尖底土器時代は、暖かくハマグリの生息する時代でした。海岸線も丘の近くまできていて、ハマグリ主体の貝塚をつくって生活しています。住居は見つかっていません。この丘から「すり石」と呼んでいる道具が大量に出土しています。
しかし、このような石器は、次の時代(円筒土器時代)の石器と思います。尖底土器を使用していた時代の石器は、少し扁平で「すり石」といった用途がはっきりとわかる石です。展示物から引用していま . . . 本文を読む
B貝塚は、下まで調査していないようです。表面の10~20センチメートルだけです。なぜなら、水場が発見されて、そちらに重点をおいたのでしょう。何か残念な気もします。貝塚からは、マグロなどの骨も出土しています。釣り針は見つかっていませんが、石錘が出ています。
投網の錘といわれています。網でマグロなどもとったのでしょうか。情報センターには画像があります。説明はいりません。
一体 石錘を網にいくつ . . . 本文を読む
先の尖った土器の作り方も、よく理解できないし、火にかける方法も、色々と説があります。面白そうですね。また、同じ土器だが、お許しを!
この土器を調べて見ようと思います。煤のついているところ、焼けて赤くなっているところなどありそう。
三重県の四日市内の中の山遺跡で「煙道付き炉穴」が見つかりました。一方に土器をかけて、一方から火を焚いて熱する。ホントか?北海道には出土していないようだ。
北黄金 . . . 本文を読む
秋晴れの好天です。北海道の地震や台風の影響で、延期になった小学校が修学旅行で来ていました。丘に子どもたちの声が聞こえるのは、活気を感じていいものです。
そうはいっても、小規模校だったのか伸び伸びと時間が足りないくらいになってしまいました。
特に感心したのは、「ありがとうございました」と一人一人が言葉をかけて帰って行ったことです。ガイドにとっては、何よりの御馳走です。
登別の「時代村」によ . . . 本文を読む
土器に繊維が含まれる
苗ケ島 大畑遺跡「赤城山の南麓にある早期の遺跡では、大型の土器をつくるために、粘土のなかにススキなどのイネ科植物の繊維を混ぜている。その理由は不明な部分が多いが、土器を焼くときにイネ科植物に多く含まれるガラス分が溶けて土器を硬くさせる効果があるのかもしれない。早期、鵜ケ島台(うがしまだい)式土器。」ネットより引用、参照
このように繊維を塗り込んだ土器があるのは確かです . . . 本文を読む
B貝塚はハマグリの貝塚といえます
ハマグリと言えば「桑名の焼き蛤」という文言が出てきました。三重県の桑名は今でも「焼き蛤」で有名なところのようです。焼き方は、ここでは書きませんが、しゃれ言葉で「その手は桑名(食わない)の焼き蛤」と使います。
食べ方は「焼いて食べる。」というのも縄文時代にもあります。焼いた貝も出土します。
千葉県に加曽利貝塚という日本一大きな貝塚があります。焼くというより . . . 本文を読む
B貝塚付近の遺跡になる前の風景です。畑ですが、白いところが「ハマグリ」の貝だというのです。遺跡だということが明白です。札幌医大が中心となって発掘 調査をしています。 ※情報センター内のパネルから画像を借りています。
ハマグリは温暖な気候だったことを示しています。海水面は、陸地の方に入ってきています
入口の絵が、当時の風景を表しています。丘のふもとまで海がきていたのです。縄文海進と . . . 本文を読む
ハマグリは、暖かかった時があった証といえます。6000年前は、温暖な気候だったのです。今年(2018年)の夏は猛暑といわれる日が多かった、雨や台風も頻繁に日本列島に襲っています。
おまけに、大きな地震まで起きています。つけたしのページになります国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は2030年には1.5度の気温上昇が起きるという報告書を発表しています。
①上昇気温を2度にしたら気候 . . . 本文を読む
B貝塚は、直径10メートル位の丸い形に作られています。今の畑の地面に貝が散らばるように出ていたのです。ほとんどがハマグリですが、その他ホタテやアサリなどの貝も含まれています。
縄文時代の「ヤマトハマグリ」といわれる在来種は、現在は生息していません。気候だけでなく環境もかわりました。
ハマグリは今より温暖な気候で内湾のきれいな海水の砂泥底に生息するといわれます。
気候としては仙台以南ですが . . . 本文を読む
それでは、公園に入っていきましょう。
歩く小道は整備されて歩きやすいようになっています。
縄文の丘の一番奥にある山側の貝塚に行ってみます。
丘の高いところで、対岸の「駒ヶ岳」が見えます。
縄文時代は噴煙を上げていたと思います。
こちら側の有珠山も噴煙をはいていたでしょう。
先ず、一番遠くにある「B貝塚」に行きます。
やっと奥にある貝塚に着きました。息も切れるほどの人もいると思い . . . 本文を読む