1,はじめに
土偶は、自然の恵み、安産、命の再生などを祈願する目的で作られたとされる「ヒト化」した土製品。
2,区分を二つに
縄文時代を大胆に二つに分けて考えていきます。
「温暖化」の時期と「寒冷化」の時期です。
大きな環境のちがいは、必ず生活面に影響し、そして土偶にも変化をもたらすと考えているからです。
①温暖化の時期
北黄金貝塚では尖り底の土器を使いハマグリの貝塚を作っています。 . . . 本文を読む
縄文土器・大変化
縄文前期より以前の土器に祭祀用の土器が存在するのだろうか。なぜなら、形も模様も単調ですっきりと感じる。祭祀用は飾りがあり遊びがあるような雰囲気の土器に感じる。
縄文中期以前の「丸底 」「尖り底 」 土器は煮炊き用の日常的な器具のように思われる。縄文前期には、憶測だが祭祀用の土器が存在しないのかも知れない。地域が限定されての実態だろうか?
大きな課題として残る。
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繊維土器03
粘土水に浸したり塗っただけなのにしっかりした土器にできたと思います。
弾けた所は「空気」が入っていて破裂したのでしょう。
麻紐の結び目の所ですが粘土がしみ込まなかったかもしれない。
自分でやってみなければ分からないが楽しい体験となりました。
最古の土器
大平山元Ⅰ遺跡(おおだいやまもといちいせき)から発見された土器が炭素14年代測定法によって、約16,500年前のもの . . . 本文を読む
火焔土器(神話的思考)
この土器の意味は何回か解読してきました。「ヒト化」した表現(眼、耳、口、鼻など)もありました。隆帯文の線をたどるようにすると、ちがった表現が見えてくるものです。それくらい製作者は細かな所も意味を考えて製作しているのです。
土器の意味を理解ができないので「神話的思考」と片付けてしまうのが通常でしょう。
二つの代表的な部位だけ解読します。
鶏頭冠(け . . . 本文を読む