本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

今日感動したひとこと

2007-02-22 23:35:03 | 住職の活動日記
 『お金持ちになろうと、思ってはいけません。
  
  有名になろうと、思ってはいけません。

  偉くなろうと、思ってはいけません。』

 一生懸命やった結果、お金持ちになった、というのであればよい。

お金持ちや、有名になる事が、人生の目的になってはいけません。

 岡崎市にある「樹研工業」の社長さんのお言葉でした。

テレビを見てまして、ほんとに素敵な社長さんだな、と思いました。

 たぶん、ご存知の方も多いと思います。

 松浦元男という社長さんです。100万分の1グラムの歯車を作られた方です。

「樹研工業」さんで検索されるとたくさんでています。

ご覧になる事をお勧めします。
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腰痛

2007-02-22 23:21:01 | 住職の活動日記
 20日の朝、起きると腰に痛み、

「なんだこれは」自分の体なのに、なんか違う、

何とか一日我慢して、だましだまし、体を使う、

『腰』という字は、月に要、と書くように、体の要だ、

なにをするにも、億劫になる、気持ちが集中できない、

 しばらくは、腰痛とも無縁でした。

 柔軟はやるし、腹筋も鍛えて、開脚もできるようになったのに、

「なんでだろう」

 思い当たるのは、19日の体力測定か、

垂直飛びでの着地がいけなかったのか。

 人の腰痛は、自分がなって見ないとわからない。

『いままでは 人のことだと 思いしに わしの痛みは こいつぁ たまらん』

と、人の歌をもじって見ました。
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a cool head and warm heart

2007-02-21 09:54:49 | 住職の活動日記
クールヘッド・ウォームハート

 これは英国の経済学者A・マーシャルが、
『暖かき心情と冷徹なる頭脳』、これが経済学徒の条件である、といっておられます。

 仏教には『菩薩』(ぼさつ)という、人間のあり方があります。
よく、ご存知の所では『地蔵菩薩』『観音さま』(観世音菩薩)など

 この菩薩という仏さまの働きは、と端的に言うと

『限りなき慈悲それは静かなる智慧』

ということになります。
英語で言うと『クールヘッド・ウォームハート』といことになると思います。

先日の「今週の言葉」
鉄の錆は 鉄より出て鉄自身を腐らせていく
、という言葉がひっかかってまして、
 錆と言うのは人間の煩悩(欲望)のことですよね。

この人間の錆にたいして、それに打ち勝っていく言葉が
『a cool head and warm heart』
ではないかと思います。

 智慧にうらずけられた慈悲(愛)、これこそが
これからの世を救う、キーワードになると思います。

 この言葉がひらめいたのですが、
今朝からの、腰痛、どうも考えが集中できません
支離滅裂の所、どうぞ、お汲み取りください。
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ゆっくり ほっこり

2007-02-19 18:55:57 | 住職の活動日記
 18日観音さんの法要が終わると、
お寺のほうに来客が続きました。

 最近は携帯サイトからのご連絡も多く、
今日も若い女性の3人組…
 事情は聞かずに、お参りする。

 若い子達が、お寺に足を踏み入れる、勇気がいることかもしれません。

 (お勤めが終わる頃、何の話をしたらいいのだろう)
 (頭の中をよぎる)

 「自分を大事にしてね」

 それしか言えませんでした。

 そこへ、ちょうど『銀太』君、やって来ました。
彼女達の間で、のびのびと寝ている。
『花子』もつれてくる。

 彼女たち3人と、銀太と花子、(少しのお話)
1時間ほど、遊んでくれました。

 こんなのんびりした時間、久しぶりの様子でした。
「また、遊びにおいで」

「ハーイ、またきます」

 明るい声で帰ってゆかれました。
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今週の言葉2/19~2/25

2007-02-18 23:40:49 | 住職の活動日記
 『鉄の錆は 鉄自身より出て 鉄自身を腐らせていく』

 釈迦さまの言葉を直訳すると

『鉄の錆が鉄から出て 鉄自身を喰うように
             悪は人から出て 人を喰う』

 という言葉なのです。
この言葉を、鉄の錆は鉄自身より出て… という表現に変えました。

 この言葉を聞いて思い当たりませんか?
私はこの言葉がずっと気になってまして、危機感を持っておりました。

 今の日本、いや、地球全体かもしれません、
人間の錆がだんだん人間自身を腐らせていっているような気がしてならないのです。

 人間が地球を食い尽くして、
  人間の錆が地球を駄目にしていっているように思います。

 危機感を持っていらっしゃる方はたくさんおられます。
その『力』が、『一隅を照らす』
  その場その場で、小さな『力』となって働くことを願います。

 自分さえよければ、という心を、少しけずりましょう。

そんな願を込めて、この言葉を選びました。
  
 もっといい表現の言葉がありましたら、教えてください。

 
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変な住職

2007-02-18 23:16:47 | 住職の活動日記
 そうです! 私が変な住職です。

今日 18日はお観音さんの日でした。
 みなさんに、簡単な発声法を伝授、
一緒に、
 『ポッポッポ はとポッポ』
これをおなかに力を入れて、大きな声で3回ほど繰り返します。

 一同、笑いながら声を出しました。

 それから、『涅槃会』(ねはんえ)の歌を一人で独唱しました。
正確に習ったわけではありませんので、
 3番4番頃になってくると、なんかコブシがきいてきたようで、
ひとりでおかしくなってきまして、笑いをこらえるのがやっとでした。
 
 上手でもない歌をところかまわず歌いだす、
つくづく、変な坊主やな、と思いました。
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辞世の句

2007-02-18 00:33:16 | 住職の活動日記
 お釈迦さまの涅槃にちなみ
心に残る、辞世の句を探してみました。

 確か、一休さんだったと思いますが、
臨終にあたり、お弟子か誰か尋ねるのですね。
最後の言葉を、そしたら
 「死にとうない」
合点がいかず、もう一度尋ねるのですね、やはり
 「死にとうない」

 いいですね、人間臭いと言うか、正直というか、
かっこつけずに、自分の最後に「死にとうない」なんて言えない言葉だと思います。

 「いままでは 人のことだと思いしに 
         わしが死ぬとは こいつぁ たまらん」
と、詠んだ方もおられます。
 すごく実感がこもってますよね。

 好きな句は良寛さんです
 「うらを見せ おもてを見せて 散るもみじ」
そして、い一茶は
 「たらいから たらいへ移る 五十年」

 充実した人生を送られたような気がします。

 「旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る」
と、芭蕉は五十年の生涯を閉じられました。
 すばらしい句をたくさん残されてますが、最後まですざましい
人生を送られたのでしょう。

 秀吉は、
「露と落ち 露と消えにし わが身かな 浪速のことは 夢のまた夢」
 天下人となった、秀吉も最後は「夢のまた夢」と
自分の人生を締めくくられたのですね。

 今の自分の心境は『ありがとう』という言葉に尽きるようです。

 いまの時点で、自分にとって『辞世の句』とは
考えてみるのも、大事な事ではないでしょうか。
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涅槃会(ねはんえ)

2007-02-17 00:02:27 | 住職の活動日記
 体重が増えたの、不謹慎な事を書いてましたが、

 2月15日は『お釈迦さま』がお亡くなりになった『涅槃会』という、
私達仏教徒にとってとても大切な日です。

 当院ではお参りの方に合わせて3回勤めます。
2月11日は沙羅の苑で合同法要の時、と
2月21日は当院で弘法大師のご命日の御影供(みえく)、そして
2月28日、お不動さまの日にお参りします。

 決して忘れていたわけではありません。

『涅槃』(ねはん)とはインドの言葉で「ニルバーナ」をそのまま
翻訳せずに、音写したものです。
 意味は「吹き消す」ということだそうです。

 すすり泣く弟子達に
「もう泣くのは止めよ」
「なすべきことは、すべてなしおえた」
といって、涅槃に入られた、と聞いております。

 私達も未練なく、なすべきことは、すべてなしおえた
といって、死ねたら最高だと思いますが、
やはり、なんか未練が残りますよね。

 最近、頭に浮かぶ言葉で『死の力』ということを考えています。
お葬式や法事に出るたび、そんな事が浮かびます。
 また、まとまったら、書きます。

 今日はここまで、…
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プチ 快挙  ヤッター 

2007-02-16 00:21:08 | 住職の活動日記
 体重計に乗る、なんと1キロほど太ってた、
体脂肪9.9、
 トレナー「機械の読み違いかも」
それでも、10.1
 体重が増えて、体脂肪が減った
ヤッター

 「いったい、どないからだ ヤ」
 「エーッ、そんなたいしたもんや ありません」
 「骨と皮とお肉少少というところです」

 やせてる私にとっては小さな快挙でした
また頑張るぞー
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鬼と魂

2007-02-15 16:52:47 | 住職の活動日記
 節分には鬼が登場します。
本蔵院の赤鬼・青鬼さんは福鬼さんで
『福は内、鬼も内』と唱えて豆をまきます。
 
 11日はお昼も食べる間もないほど忙しく、
法事に沙羅の苑の合同法要、立て続けに間取りの相談、
最後は6時過ぎに、大阪よりご相談にのった方がお礼にお見えになりました。

 矢継ぎ早の質問に、こちらもたじたじ、
その中で「鬼門」とか「鬼」の話がでました。

 とっさに思ったのは、
『鬼』という字と『魂』という字は良く似てますよね。
どちらも、「たましい」と言う意味があります。
 成仏できない『魂』は『鬼』になる、ということです。

 バケツの水一杯にしても、植木にやれ、水が死ぬぞ、
汚れた水でも、暑い日には木が喜ぶ。
 と、師匠から言われたものです。

 『勿体無い』(もったいない)mottainai
世界共通語になりましたよね。
 この意味も、「体」(たい)をなくす。体とは働きです。
本来の働きを無くしてしまう、無駄にしてしまう。
だから「もったいない」です。
 
 ほんとうに私達はすべてのものを、生かしきって使っているのだろうか。
水にしろ、食べ物、ありとあらゆるものを
無駄にしているのではなかろうか。
 そこにはたくさんの『鬼』を作り出しているのではなかろうか、と

 方除け、間取り、鬼門、そんな話から
話が広がり、時の経つのも忘れて話し込んでしまいました。
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