縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

土器紋様18「高波」

2019年04月09日 | 土器
千葉県の我孫子市の「並塚東遺跡」と「鹿島前遺跡」の変わった土器が目に付く。似たような土器を三点見つけて検討してみた。並塚東遺跡は東西に長い我孫子の台地の中央部に位置し、南に「手賀沼」を望む台地上にある。この土器は、一方に大きな「壁」がある土器です。画像も一面しか見えないが、海面の波の様子が異常なことは一目で判った。 ※(湖面も海面と呼称する)高波を直線の移動で表している。岸壁もがっしりとしているし . . . 本文を読む
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土器(かたち)06「火炎型土器」

2019年04月09日 | 土器
火焔型土器は、何回か述べたが、再度考えてみた。火焔型土器は複雑にできている。3D画像で見るとおもしろい。「紋様や形は、生活環境」という前提で考えることが大切だ。つまり、火炎土器は信濃川の氾濫という事実が土器に模すことが出来れ良いと思う。   ※解説図をそのまま使わせてもらいます。①「へら状突起」 思いを伝える重要な働きを持っています。②「水」 波状突起は「水」を現しています。ここが、重要なポイント . . . 本文を読む
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土器(かたち)05「円筒土器」

2019年04月09日 | 土器
御所野遺跡の円筒土器というが、前回の円筒土器は「海」を形どったものだった。この遺跡は海には関係のない高い段丘上の遺跡であるが、円筒土器が出土している。底がダンダン細くなっている北黄金の円筒土器と長いのは共通するが、底の方の形がちがう。形だけから環境を眺めると、標高が200m近くのところに住んで居る。上の方にも生活の場があるし、下の方にも関係している。「生活環境が上や下にもある」という意味「ズーっと . . . 本文を読む
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