啓蟄というのにまだ肌寒い
虫たちもこの寒さでは
出てこられないでしょう。
啓という字はひらくとかもうす
という意味です。
口で人のわからないところを
ひらくことから教える。
というのがもとの意味のようです。
我が家のピンカミノールも
一輪二輪と花を出しました
その周りの土の中を見ても
虫の動く気配はありません
いつもの木瓜の花も
しっかとつぼみのままのようです
しかし、野の花たちにとっては
もう春の装い
あちこちで咲き始めています。
「日々是好日」
どの日もみな好き日だと。
好きという意味は、
好ましいという意味でしょうね
好ましい日。
好きというのは広い言葉です。
good という意味も好き日という
意味がある、比較を絶して。
いや儲かったからいいとか、
天気だからいいとかいう意味で
比較していいという意味ではない。
雨が降っても好き日なんだ。
天気でも好き日なんだ。
雨の降る日も天気の良い日も
平等に尊厳であると。
絶対独立であると。
春も夏も絶対の独立であると。
春は春として全体なんだ。
夏は夏として全体なんだ。
と、『十地経講義』に出ています。
それを読みながら
その時その時が全体であると
思うのです。
50は50の人生、
20は20の人生
70は70の人生
長い短いではない
それはそれで
その人の全体を表してると
そして、
そのように受け止めることが
日々是好日ではないかと。
昨日からのあいにくの雨
それは私の思うこと
虫や草花にとっては
どの日も日々是好日なのです。
もう少し待てば
日も温かくなり
虫たちももぞもぞと動き始める
ことでしょう。
日々を楽しんでいきたいものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます