本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

彼岸の風景

2016-03-22 18:14:28 | 住職の活動日記

17日彼岸の入り、23日彼岸明け

ようやく春めいてきました。

 

お経の中では「彼」と「此」と、

よく対比した言葉で出てきます。

此あるによって彼あり、

彼あるによって此あり、と

 

寒かった冬から

待ち望んだ春、

暖かくなった世界を浄土と

古来感じとったのでしょう。

此の世界から憧れの彼の世界、

そこに向かって歩んでいこうと

そこからお彼岸と言われたのでしょう。

 

本蔵院も帰ってみると

やはりお彼岸でいそがしいようで、

その前日には、

 

    

 

朝からちびっ子たちの英会話教室

可愛い自転車が並びます。

そして、昼からは

ご法事が3件、車のお祓いと

続いているようです。

 

台所では彼岸の御斎の準備

女性軍はずっと立ち仕事、

 

    

 

そばでは安心しきって

こころちゃんは    ちょっと一服

 

庭に出てみると、本当に春の気配

 

  

 

珍しい「樒(しきみ)」の花です。

 

そして、頑張っているのですが、

 

  

 

カイガラムシにやられた「シバサカキ」

先月大分とったのですが、

もう木も古木なのかなかなか回復しません。

けれども、

 

   

 

よく見ると、葉の下の方に小さな花が、

今回も、

まだいるカイガラムシをブラシで

落としましたが、

元気を取り戻してくれるでしょうか??

 

  

 

また、ここぞとばかり、

弱った木には毛虫も出てきました。

年とともに誰にでも病気は付き物

木にとっても苦難を乗り越えなければ

本当に大変!!

      

元気なところでは

 

   

 

いつものアジサイは、

美しい新緑の葉を吹き出して、

勢いがいい、

 

  

 

もみじの新芽も力強さを

感じます。

 

  

 

つつじもちらほら花をだし、

 

  

 

花芽もたくさん来ているようです。

 

「お彼岸」この言葉を聞けば

なんだか気持ちもホッとするのは

不思議なものです。

花にとっても、

「春こそ花の命なりけれ」

のびのびと葉を膨らませ

花を咲かせていくことでしょう。

 

 

 

 

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