縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「垣の島遺跡」「北の縄文」07

2019年04月26日 | 土器
「函館市(旧南茅部町) 垣ノ島(かきのしま)A遺跡は、噴火湾に流れる垣ノ島川左岸にある縄文時代早期から晩期までの複合遺跡です。垣ノ島B遺跡は垣ノ島川右岸にある早期の集落と土坑墓群が発掘されています。」と解説されています。約9000年前の漆副葬品です。実用でなく儀式で使用したものでしょう。この本体は何かを、次にある「香炉」と考えてみました。両方ともウニを模したものと考えました。◇願いを送る仕組みがあ . . . 本文を読む
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「臼尻B遺跡」「北の縄文」06

2019年04月26日 | 土器
「函館市(旧南茅部町)臼尻うすじり B遺跡は、噴火湾を望む標高約35~40mの海岸段丘にある縄文時代中期後半の集落跡です。8次の調査で330軒もの竪穴住居が発掘されています。」が遺跡の概要です。シカの絵画土器が有名です。この地域は、なだらかな丘陵地帯で、シカがいるのです。そのシカを「落とし穴」を造って捕獲している様子が土器からわかります。落とし穴の上に土をかぶせているようです。「土器紋様は生活環境 . . . 本文を読む
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「サイべ沢」「北の縄文」05

2019年04月26日 | 土器
「函館市のサイベ沢遺跡は、縄文前期初頭から中期末までの約2000年以上におよぶとみられる大規模集落跡です。」とある。「山」の土器の不明な部分を下の画像で示します。鮮明な画像があったのです。◇「海」の土器ですが「コンブ」が浜から丘に登る地面にも干してあるようです。不明の部分は、拡大して示します。◇「コンブ加工場」とした理由は、丸が普通に使われますが、少し角ばっているのが気になりました。それで建物の中 . . . 本文を読む
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「添山遺跡」「北の縄文」04

2019年04月26日 | 土器
添 山 遺 跡 (北斗市)▲遠景北斗市(旧上磯町) 添山(そえやま)遺跡は、縄文晩期後半頃を中心とする 亀ヶ岡文化(かめがおかぶんか)の生活道具を廃棄した場所とみられます。遺跡からは石囲いの炉が発見された他に、竪穴住居跡などの遺構はありませんが、大量の土器や土製品、石器などがまとまって出土したことから、「土器塚」のような場所であったものと考えられます。」と解説されている。◇「土 . . . 本文を読む
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「札刈遺跡」「北の縄文」03

2019年04月26日 | 土器
札苅遺跡「木古内(きこない)町 札苅(さつかり)遺跡は津軽海峡に面した海岸近くにあり、 縄文晩期のお墓が数多く発見されています。発見された60を数えるお墓は、一定の場所に集中する傾向にあり、繰り返して造られた集団墓地であったようです。また、この半数以上のお墓の中から、副葬品として土器や石器などが多数出土しています。」と解説されています。この土器に丸く剥げたところは意識して作られたと想像できます。右 . . . 本文を読む
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「湯の里遺跡」「北の縄文」02

2019年04月25日 | 土器
「立石」「山並み」「知内(しりうち)町 湯の里(ゆのさと)遺跡群は、知内川沿いの台地上に、縄文前期から晩期の各時代にかけて分布する6つの遺跡です。この中でも、 立石遺構(りっせきいこう)の湯の里1遺跡、二重のストーン・サークルの湯の里5遺跡、漆塗り製品の湯の里3遺跡は、いずれも縄文後期の祭祀に関係した特徴的な遺跡となっています直径7m弱の範囲に大小二重の環状となるように、自然石を配置したストーン・ . . . 本文を読む
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「舘崎遺跡」「北の縄文」01

2019年04月25日 | 土器
仮説1 「山頂」「道」「山と海」 「北の縄文、遺跡紹介」を参照しています。土器が明確に画像として示されているものだけになります。それに想像して物語れる遺跡になります。「福島町 館崎遺跡は、縄文前期後半から後期初頭にかけての長期間にわたって営まれた、円筒土器文化が中心の集落跡です。日常生活で使用されていた土器などの大量の生活道具を、一定の場所にまとめて廃棄したとみられる大規模な「土器塚」が特徴となっ . . . 本文を読む
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『伊勢堂岱板状土偶」は「カメムシ」

2019年04月25日 | 土偶
「環状列石の石の下に、死者を埋葬した土坑墓が確認されており、祈りやマツリの道具も多く出土しています。環状列石Bの土坑墓から完全な形に復元できる板状土偶が出土しました。伊勢堂岱遺跡からは200点近くの土偶が出土していますが、土偶は何らかの願いを込めて壊されたのか、ほとんどは破片で完全な形に復元できたのは1点のみです。この土偶は『伊勢堂岱遺跡出土板状土偶』として秋田県の文化財に指定されています。」と解 . . . 本文を読む
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「合掌土偶」は「モグラ」

2019年04月23日 | 土偶
「是川縄文館に展示されている国宝 合掌土偶。合掌土偶は縄文時代後期後半(約3,500年前頃)のものであるとされ、高さ19.8㎝、幅14.2㎝、奥行き15.2㎝。是川縄文館から新井田川を挟んで反対側の風張遺跡で発掘された。」と説明されています。 「土偶は動物の生きる力を借りて命を宿し命を産むための願」と仮説としています。 この土偶も動物と思っています。♢頭に帽子上の異物をのせている。♢肩にコブがある . . . 本文を読む
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土器紋様「有珠山」03

2019年04月22日 | 土器
縄文後期の土器です。今から約3500年前の縄文時代です。「入江式紋様」の土器が現れます。環境に異常事態が起きたような気もします。入江式土器の模様が現れたのは有珠山の噴火が関係しているようです。なぜか、土器(外輪山)に目立つ「突起」が見えません。よく見ると、土器の口縁が外側に反っています。ラッパ状といえます。外側が高くなっているということは、外輪山だと想定できます。まだ、有珠山の外輪山内で火山活動が . . . 本文を読む
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