本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

「覚悟決めたら明るくなった」

2022-10-19 20:12:49 | 住職の活動日記

「覚悟」という言葉も

仏教用語ですが

普通一般にも使います

「覚悟はよいか!」

「覚悟のほどを!」

というような

 

文字をみて見ると

「覚」も「悟」もさとる

というような意味になります

辞書によると

「覚」は、目の前がぱっと

明るくなること。

「悟」は、迷いがさめる。

という意味です。

 

続けて「覚悟」というと

仏教辞典では

「真理を会得して菩提

即ちさとりを得ること。

とあり、

広辞苑では、

「迷いを去り、

 道理をさとること」

そこから、

心がまえとか、観念すること

というように出ています

 

ところで気になったのは

テレビ番組『激レアさん』で

マナリスさんという方

ポイントを集めゲーム機を

手に入れようと

アプリのキャンペーンで

ポイントを貯めるという

そして公約として

「獲得したポイントはすべて

『すき屋』で使うと宣言

そこが妙にバズってしまい

一気に万円分のポイントが

貯まってしまった

 

「ほんとに使えよ」

「見ているからな」

という反響があり

毎日食べ続けるという

ことになって

現在、1000日を超え

更にポイントがたまり

あと2年は食べ続ける

ポイントがある

ということのようです

 

毎日となると

いくら美味しいものでも

やはり苦痛になってきます

ところが

 

ある瞬間

食べ続けようと

覚悟を決めたら明るくなった

ということです

 

ここに前にも言った

分段生死と変易生死

ブンダンショウジ、ヘンニャクショウジ

今までの

人生の意味が変わってきた

いやいややってきた人生が

覚悟を決めた途端

明るい心になった

同じことでも

その意味が変わってくる

 

何かそういうことを

感じたのです

 

いやだいやだと

逃げていたことが

よし!と、覚悟を決めた

すると今まで

地獄と思っていたことが

極楽に変わってくる

 

病気を縁として

人生の意義が見えてきた

何気なく過ごしていたら

何も分からなかったことが

病気を宣告された時

なぜ自分だけと

思って苦しんだことが

その病気を引き受けたとき

人生の意義

生まれてきたこの大切さが

見えてくる

ということがあります

 

「覚悟」ということも

そういう大きな転換になる

ということのようです。

 

 

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自画自賛 | トップ | 西陣織あさぎ美術館 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

住職の活動日記」カテゴリの最新記事