北黄金・物語(円筒土器)
丘の上に大きな貝塚があります。貝塚にはウニとカキが多いようです。ハマグリはほとんどありません。サカナでマグロの骨もあります。イルカなどの海獣類の骨もあります。
陸上の動物の骨もあります。シカが大切な重要な生き物だったと思います。丁重に扱っています。
海の生き物と陸の生き物を利用していたことになります。
丘の麓には湧き水が湧いていて海まで川になって流れていた . . . 本文を読む
北黄金・物語(尖底土器)
ハマグリの貝塚の時代は「尖底土器」を使っているのです。不思議にも先の尖った安定の悪い土器なのです。
土器というのはその尖底の形にする意味があるのです。意味のない土器を作るとは思えません。
この時代に魚を捕る網につける「おもり」が出てきます。
尖り底土器は「山から下るサケの上る川」と解釈しておきます、
ここではハマグリをとりサケをとっている生活環境だといえる場 . . . 本文を読む
北黄金・物語(火山灰)
「噴火湾」の周囲を取り囲むように恵山岳 北海道駒ヶ岳や有珠山に樽前山などの活火山が活動しています。
北黄金貝塚の 対岸には駒ヶ岳が 見えます。
この駒ヶ岳が大噴火したときの火山灰が北黄金の丘にも積もっているのです。
情報センターの中の剥ぎ取りの貝塚を見てください。貝塚の下の方に火山灰が見えます。
この . . . 本文を読む
儀式用
北黄金・物語(骨角器のスプーン)
これも儀式用の道具でアイヌの人達はイクパスイと言っていますそれと同じ働きをする用具だと考えます。2本並んでいますがどちらも欠けたりしています二つの部位を合わせると完全なひとつの形になります。
想像してみてください!アイヌの人の風習を参考にしています、。
この用具には「目」「鼻」「耳「口」が付いています。効き目を伝えるように考えたと思います。人の機能 . . . 本文を読む
北黄金・物語(クジラの骨の刀)
北黄金貝塚の宝物コーナーが入口の近くにあります。
そこに「クジラの骨でできた刀」と名称が書かれた遺物があります。実際に切るということでなく形が刀に似ているので名前をつけたのです。儀式用に使う重要な品物と解釈しています。
この形や模様にも意味があると考えています。
これをよく見ると手元の方にギザギザがあります
それから丸い穴が空いてたり
途中取っ手をつ . . . 本文を読む
北黄金・物語(煮炊き)
土器は「煮炊きの用具」
実際に縄文土器で煮炊きをした人がいるだろうか。
今まで縄文土器で煮炊きをした実践を見ているがお湯は沸騰までしない。
最後は焼けた石をいくつか入れて沸騰させる。
それから土器は煤で真っ黒になっている。
今見ている遺物の縄文土器は真っ黒になっていない。一部に黒いところがあったとしてもあれは祭祀用の行為であろう。
とにかく煮炊きして黒く煤 . . . 本文を読む
北黄金・物語(はじめに)
縄文土器の解読を試みて縄文人の生き方や感じ方が少し分かってきた気がします。
何分にも事例も証拠もない解読をしてきました。
解読してきた縄文の見方を再度、北黄金貝塚の遺物に焦点を合わせて考えてみるつもりです。
縄文人の視点に合わせて北黄金貝塚の遺物、遺構の解説ができるでしょうか?
「縄文物語」と題して何回か続けたいと思います。
何しろ「縄文楽 . . . 本文を読む