堀川通り中立売を西へ
黒門通りに面してお店はあります
立派な建物です
大正時代の建築物で
京都の文化財建築にも指定されています
店内も時代を感じる作り
この硝子戸の向こうが仕事場のようです
一段高くした部分は新しいもの
この場所も
聚楽第址という石碑があるように
この辺りは秀吉が聚楽第を構え
ここに住み、政を行ったところです。
1586年月に着工翌年9月には完成という
さすが秀吉の力です。
塩芳軒(しおよしけん)
お菓子なのに
「塩」という字が付いている
「塩梅」という字もあるように
味というのは塩と梅酢のバランス
甘いお菓子といっても塩がなければ
本当の味は出ないという
ことなのかもしれません。
「塩」古い書体は「鹽」
難しい字です。
鹵(ロ・しおち)部に入る字
塩分を含んだ土地、しおつちから
出来た文字です。
ですからお店の紋も
「塩」をあしらったものです。
やはり、西陣という場所
いろいろ、他とはまた違った
歴史を感じる店もあるようです。
近くには「粥」の店もあります
お粥専門店というのも面白い
こじんまりとしたお店ですが
座敷もあり、
テーブル席もあり
中華粥なので少し味が付いていて
とても美味しいお粥です。
お粥という字も古い書体は
「鬻」という字を書きます。
弓へんが両方についていますが
これは弓ではなく
お粥から立ち上る湯気を
表したものです。
ですから、
字の部類は鬲(かなえ)になります。
子供の頃は「お粥」というと
腹持ちも悪く、
好きではありませんでした。
ところが、三浦先生はお粥が好きで
その残りを頂いているうちに
好きになり、
それからは中国へ行った時は
いつもお粥を頂いていたのです。
お店の名前は「福住」さん。
宝船を用いたドアが
印象的でした。
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