本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

エンディング  にそなえて

2012-04-10 22:07:14 | 住職の活動日記
 「 お葬儀はいったいいくらぐらいかかるのでしょう ? 」

先日から、ご自身の最後についてのご相談です。

今日も、小屋松司法書士の方と一緒にお見えになり、

永代供養の契約を済まされました。


 「 永代供養もお願いしたし、最後に眠る場所も決まったし、

   あとは、葬儀がいくらかかるか ?

   六十八までに亡くなれば、葬儀の保険が出る、

   それ以上になると、  …  葬儀料によって

   残しておく、お金も考えなくては ??

   今あるお金をどう配分するかが問題です。」


 微妙な、切実な、なんとも言いようのない問題です。

電話で、葬儀屋さんにも来ていただき、

施主の方と、お坊さんと、葬儀屋さんと、司法書士の方と

四者会談 ??  ということになりました。


 「 だいたいよくわかりました。

   これで安心しました。 」


ということでお別れしたのですが、

この四人、  とくに施主の方と私は同じ年、

他のお二人は、厄年とか、

順調に行けば、それが一番ですが、

ひとに一生は一寸先はわかりません、

誰が先になるのやら ??

さて、自分のエンディングは …  ?


 最近は、永代供養墓の問い合わせが多くなりました。

今日の方も、神奈川県の方、不思議なご縁で、熊本で

それも、「 菩提樹苑の永代供養墓 」 が

終の棲家と決められました。

 
 「 ええこと聞いたぞ !

   念仏は臨終のとき一回唱えれば、それで成仏できる。

   ばあさんや、毎日唱える必要はないぞ ! 」

 「 では あんた、いつお迎えが来るかわかるのですか ? 」

     

 「 そうか、いつお迎えが来てもいいように、

   毎日唱えなければ 」


というような話しがありますが、


『 臨終 』

 終わりに臨んで生きる、ということが肝心なのです。

   ( その現実は、考えたくもありませんが、

     確実に、そばにいらっしゃる事だけは確かです。)









 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春  …  のたりのたりかな... | トップ | 「祈りのかたち」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

住職の活動日記」カテゴリの最新記事