本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

田崎の陸橋 6月1日より 迂回路へ

2008-05-26 23:45:27 | 住職の活動日記
 今日のお参りの途中、道筋が田崎の陸橋の下を通るのです。

大きな迂回路の、陸橋が出来ていました。

 ここだけは、踏み切りが作れないようです。ちょっと複雑な迂回路になっているようで

す。

 地図を見てますと、先日通行止めになった 『 谷山トンネルの陸橋 』

6月から通行止めになる 『 田崎の陸橋 』 そして7月より通行止めになる

『 春日の陸橋 』 、この三つがJRを跨いでいる大きな幹線になります。

この三つの陸橋で、熊本の東と西をつないでいるのです。

だから、ここが踏み切りや回り道の陸橋となると、当然混雑します。


 それにむけて、西回りバイパスも少し整備されたのだと思います。

東バイパス、西回りバイパスを上手に使って、ちょっと遠回りになるかもしれませんが

混雑しないと思います。


 写真のカーブしている陸橋が新しく架けられた、迂回路の陸橋です。

 黒い部分が現在ある田崎の陸橋です。
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八つの命がやってきた

2008-05-26 23:32:41 | 住職の活動日記
 お参りも終わり、3時過ぎ帰山。

お不動さまの準備にと、思ってましたら、 「 ピン~ポン~ 」

本荘小学校の子どもたちがやってきました。 「 子猫をもらってください! 」

「 8匹います。1っぴきでも、お願いします。 」

事情を聞くと、かみぶくろにいれて捨てられてあったそうです。

「 ずっとお願いして回ったのですがどこも飼ってくれません。 」

まあ~、なんとかしなければ、

 菩提樹苑にいる、お嫁さんに電話、

早速、ミルクや離乳食、それにミルク用のスポイトを持って駆けつけてくれました。

 それからがてんやわんや、スポイトでオッパイやったり、

泣き声もたくましく、すごい大合唱です。


 しかし、元気のなかった一匹、来た時から動きません。血便が出てるようす。

なんとか、少しミルクを飲み、タオルでくるんでいると体温も戻り、小さな声でかすかに

泣きました。 元気になるかも?

 10時ごろには、冷たくなってきました。最後の力を振り絞って、大きく二回ほど息を

しました。  これが息を引きとるということなのか。

 ほんとに短い命、子どもに拾われ、少しミルクも飲んで、私と家内の手でナデナデして

もらって、いってしまいました。


 拾った話を聞きつけた、子ども連れの若いご夫婦がお見えになり、一匹はもらわれてい

きました。

  今また、お休みのミルクタイムです。6匹になりましたが、元気で、泣き声も大変

離乳食やミルクを飲んで、膝の周りで遊んで、 です。

 なんとか、いい里親さんが見つかるといいのですが、

どうかよろしくおねがいします。 
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今週の言葉5/26~6/1

2008-05-25 22:38:48 | 今週の言葉
    おれは、
人間のいいところをみる、
     その方が面白いよ。
                       渥美 清


 『 ふうてんの寅さん 』 で有名な 『 渥美清 』 さんの言葉です。

簡単なようで、薀蓄のある言葉です。

 仏教も基本的には人間の良い点を根底に据えて見守っていくと言う考え方だと思いま

す。

 室町時代の武将 『 足利尊氏 』 は

『 人の悪を見る者は、己の悪を見ず 』 といっています。

 人の批判だけしている人は、自分の悪い点は見ないというのでしょう。この言葉も一つ

の真理を表していると思います。

 ところが、やっかいなもので、どうも、『 人の悪口 』 となると盛り上がるもので

す。

 以前、聞法会のとき、先生が 「 人の悪口ほど面白いものはないね~! 」 といっ

ておられ不思議に思ったことがあります。

 『 なぜだろう ? 』 とそのときはわかりませんでした。

『 こそこそ、悪口言うから、ダメだ! 明るく悪口言え! 』

 これもまた、わからない言葉でした。『 明るく悪口、それも堂々と言え! 』


 今思うと、これは単なる悪口ではなく、深い人間洞察なのですね。

ちょっと分かりづらいかも知れませんが、悪口に聞こえていたのですが、実は

人間の深い痛みに対する、慈悲の言葉でもあるのです。 

 人間としての 『 性 さが 』 というか、同じ悩み苦しみを持っているやないか!

どうすることもできん。その見抜いたところから出てくる言葉が 『 悪口 』 なので

すが。 


 昔、法然上人と盗人の耳四郎でしたか、その盗人が法然上人に打ち明けるのですね。

話は分かった、げど、昔から身についた習慣で人をみたら、頭で思うより先に手の方が

出てものを盗ってしまう。どうしたらいいでしょう。

 『 おまえが欠け茶碗なら自分は割れ茶碗 』 同じものを持っているじゃないか。

と、共にお互いの業に泣いた、という話があります。


 だから、いい点というのも、うわべだけではなく、一旦は人間の 『 悪 』 を共に

知った上で、 『 いいところを見る、その方が面白い 』 となるのでしょう。
 
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アゲハの幼虫

2008-05-25 15:23:03 | 住職の活動日記
 昨日の強い雨、一日降り続きました。時おり、強く、よく降りました。

今朝一番に気になったのは、アゲハの幼虫です。

 今年もやってきました。山椒の木が好きで、いつもやってきます。今年は、昨年、植木

屋さんが切ってしまったので、小さな新芽で、アゲハ君のご飯にしたら少し少ないかもし

れません。

 昨日の雨にも負けず、元気にしていました。


『 胎・卵・湿・化 』 ( たい・らん・しっ・け )

 仏教では命のあり方を四つに分けて考えています。

『 胎生 』 哺乳類の生きものです。母体から生れるもの。

『 卵生 』 呼んで字のごとく、卵から生れるもの。

 ( 先日、安産のお祓いにお見えになりましたが、暑くて、しんどそうでした。

   人間も卵で生れたら楽かもしれませんね?

   そしたら、愛情も薄くなりますよ。

   そうですね、なおさら人間の謙虚さがなくなりますよね。

   そんな話を思い出しました。 )

『 湿生 』 涌いて出るというか、このアゲハも厳密には卵でしょう。

 でもその命はどこかに隠しているのですね。池のフィルターにもいつの間にか、

糸ミミズのようなものがいっぱい生れています。どこから来たかわかりません。

 アゲハも大きくなってチョウチョになって飛び回っても、たぶん銀太を始め猫たちの

餌食になってしまいます。でも、いつのまにか、どこかに、次の命を隠してつたえている

のです。

 そういう生きものを 『 湿生 』 といったのでしょう。

『 化生 』 よくわかりませんが、突然現れる、まあ昔の方は 「 お化け 」

みたいな存在を当てはめたのかもしれません。



 アゲハ君ではありませんが、良くぞ毎年命をつないでいくものだと感心します。

銀太にやられないように元気で育つことを願っています。

 銀太!捕まえないでくれ! 
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新人です、どうぞよろしく

2008-05-24 23:03:26 | 住職の活動日記
 菩提樹苑の事務所には、また新しい新人さんが増えていました。

なんと、3匹もいます。2匹はたくましいのですが、1匹はどうも元気がないようです。

一番元気ものの私は 慧亮部長により 『 マロン 』 命名していただきました。

 今月亡くなった、『 クリちゃん 』 に似てる所から、単純にそうなったようです。

他の兄弟達も順次、名前がつき、またいろんなご縁があることと思います。

 3匹の姿、とてもやんちゃで、仲良く3匹が遊びまわっています。遊びおわると、机の

上の籠に入って、おねむの時間です。 

 一番楽しい時でしょう。見ていても飽きません。なんともかわいい!!


 どうか元気で育ってくれるように、祈っています。
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ご苦労さまでした!

2008-05-24 22:49:46 | 住職の活動日記
 昨年暮に頂いた 『 シクラメン 』 ずっと花を咲かせつづけ、そろそろ花も終わり

実を結び始めたようです。

 約半年の間、楽しまさせて頂きました。

 作られた方の愛情を感じます。丹精こめて作られたのでしょう。

以前にも書きましたが、一粒の種から、ここまで大きくされた。その間涼しい山間部へ運

ばれ、鉢植えを繰り返し、見事なまでの大きさに育て上げられました。

 花も次第になくなっていきます。葉っぱの方はまだ青々としていますが、やがて葉も枯

れ、球根は眠りに入ります。

 『 涼しい所においておくと、来年、また芽が出てきますよ。』 

と、教えていただきました。

 毎年頂いていたのですが、いつもは、花が終わると捨ててしまったようです。

今回は、縁の下でそっと眠っていただき、来年を楽しみにしたいと思います。

 立派な花を有り難うございました。本当にご苦労さまでした。来年もよろしく、

元気で芽を出してください。!


 この写真を、しゃがみこんで撮ってましたら、「 ヘンなおじさんが悪いことしてる

格好に間違えられてしまいました。!」 たぶん、防犯カメラにはそのように写ったので

しょう。

 『 ヘンな人 捕らえてみれば オヤ! 住職 』 

                    ( 字あまり ) おそまつ
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大動脈瘤破裂! 無事生還!

