縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「尖底」10(温泉マーク)

2019年05月31日 | 土器
「椴法華(トドホッケ)出土の尖底土器です。尖底土器は古い時代の土器となっていますが決めつけてよいものか?「土器体型は地形」「土器紋様は生活環境」すこし急な地形とみるが、家も並んでいるし湧き水もある。土器は地図の働きもすると考える。この土器を見ながら地域の環境を少しずつ覚えていくようにしたと思う。「道標」「水」「家」「道」などを土器に記してあることが役に立つ。画像が小さいが。下部の横三本線の下の方に . . . 本文を読む
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「豆粒紋」09(ムツゴロウ)

2019年05月30日 | 土器
東名遺跡の土器である。「有明海の恵みと縄文文化」のイベント案内に「縄文土器」が載っていました。ここには掲載できないのですが、縄文土器が2個載っていて、拡大してみると「豆粒紋」の紋様の土器に見えました。また、ここの遺跡から出土した土器を検索したのが上記です。よく見ると、この二つにも「豆粒紋」が見られるようです。「土器体型は地形」「土器紋様は生活環境」と仮説を設定しています。まず土器の「体型」を見ると . . . 本文を読む
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「諸磯式」08(断崖)

2019年05月29日 | 土器
「諸磯貝塚(諸磯遺跡)は、神奈川県諸磯にある縄文時代の遺跡。三崎海食台地から浜諸磯へ至る道路の両脇、標高約30 mの台地上から北斜面の一部にかけてが遺跡」と解説されている。諸磯式土器を調べていたら、面白い土器が見つかった。最初は「貝」が張り付いた土器をイメージした。画像で「諸磯遺跡」を調べていたら「隆起海岸」という地名が出ていた。そこの画像を探していたら断崖の写真に出会った。土器に似た風景に驚く。 . . . 本文を読む
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「顔面把手付」07(山菜)

2019年05月28日 | 土器
「山菜土器」としているが各土器によって「山菜の名」が判別できない。この土器は「スイレン」と判別したが疑う余地はある。このような山菜土器に「顔面把手付き土器」と名前が付けられている。「縄文の心」をもつものは、人を表に出すことは慎んでいる。「ない」といっても良い。この点が自分という意識を強く出す現代人には理解できない。土器や土偶を見る目も「人」を強く前面に出して見てしまうので色々と考えが出ている。土器 . . . 本文を読む
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「火炎型」06(雨 水流)

2019年05月27日 | 土器
「火焔型土器は、昭和11年(1936)長岡市の馬高(うまたか)遺跡で初めて発見された「火焔土器」をはじめとした、信濃川流域の遺跡から出土した、4つの鶏冠状把手(けいかんじょうとって)や鋸歯状突起(きょしじょうとっき)などを持つ、燃え上がる焔を思わせるような造形美を誇る縄文時代中期を代表する土器です」と解説があります。 ◇火焔型土器には、色々な部位があります。( )内は「解釈例」です。♢鶏冠状把手( . . . 本文を読む
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「曽利式」05(山岳・雪国)

2019年05月26日 | 土器
「曽利式土器」と探したら上記の画像が出てきた。7個も関係する「土器」が並んでいる。曽利式の特徴を把握するのは都合がよさそう。 ◇上部の鉢巻状が厚く高さもあるのが特徴だ。これは「雪をイメージしている」。「積雪のある雪国」ということだ。①は「雪の下からフキノトウが芽を出そうとしている」春を待つ土器②は「吹雪の山岳、雪崩の起こる雪山」を表わしている土器。③は「積雪と雪解けの時の筋が描かれている。④は「富 . . . 本文を読む
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「大洞式」04(草原)

2019年05月25日 | 土器
「東日本の縄文時代晩期を代表する、いわゆる亀ヶ岡式土器で、1930年に山内清男により大洞(おおぼら)式と命名されました。本資料は口径16cm、底径8cm、器高7cmの鉢形土器です。岩手県立博物館八木勝枝氏のご尽力により、縄文時代晩期末の大洞A2式(大坂2009)に相当する可能性が考えられるようになりました(当館研究報告第36号参照)。とあります。「土器の形は地形」ですので土器から推測できることは◇ . . . 本文を読む
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「大木式」03(潮干狩り)

2019年05月25日 | 土器
「宮城県七里ケ浜町(大木囲貝塚)の土器と思う。高台からは塩釜湾や馬放島などを眺めることができます。 ここから出土した縄文式土器は、「大木式土器」と呼ばれ、主に東北南部で出土する僅かに底を欠きますが、ほぼ完全な形をとどめています。  口縁部が外側に開く、スマートな縄文土器です。」解説があります。鉢巻状の部分を型式の特徴としたのだろう。東京湾の周辺の遺跡から見られたので、場所は東京湾ではないが「潮干 . . . 本文を読む
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「円筒型」02(長い深い)

2019年05月25日 | 土器
「円筒式土器」だが出土した遺跡場所が見つけられなかった。拡大図と添付しているが「透かし模様」があると感じられたら良しとしたい。ここまで細かく環境を模するには、地域に住んでいる人でなくては作れない。・石や岩  ・墓  ・イエ  ・湧き水 ・道 ・岩山  等々このような小さな模様で拡大鏡で見なくてはならないようなものを仮に「透かし模様」ということにします。この紋様はこの土器の場所の特定ができないので判 . . . 本文を読む
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「北筒式」01(凍土)

2019年05月24日 | 土器
「北筒式土器」 縄文時代中期(4000 年~5000年前)の土器で、食物の煮炊きや貯蔵用に使用。(郷土館)」と厚岸郷土館の説明がある。「土器型式」が複雑に交差するように並べられている図を見るが気になる。縄文時代に複雑な系統を考慮して「土器」を作ることは考えられない。 「地域の地図」を作るのと「生活環境に感謝」するための土器つくりと考える。土器にはこれらのことが形体と紋様で表されている。「土器形体と . . . 本文を読む
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