『 一つ足りれば また二つ
三つ四つ五つ むつかしの世や 』
先週の、パスカルの言葉の、日本語バージョンとして、選びました。
わかるような、ちょっとむつかしいような、言葉でしょう。
簡単には、一つ足りればそれで満足すればいいのですが、もう一つ欲しくなる、
そしてそれが手に入ると、三つ四つ五つと次々に欲しくなってくる、という
人間の欲の深さを歌ったものだと思います。
パスカルの『 人間は幸せになることが出来ない …… 』とありましたのも
それは人間の欲深き故でしょう。
お釈迦さまのお経の中に、『 燃焼 』 という言葉があります。
『 見よ、すべては燃えている 』 といわれました。
これは、物が燃えているということではありません。
人間の心は、「 見たもの、聞いたもの、 」そういう五感に感じるものによって
『 燃えている 』、といわれているのです。
眼・耳・鼻・舌・身・意 (げん・に・び・ぜっつ・しん・に)
(般若心経に出てくる言葉です。)
という感覚器官が、いい香りがすると、心がよろよろと動きます。
おいしいものを見ると、おなかのことは考えずに、ついつい食べ過ぎてしまいます。
『 貪 』(とん)むさぼり、という心によって、(心の虜になって)
五感という感覚器官が『 燃焼 』している、とお釈迦さまは言われています。
燃え盛っている、というように、人間の欲の激しさを、この炎に例えて、
おっしゃったのだと思います。
しかし、これも微妙な問題ですが、なにも「 欲 」といことが単に悪いということで
はありません。 『 意欲 』といこともあります。
考えなければいけないのは、『 何を欲するのが正しいのか 』といことです。
『 自分のためだけに欲することが、それでいいのか…? 』
また反対に『 他のためにしてあげたい 』という欲求も、私たちは持っているのです。
『 欲 』という問題も、善とか悪とかで、簡単に片付けられることではありません。
ただ、足るを知る、というブレーキを持つことは、大事なことのようです。
お付き合い有り難うございます。
なんかいつも小難しくなるようで、すいません。
三つ四つ五つ むつかしの世や 』
先週の、パスカルの言葉の、日本語バージョンとして、選びました。
わかるような、ちょっとむつかしいような、言葉でしょう。
簡単には、一つ足りればそれで満足すればいいのですが、もう一つ欲しくなる、
そしてそれが手に入ると、三つ四つ五つと次々に欲しくなってくる、という
人間の欲の深さを歌ったものだと思います。
パスカルの『 人間は幸せになることが出来ない …… 』とありましたのも
それは人間の欲深き故でしょう。
お釈迦さまのお経の中に、『 燃焼 』 という言葉があります。
『 見よ、すべては燃えている 』 といわれました。
これは、物が燃えているということではありません。
人間の心は、「 見たもの、聞いたもの、 」そういう五感に感じるものによって
『 燃えている 』、といわれているのです。
眼・耳・鼻・舌・身・意 (げん・に・び・ぜっつ・しん・に)
(般若心経に出てくる言葉です。)
という感覚器官が、いい香りがすると、心がよろよろと動きます。
おいしいものを見ると、おなかのことは考えずに、ついつい食べ過ぎてしまいます。
『 貪 』(とん)むさぼり、という心によって、(心の虜になって)
五感という感覚器官が『 燃焼 』している、とお釈迦さまは言われています。
燃え盛っている、というように、人間の欲の激しさを、この炎に例えて、
おっしゃったのだと思います。
しかし、これも微妙な問題ですが、なにも「 欲 」といことが単に悪いということで
はありません。 『 意欲 』といこともあります。
考えなければいけないのは、『 何を欲するのが正しいのか 』といことです。
『 自分のためだけに欲することが、それでいいのか…? 』
また反対に『 他のためにしてあげたい 』という欲求も、私たちは持っているのです。
『 欲 』という問題も、善とか悪とかで、簡単に片付けられることではありません。
ただ、足るを知る、というブレーキを持つことは、大事なことのようです。
お付き合い有り難うございます。
なんかいつも小難しくなるようで、すいません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます