本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

冬を越す野の草花たち

2020-01-03 20:44:18 | 住職の活動日記

今年はまだ京都の方では

初雪の情報はありません

こういうことも珍しいようです

やはり温暖化の影響でしょう。

 

草花たちはこの寒い冬に

じっと耐えもうすぐ来る春を

待っているようです

 

 

アジサイもすっかり緑をなくし

わずかな芽を蓄えて

次の春に備えているようです

 

 

 

この草は何でしょう?

本を片手に

たぶん「エゾノギシギシ」

でしょうか

茎をすり合わせてギシギシと

音を立てたところから

この名前が付いたとか

春に咲いたときにまた

見てみないと定かではありません

 

 

この花はよく見かけます

たぶん「ノゲシ」?

ヨーロッパ原産の帰化植物

葉を傷つけると白い乳液がでる

ところからケシに似ているので

この名前が付いたようです

似た花で「オニノゲシ」があり

この花は葉にトゲある

 

 

今の時期、花がないので

この黄色い花がひと際きれいです

 

 

また、タンポポのような

白い毛の種をつけます

 

 

これはどうも名前が見つからない

こういう冬を越す草は

葉を広げて土のぬくもりを

もらって寒さに耐えるのでしょう

 

 

これは「スイバ」という草かも

葉をかむとすっぱいところから

この名前が付きました

葉の茎が紫になる

というので、

スイバかなと思います

 

 

オシロイバナ、

咲き誇った花も落ちて

種も落とし、

よく見ると少し残っています

 

 

先程のノゲシですが

こうやってアップにしてみると

美しいものです

 

 

こうやって、

伸び放題に伸びています

はた目には迷惑な

生きものかもしれませんが

頂いた場所で

精一杯生きているのです

 

 

これこそ「ナカバギシギシ」の

ようです

明治時代に日本にやって来て

今はいたる所

北海道から九州まで

どこでも見ることができます

「ギシギシより全体に緑色が深く

葉の緑が縮んで波打つ」

とありますから正にそうでしょう

 

冬の野も殺風景にも見えますが

よく見ると

いろいろな野の草花たちが

春に向けてじっと耐えている姿は

力強さもあり健気でもあります。

 

気が付かなければそれまでですが

なんでもじっと見てみると

そこにはいろいろな営みが

見えてくるようです。

 

 

 

 

 

 

 

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