊維質を張り付け、最後に粘土を張り付ける。繊維質を粘土で挟む。
②最初に繊維質を製作してから、それに粘土質を張り付ける方法。
③繊維質と粘土を混ぜて、こねてから形を作る。
②の方法で繊維土器を製作
・10ミリの麻紐を筒に巻いて木綿糸でほどけないよう . . . 本文を読む
縄文余話・器形
円筒形や鉢形土器にしたのは「水を入れる」「 水を通す」 と水に関係する 器にしたかったのであろう。土器を解読してわかったことだが、注口土器は滝、穴 のある土器は湧水などと水を貯めるや通すなどの器や筒を表現していると 仮説の段階であるが設定していた。
ですから、湖沼などは丸底や平底で表して流れる河川は鉢形で、深い海は円筒形というような形にしている。
土器の形は色々あるけれど . . . 本文を読む
縄文土器 課題発掘
ここに土器が1個ありますが北黄金貝塚の名品と自分で決めている「上坂式土器」です
この土器にどのような課題があるかを探ってみます。
(器形)
・鉢形土器・口縁に小さめの尖りが4ヵ所あります・焼きが素晴らしく爪で弾くと金属音がします。
(模様)
・アカガイの背でこすった跡と聞いていますが模様の端に粘土の溜まりができていない。
「拡大した画像を見 . . . 本文を読む
縄文の心01
アボリジナルの描いたという絵画を見ました。
いつの年代の作品か調べていませんが太古から自然界との共存するという意識は同じだと思います。
自分たちの住んでいる所の地形や環境を表現しているのです。
・道に沿って家が並んで建っています
・ 湧き水のある場所は重要であっただろう。
・山があり 森林があり自然が 周りに描かれています。
・ またキャンプ . . . 本文を読む
12縄文楽・模様・縄目
静内中野式土器(静内中野式尖底土器)は、縄文文化前期土器の標識資料で、胎土に大量の繊維又は撚糸を含んでいることが特徴です。
北黄金貝塚に尖底土器が展示されていますが器形も模様も似ています。
何れの土器にも大きな縄目の模様が施されています。
土器の器形は山から海に流れ下ってくる川の河口に住む人のだと思い ます。
今までは文様の意味は「縄文土器には蛇を象った装飾や . . . 本文を読む