世界遺産登録から 一年が経ちます 。
お客さんは来ていますが 、未だに心もとないことがあります 。
それは 展示している土器についての解読が全くできていないのです。
どこの遺跡も同じだと思います。
土器には 縄文人の 文化や 精神が 込められていると感じています 。
それらの解読がどこの遺跡も行われていないのが実状です。
縄文時代の本当の文化や生き方を知るには縄文土器の解読を除いては考 . . . 本文を読む
縄文土器の形「土器の器形は地形」と定めています。
「尖り底土器は、河口」「円筒形土器は深い海」
その中間と思う鉢形土器はどのような地形になるでしょうか
北海道の土器を調べていると 鉢形の土器が非常に多く目につきます。
ということは 北海道の大地は 広々としていて河川 がうねるように 走っています。
その河川の流域に住んでいる人達の土器だと察しが付きました。
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縄文土偶の姿
三内丸山遺跡の土偶
ここにある土偶は、 三内丸山遺跡の「十字架土偶」と言います。 この土偶の顔と思う部分を見るとお面 のような顔が張り付いています 。
これで思いつきました 。
お面をかぶせて「ヒト化」するための表現方法なのです。
土偶というのは 「生きものの効き目」を 表しているのです。
この生きものは サメと思 い ます。ハンマーヘッドを持っ . . . 本文を読む
北黄金・物語(壁立住居)
縄文時代の住居は土葺き屋根の住居ですが、北黄金貝塚では壁立ちの住居にしています
この根拠は対岸の八雲町の壁立ちの家といわれる軽石の住居の形をした遺物が出てきました。
これを参考にして設計したのです。
近くの森町の遺跡からはイカの形をした遺物が出土しています。
この家形の住居はよく見るとイカの足が壁になって作られていたのです。
よく見ると家のよう . . . 本文を読む
水場の祭祀場
北黄金貝塚には湧き水が3ヵ所あります。今でも水を湧き出して海まで小さな川を作っています。その近くに〈水場の祭祀場〉と言われているところがあります。
ここには磨石とか石皿とかが合わせて1200個以上も積むように出土しています。
当時のままの露出展示をしている場所です。
情報センター内にも実物を山のように展示しています。
湧水は命の再生を願っている清い水 . . . 本文を読む
北黄金・物語(石皿)
北黄金貝塚には磨石と石皿というのがたくさん出土します他の遺跡にもたくさんあるかと思えばどうも北黄金貝塚独特のものだと感じます
北黄金貝塚の石皿というのは大きな重い石です片面を平らに削って少し凹んでいますが「鋭い穴」がいくつも空いている。
一体この鋭い穴をどのように穿ったのか聞いたところ誰も答えてくれません。この謎が今でも解けないのです。
石皿がたくさん出土する . . . 本文を読む
北黄金・物語(石皿)
北黄金貝塚の情報センターに石皿を台にして物を置いてすりつぶすという設定されて説明されています。
磨石と石皿
この石と セットになって 出てくるのが すり石と言う だるまのような形の石です。
今回は台になっている石皿を説明しようと思います
拡大して物を見る癖がついてますので、この石皿を拡大して見ました。すると驚いたことがあります。
はっきりと見えませんが
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北黄金・物語(土偶)
小さな土偶がガラスケースに入っています
土偶というのは生き物の効き目をヒト化した姿にしていると解釈しています。この生き物の正体はなんだと思います。
頭を見ると二つこぶのように丸いものがついています。
この姿は髪の毛を丸めたものとして扱っています。
土器を覗いている女の子の姿が描かれています。この頭に二つの髪の毛の塊が作られています。
しかし実際はこの頭のこぶは . . . 本文を読む