縄文土器の解読
次の土器がネット上に目につきました。
この土器を解読してみます。
① 土器の特徴を観察します
・上部がラッパ状です
富士山のような目立つ格好の良い山があると思います
それも、火山だろうと設定しました。
・下部は鉢形です
裾が広がって大きいことを表しています
②土器の産地の地形を探します。
「国内最古級(約1万3千年前)の食べ物も展示!都城歴史資料館企画展」開 . . . 本文を読む
縄文土器の課題
なぜ、このような土器の「器形」や「模様」が造形されたのか。
これは北黄金貝塚の土器です。「底の無い土器」にも意味があるのです。
各遺跡にも土器が出土していると思います。
縄文土器には縄文人の意識がこもりさまざまな情報が盛られているのです。この情報を見つけることこそ縄文土器研究に課せられた課題と考えます。
とにかく各遺跡で「縄文土器の解読」が必須です。
目 次
1、縄 . . . 本文を読む
土器の変遷土器は変化します。発展という感じでなくて自然環境で変わるという感じです。
ここに北黄金貝塚の二種類の土器があります。
上の方は先が尖った「尖底土器」と言い縄文前期の土器です。暖流が流れ「温暖な時期」でハマグリの貝塚が丘の奥にあります。遺物には石錘という魚網につける錘が出土します。
麓の河口でサケなどを網で捕獲したりハマグリを採っていたことがわかります。
下の段は茶筒のような「 . . . 本文を読む
土器の用途
またまた「煮炊き」が出てきます。この土器は静内中野の尖り底土器です。
見た通り煮炊きをするような土器ではありません。
土器の解読はだれもが認める様な内容が必要です。
ここに専門家の文面を提示します。
「世界の土器の用途を見ると水の運搬 食べ物の貯蔵 神様の供物 墓の副葬品など色々だが、縄文土器は当初から尖頭の深鉢が多かったことを見てもわかるように食べ物の煮 . . . 本文を読む
「煮炊き土器」が意識に。
「縄文土器は煮炊きをする用具ではない」ということはを何回も唱えている。
しかし頭の中に「煮炊きをするもの」という意識がこびりついている。
分かってはいても頭のどこかに浮かんでしまう。
ここに煮炊きをしたという証明される土器が顔を出します。
土器の下の方は黒くすすが付いているのです。
自分も「煮炊き土器」に同意見で納得していました。
ここに北黄金貝塚の円筒 . . . 本文を読む
縄文の素顔06
煮炊きに使う土器というのは実在するのだろうか。
結論からいうと煮炊きに使う土器というのは実在しない。
土器を見ても煮炊きした形跡が見られない。
次の時代の弥生時代の土器にもカメ形土器は煮炊きをすると説明を見たが土器を見ただけで無理だと感じる。
北海道では擦文時代といっていっているが土器で煮炊きはしていない。
弥生時代に煮炊きする土器というのはなかったことになる。米を . . . 本文を読む
}縄文の素顔05(製作)土器の製作縄文土器に 繊維が 混入されている。 そして、 現在は土器の製作には 長い粘土ヒモを 巻き上げて 輪積みの方法で製作するのが一般的である。
土器を拡大して見ると よくわかるが 細い糸が 見つかたっり繊維が見つかるのです 。
輪積み方法でなくて 別な方法で 土器 が作られていると感じます。
ほとんどの土器に繊維が下地に作られているのが見られる。最古といわれる土 . . . 本文を読む
土器の素顔
土器に組み込まれた模様と貼り付けたり描いた模様の区別がつかないことがあります。
北黄金貝塚の器形は円筒形で模様は海と山の上下の2段になっています。
二つの土器を観察しています。
海は深く深く作られています
「模様」は海の波を縄文で表現しています。
山部には森林や貝塚が作られているのです。
成形後に削った所が貝塚です。
まとめ
土器の形はその土地 . . . 本文を読む
土器の素顔03
土器の器形は地形
土器の形や模様は自分たちの住んでいる所の地形や生活環境を模していると仮説を立てています。
まず「器形」である形は自分の住んでいる大地の「地形」と想定しています。
例えば
・「丸底の土器」は形が丸く浅くなっている、つまり沼とか湖のあるところになります。
・「尖り底の土器」は山間の谷から流れてきて海に注ぐような河口などを表している。
・北黄金貝塚にある「 . . . 本文を読む
縄文の素顔02
「縄文土器は煮炊きの用具」
当初からこのように決定されている様に思えます。
ですから、大平山元遺跡から出土した最古の土器も煮炊きの用具と扱っているようです。自分も煮炊きの道具だと土器を解読する前は疑いなく信じていました。今も信じたいものです。
だいたい、土器と言うのは大陸では畜産や農業が起こって作物を保存する必要のために作られる様になったと聞いています。煮炊きの用具ではなか . . . 本文を読む