縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

土器紋様「有珠山」03

2019年04月22日 | 土器
縄文後期の土器です。今から約3500年前の縄文時代です。「入江式紋様」の土器が現れます。環境に異常事態が起きたような気もします。入江式土器の模様が現れたのは有珠山の噴火が関係しているようです。なぜか、土器(外輪山)に目立つ「突起」が見えません。よく見ると、土器の口縁が外側に反っています。ラッパ状といえます。外側が高くなっているということは、外輪山だと想定できます。まだ、有珠山の外輪山内で火山活動が . . . 本文を読む
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土器紋様「有珠山」02

2019年04月22日 | 土器
入江貝塚の縄文中期(約5000年前)の土器を取り上げます。特徴は4隅に突起があることです。先ず驚いたのは、噴火口とした「赤い◎」があることです。火口から泥流が流れて火山灰も降り積っています。火山灰は細かい波のように表現されています。突起の部分も下の画像のようにボコンと飛び出た感じはしません。上の画像と下と結びつけるには、 「噴火があり、泥流や火山灰を噴出して、その後地下から山が隆起してきた」と考え . . . 本文を読む
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土器紋様「有珠山」01

2019年04月22日 | 土器
入江高砂貝塚館の土器を見て、我ながら驚いた。土器に有珠山の隆起、噴火、泥流などの様子が読み込まれているのである。重要なことは「土器紋様は生活環境」ということの事実です。また、何のために土器を作るかは「自然への感謝」と今は書いておきます。有珠山と実名で書いていますが分かりやすいので使っています。縄文前期(約6000年前)の有珠山を土器で見ます。物語を作っているともとられても致し方ないでしょう。海岸線 . . . 本文を読む
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