本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

西陣織あさぎ美術館

2022-10-20 18:50:52 | 住職の活動日記

いつも通っている道に面して

立っているビル

何かしら気になって

 

 

ビルの中に入ってみると

そこは西陣織の美術館

なのです

 

 

正面には尾形光琳の

「紅白梅図」のタペストリー

です

金糸をふんだんに使った

見事なものです

 

 

阿修羅像の掛け軸

織の技術でしょう

左右からの見方によっては

立体的に見えるような

色の変化が楽しめます

 

 

涅槃図も織物に

お聞きすると東寺の涅槃図

ということです

 

 

この図も猫ちゃんがいます

 

 

東寺の曼荼羅もあります

 

 

胎蔵界曼荼羅の中大八葉院

のところです

まあ織物でこのように

表現出来るのは驚きです

何かのことで

東寺にご縁があったのでしょう

 

 

風信帖も織られています

こういう書跡までも

そっくりに織れるとは

ビックリもします

 

 

先日書た「自画自賛」の

ブログの中にある

弘法大師の談義の本尊です

ほぼ原寸大で織られています

この字が後宇多天皇の書です

それで書跡として

指定になっているものです

 

 

他にも六字の名号

これも織り

さらに詳しく見ると

 

 

阿弥陀経の文字が

織り込まれています

 

 

風神雷神も織物に

西陣織の技術からすれば

どのようなものでも

織物になるのでしょう

 

 

ゴッホのひまわり

実物はもっと色彩鮮やかで

迫ってくるものがあります

織りになると

原色の画よりも更に沢山の

糸を使うそうです

 

 

同じくゴッホの「星月夜」

立体的に見えるのですが

触ると平面で

織の夜技術と色使いで

そのように見えます

(触ってはいませんよ)

モニターの解説です

 

 

ですから

この宮本武蔵の画も

見事に再現できるのです

 

 

狩野探幽の「雲龍」

絵画よりも迫力があります

それから私体に一番身近な

 

 

お袈裟です

しかしこれは織りの図柄も

細かく緻密に織られて

いるようです

裏を見ると

 

 

このように沢山の糸が

使われています

 

 

 

この中に入り音楽にのせて

映像が映し出され

 

 

織られていく様子が映写され

 

 

その出来上がるまでの

ご苦労というか

その技術の高さに

改めて驚かされます

 

 

光による演出もあり

楽しいものでした

誰もいない空間で

思う存分西陣織の凄さや

美しさに浸りました

 

 

帰りには緑の広がる場所で

ティータイム

歩いても5分ほどの所

まだまだ近くにも

いろいろあるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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