本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

法体 ( ほったい )

2007-10-12 20:41:06 | 住職の活動日記
 身体のことを、仏教では 『 法体 』 とか 『 法器 』 ( ほうき )

といいます。

 仏教の教えを、具体化とか実践する 『 器 』 うつわ、ということで、

からだのことを、法体とか法器というのです。

 よく見つめてみますと、『 こころ 』 は嘘もつきますし、誤魔化しもします。

勝手にいろんなことを空想したり、妄想に悩まされたり、結構好き勝手な代物で

す。ところが、身体は正直です。

 悩む心、愚痴を言う心、好き勝手に思う心、をじっと支えているのはなんです。
 
 こころでは悲しんでいるのに、時間になると、なんだか、お腹が空いてきます。

本当に悲しいぐらい、体は正直です。



 ふと思ったんです。 女性はすごい!

男が勝手に、考えたり、悩んだりしてても、それをじっと見続けてくれているのは

女性です。

 じっと見守ってくれる人がいればこそ、男は勝手にいろんなことを考えているの

ではないだろうかと?


 心と体 難しい問題ですが、

 よく、心を大切に、といいますが、具体的には、物を大切にすることなんですよ

ね。だから、 からだの意識 ということをとても大事にします。

 「しみこませていく」 というか。心で思うだけでなく、

そのことを実践して、体にしみこませていく、

仏教的表現をとれば、「薫習」 (くんじゅう) といいます。

 
    いい事をしみこませておかないと、ぼけたとき

   とんでもないものが出てくるかもしれませんね。 ご用心!!ご用心
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