2008-05-23 22:23:40 | 住職の活動日記
 『 お蔭さまで無事退院いたしました。! 』 と車をご自身で運転され、

お礼参りにお見えになりました。

 今年の正月2日、奥様と息子さんの二人でお見えになり、

『 主人が倒れました。 ダメかもしれませんが、特別に護摩を焚いてください。 』

お聞きすると 「 大動脈瘤破裂 」 「 何とかお願いします。」

 普通は、救急車の中で亡くなる方も多いそうです。

 ( この方、すべてのいいご縁が重なったのでしょう。ほんとうに奇跡のような生還で

   す。 )

 「 その時は、痛かったんですか? 」

 「 なんともなく、意識が遠のいて、救急車! 奥様の110番ね!

   違う! 119番や! 」

 というところまで覚えていて、後は記憶がなかったそうです。

『 熊大 』 での手術も、後から聞いてみると、とても素晴らしい手術でちょっとした

話題になった、という事らしかったようです。

 また、その執刀された先生も、お正月なのにお屠蘇も上がっておられず、すぐ駆けつけ

るその途中から手配をされて、病院に着くなりすぐ手術をされた、ということも本当に、

とてもいいご縁が重なったのですね。

 しかし、集中治療室では、重病の患者さんばかりで、次々と亡くなっていかれ、

身内の方や葬儀社の方の出入りで、 『 生きた心地はしませんでした。 』

次は自分かも、何とも心細くなりました、と今では笑い話で、助けていただいたこの命

何かのお役に立てれば! 生き生きと話して帰ってゆかれました。


 この 『 龍の彫刻 』 この方から頂いたものです。あわや遺作になるところでし

た。熊本でもあちこちで教室を持っておられ、皆さんからとても慕われておられる方なの

です。


 皆さん方のためにも、是非今後のご活躍を、無理をされない程度に  !

お祈りいたしております。
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本蔵院も、ちょっと有名かな?

2008-05-23 21:49:13 | 住職の活動日記
 今日届いたお手紙、よく見ると 『 本蔵院 』 という名前だけで住所がありませ

ん。よく届いたな~と驚いていました。

 かろうじて、郵便番号を頼りに、たぶん配達の係りの方のご好意と言うか、お心配り

の、お蔭でしょう。

 先日は、「 市内特別郵便・バーコード付き 」 の一件では郵便局に苦言を呈してま

したが、今回はご配慮、誠に有り難うございました。    
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お経の稽古

2008-05-22 22:55:11 | 住職の活動日記
 いつもの兼平さん、いつもは、般若心経とか一緒に稽古をしていますが、

今日は何かしら 『 理趣経 』 ( りしゅきょう ) に挑戦してみようと、思ってましたら、

ご本人からも、一度 『 理趣経 』 を教えてください、との願いもあり、

お互いの気が合ったところで、チャレンジしてみました。

 真言宗でいつも読む、このお経は 「 漢音 」 で読むので、どことなく

聞きなれないと言うか、不思議な響きなのです。

 一度聞かれた方は、また聞いてみたいと思われるでしょう。

例えば、 「 如来 」 という言葉ですが、普通は ( にょらい ) と読みます

ところが、理趣経の中では ( じょうらい ) と読むのです。

 すべてにおいてそうですので、最初に習われる方は面食らうと思います。

私も、最初に習ったときは、マンツーマンで頭を叩かれながら覚えました。


 この 『 理趣経 』 の響きは猫にとっても、とても心地よいのでしょう。

私の周りでゴロゴロしていた 『 銀太 』 ついには、大の字になって寝てしましまし

た。  

銀太とはお互い気が合うのでしょうか、いつも私のそばにやってきます。

私のカメラも銀太の割合が多くを占めています。

 聞法会のときも座の中心におりますので、なにかしら毛穴から仏法が入っているのかも

しれません。

 幸せな奴です!! 
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たまねぎ君 日光浴!

2008-05-22 22:35:11 | 住職の活動日記
 縁側にたくさんの玉ねぎが行儀よく並んで 『 日光浴 』 です。

「 なんですか ? 」

「 玉ねぎはこうやって日に当てて表面の水分を飛ばしておくと日持ちするのです 」

「 ヘ~ へ~ へ~ 」 です。そうなのか! ポン ( 納得 )


 帰りにおみやげに玉ねぎ君を頂きました。

今日の夕ご飯で、粕汁を作ってくれました。その中に玉ねぎ君もちゃんと入ってました。

玉ねぎの切り口を見ましたが、とても立派です。切った後が少し盛り上がっています。

やはり、新鮮な証拠でしょう。

 久しぶりの粕汁もとてもおいしかったですよ。少し前に阿蘇に行った折、南阿蘇の酒蔵

で求めたものです。 


 玉ねぎ作りの名人、町の巨匠に感謝    
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