繊維土器の製作
縄文遺跡からは、海辺の遺跡でも山岳地方にある遺跡でもどのような地形の遺跡からでも縄文土器が出土すると思われる。
三内丸山遺跡からは膨大な数の縄文土器が出土している。
実際は粘土で土器を製作するのを常識としている。
問題は粘土の採掘量である。
粘土を掘った跡が見つかってはいるが縄文土器を作っただけの粘土の量の跡が見つかっていると思えるだろうか。
土器の量からみて粘 . . . 本文を読む
今まで、土器を調べて来て「繊維土器」ということばを何回も使っています。
土器のほとんどが拡大して画像を見ると「繊維土器」といえる姿をしていることに気づくことがあります。
もし、粘土ヒモを作って輪積みの方法や手びねりだけでは、下の参考にするような土器は作れないでしょう。
これは、青森県「三内丸山遺跡」と富山県「朝日貝塚」の土器です。
特徴的な土器で、これを見た時は驚きました。「これが土器 . . . 本文を読む
繊維土器の製作を初期段階は終えたが課題もある。
今後も、
▼10mmのヒモを使って同じような繊維土器を製作する。
①粘土水を薄い水から段階的に濃くしていく。(いかにして繊維を粘土化するか)
②粘土の質を変える。(今回は、市販の専用粘土)
③焼く温度を少し高くする。
剥がれた所は、空気が入っていたためと思う。
粘土がしみ込んでいないようだ。
縄 . . . 本文を読む
焼きあがった土器は、高さ9cmの小さな物です。
粘土が、しみ込んだ様子を知る必要があります。
一部拡大した部分を見ると中まで粘土が、しみ込んでいないように感じます。
粘土の量が少ないので、使い物になるような硬い土器にするには何かが必要だ。
出来上がった土器を観察して、次の土器つくりの問題点や課題を検討する必要があります。
縄文楽 浄山 . . . 本文を読む
「七輪焼」方法で焼き上げます。
野焼きが定番でしたが、小さいものなら、これで間に合います。
詳しい七輪焼の方法は、述べません。
缶の中に赤い火がみえました。
少し安心しました。弾ける音は少なかったのです。
火力も800度くらいで終えるつもりです。炭火の上に直に置いて焼いています。
焼けた土器を見て、繊維土器を作ったのだと言う満足感がわきました。
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「繊維土器」の制作です。
手順は
①植木鉢に10mmの麻ひもを巻きました。
②巻いた紐が崩れないように糸や麻ひもでしばったりして固定しました。
③粘土を水で溶いた「ドベ」に漬けて粘土を浸透させます。数回、粘土に漬けることをしました。
粘土を水に溶きました。どの程度の濃さにするかは適当です。
粘土水に漬けたり,かけたり数回しましたが、粘土が芯まで浸透しているかが問題で . . . 本文を読む
繊維土器は下地製作に苦労があるように思います。
繊維で下地を作る作業です。繊維といっても「紐」「糸」「イネ科」「木の表皮」「ササを」「動物の毛(人)」・・などを使用して下地を作るのです。
今回は「繊維土器」が制作できるのかを確かめる試みです。
手順は次の通りです
①鉢に10mmの麻ひもを巻きました。9段巻いていますので9センチの高さになります。
②巻いた紐が崩れないように糸や . . . 本文を読む