縄文余話・キノコ
キノコの形をした土製品がありました。
当時の人もキノコは食べていると思うが証拠は出ないと思います。
キノコの形を作ってまで願うのは意味があるのです
単なる粘土遊びなどとは考えられません。
それでは何を表しているのだろうか?
その意味はキノコの自然発生や生育力であろうか。
専門家は形を食べられるキノコを見本に作って回りに知らせた。
このような話が聞かれたが 全く . . . 本文を読む
伊勢堂岱遺跡の土板(土偶)です。この土偶は以前に一度解説していますが「カメムシ」と命名しています。
なぜ、カメムシなのかです。きっと、異様に思われるでしょう。
この土偶の正体を明かすには時間が、かかりました。
土偶はお守りだと考えます。動物(昆虫を含む)の繁殖力、生命力、強さ、防御などの方法にあやかるために「お守り」に作ったのでしょう。
「カメムシ」は人だけでなく他の生 . . . 本文を読む
縄文土器・球形
通常の土器の器形は鉢形や器状になっています。これは水を通す貯めるなどと水に関わっていると想定しています。
大湯環状列石から水に関わりのないと思われる土器が見られました。
それは球形の丸い形の土器です。
水とは無関係だと思いませんか。
色はヒスイ色をしているのです。
なぜこのようなヒスイ色にするのかこれにも意味があり興味のあるところです。
形が球形であること。
器 . . . 本文を読む
15縄文楽・楽な生活
・縄文人は現代人よりも自由な時間をはるかに多く持つことができたと想像される。
・意外なことに 弥生時代よりも 豊かだったというのが 定説です。
・土器を使った煮込み料理が中心です。
以上は小山修三氏の著書より引用
専門家や自分もだが、これが定説だと信じていた。
果たして縄文土器を拡大したりして細部まで観察してきたであろうか。
縄文土器は観察の対象から . . . 本文を読む
山梨県北杜市出土
有孔鍔付土器
この土器の名前は、口縁部の下に一周する鍔状の隆起帯に沿って多数の小さな孔があることから付けられました。
その用途に関しては、種子保存容器説、醸造用容器説、太鼓説がありますが、近年、醸造用容の見解が多く発表されています。 この土器の最大の特徴は抽象的な文様が施されていることです。
以上、解説文をのせています。
土器はほとんどが埋棺と想像 . . . 本文を読む
縄文と神話
ここに1冊の本があります 「縄文の神話」著者は 吉田敦彦さんです 。
この表紙のカバーに摩訶不思議な 画像が描かれています。
縄文の神話を表現したのでしょう。
これは何を表しているかなのです。
探してみると香炉形土器がありました。
左:曽利出土右:御殿場出土 でした。
御殿場出土土器が該当するのですが、となりの曽利出土土器が類 . . . 本文を読む
人面付環状注口土器
秋田県南秋田郡昭和町大久保字狐森出土
縄文時代後期の異様な人面の土器があります。
このような異様な土器 の産地も 異様な感じの光景だと思います。
土器を見ると穴がいくつもあります。
その穴は湧き水 だと 指定しています。
この土器は湧き水のあるところに 聖地を感じている のだと思います。
丸山湧水の里などと何ヵ所も名所がありました。
. . . 本文を読む
1、土器の解説
群馬県嬬恋村今井東平遺跡出土の縄文後期の土器です。異型で異質な土器ですが「意味」があるはずです。
「黒い色の土器」は祭祀用で死者の「送り」の時に使用したものと想像しています。
気になるのは「土器の上に飛び出た二つの突起」でした。
2、土器の解明
・嬬恋村の景観地として「滝」(瀬戸の滝)がすぐに探せました。
・土器は特別な土器で区分も「天空」「天道」「地上」に分けて考 . . . 本文を読む
八戸(ハチノヘ)市田面木(タモノキ)字韮窪(ニラクボ)出土
この土器を眺めて「縄文ヒト」の生き方を少し学ぶことができた気がする。
1、どうしても理解できない部位がある。
「弓矢」と思われる部位である。
次のような例を考えてみた。
①「網を曳いている」 サケを捕る行為になる。
②「魚道の印」堰を作っているがサケが通る「魚 . . . 本文を読む
14縄文楽・土器の課題23/9/06「縄文人に学ぶ 」上田篤著の表紙裏に 「縄文 を知らずして日本人を名乗るなかれ」という言葉がありました。
この言葉を借りれば 「縄文土器を解読せずに縄文学者を名乗るなかれ」と言いたくなりました。
今後の課題と思うことをいくつか簡潔に述べてみます。
①縄文土器 は「鍋」
今まで定理になっている「鍋」から離れることができるか最大の課題だと感じます . . . 本文を読む