本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

鬼と魂

2007-02-15 16:52:47 | 住職の活動日記
 節分には鬼が登場します。
本蔵院の赤鬼・青鬼さんは福鬼さんで
『福は内、鬼も内』と唱えて豆をまきます。
 
 11日はお昼も食べる間もないほど忙しく、
法事に沙羅の苑の合同法要、立て続けに間取りの相談、
最後は6時過ぎに、大阪よりご相談にのった方がお礼にお見えになりました。

 矢継ぎ早の質問に、こちらもたじたじ、
その中で「鬼門」とか「鬼」の話がでました。

 とっさに思ったのは、
『鬼』という字と『魂』という字は良く似てますよね。
どちらも、「たましい」と言う意味があります。
 成仏できない『魂』は『鬼』になる、ということです。

 バケツの水一杯にしても、植木にやれ、水が死ぬぞ、
汚れた水でも、暑い日には木が喜ぶ。
 と、師匠から言われたものです。

 『勿体無い』(もったいない)mottainai
世界共通語になりましたよね。
 この意味も、「体」(たい)をなくす。体とは働きです。
本来の働きを無くしてしまう、無駄にしてしまう。
だから「もったいない」です。
 
 ほんとうに私達はすべてのものを、生かしきって使っているのだろうか。
水にしろ、食べ物、ありとあらゆるものを
無駄にしているのではなかろうか。
 そこにはたくさんの『鬼』を作り出しているのではなかろうか、と

 方除け、間取り、鬼門、そんな話から
話が広がり、時の経つのも忘れて話し込んでしまいました。
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鹿児島出張

2007-02-15 16:15:37 | 住職の活動日記
 春一番が吹き荒れるなか、鹿児島までお参りに参りました。

お参りが終わって、一緒にお昼を頂きながら、
ご縁の不思議さを感じていました。
 
 もう30数年のお付き合いでしょうか。
京都にいるとき、子どもさんの高校入試がご縁で、
それから、ご両親の法事のたびに、わざわざ京都からお越しになり
昨年、京都の自宅を手放され、鹿児島に移ってこられました。
 
 今回、仏壇をお求めになり、その開眼法要に行った次第です。

 鹿児島市内と言っても、ちょっとした木立の中にある
プロバンス風?のお宅で、暖炉もあり
薪のパチパチ燃える音を聞きながら、昔話に花が咲き、
ゆっくりとした時間を過ごす事が出来ました。

 久しぶりの遠出で、ドライブも楽しみました。
年でしょうか、ほんとに飛ばさなくなりましたヨ。
80~100くらいで、ノンストップで2時間半で帰ってきました。
 軽自動車にも抜かれるくらいで、
(それにしても、皆さんよく飛ばされます)
でも、コーナーリングとか考えながら走ると結構愉しかったです。
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思いがけなくも

2007-02-15 15:46:18 | 住職の活動日記
 今日お参りに参りまして、お経が終わって
座り直すと、お布施の下に小さな箱がありました。
バレンタインですので、一応、プレゼントです。
 お参りに行って、バレンタインのチョコ、
なんかうれしかったです。
 堀のおばあちゃん、ありがとうございます。
こころより御礼申し上げます。   
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