本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

与作は木をきる ヘイヘイホ~!

2014-07-13 17:37:39 | 住職の活動日記

 北島三郎さんの歌  「与作」  

 

与作は木をきる  ヘイヘイホ …  

女房ははたを織る トントントン …

 

と単純な歌ですが、

北島さんが歌うととても重みを感じます。

 

調べることがあって、

辞書をひらいてましたら

仏教辞典に仏教語として

「与作」 が出てきたのです。

仏教の場合は 「よさ」 と読むようです。

ある働きをなすこと。

というような意味で、

厳密には、

意は与めに等無間縁の所依止性と作る、

と書いてあります。

 

先日、テレビで建築家の安藤忠雄さんの

お話で、

その仕事はほとんどが外国だそうです。

日本人に驚かされるのは、

一つの建設現場でも、その仕事が工程表通りに

進んでいくということです。

外国ではまずありえない ! と、

工程表通りに進むことの方がおかしい、

ということのようです。

また、日本人の勤勉さ、丁寧さ

これは世界的にも評価すべきだと、

向こうの方は如何に休むか、

またひどい時には、手を抜くか、

ぜんぶとは言わないけど、

油断するとそういうことが起きるので、

工程表通りに進むことはまずないということなのでしょう。

 

「与作」 、 という歌改めて見直すと、

単純な内容ながら、

本当に働き者の日本の原風景を見るようです。

人のためにいいものを

せっせと作っている姿、

思うのですが、

「与作」 という名前も

働き者の代名詞のような

名前だったのではないでしょうか ??

 

あらためて聞き直してみると

ヘイヘイホー  、トントントン

この心地よい響き、

簡単な歌詞、

夫婦二人が一生懸命働く姿が

思い浮かんできます。

この中に私たちの原点が込められているような気がします。

 

 

 

 

 

 

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