昨夜はきつい雨が降っていました。
先日、松花堂のつばき展を訪れた
その帰り道「前川堤」に立ち寄りました。
ちょうど満開の見ごろ、
川の遊歩道を散策しながら
見上げるさくらは見事です。
ここの場所は『東一口』という
「ひがしいもあらい」と読みますが、
昔は漁業が盛んで、
その巨椋池の湖岸であった名残りが残る
ところに往時をしのばせる
立派な屋敷が残っています。
この桜並木は川を挟んでどちらから見てもよし
あまり知られてないのでしょうか?
独り占めの「花見」です。
川面に映る桜もよし、
間近に見るさくらも心が華やいできます。
この巨椋池は昔は漁業の盛んな
そして、交通の要所でもあり、
また、蓮のころには船を浮かべ
酒を楽しんだりと、
沢山の恩恵を与えていました。
干拓にあたっては大きな川と
それに注ぎ込む小さな川を作り
池の水を汲み上げる、
という方法で干拓したのです。
この前川は中心の川だったのでしょう。
私のいる伊勢田町も
「伊勢」というのは水の畔
という意味合いがありますので
昔は巨椋池の畔だったのです。
雨の中の花見やら、
この雄大で誰もいない桜並木
今年はいい桜を楽しまさせて
頂きました。
桜木を手折りてみれど花はなし
春こそ花の命なりけれ
まさにそのような時ですね!!
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