滋賀県の近江八幡市安土町
信長が安土城を築いた近くに
立派な博物館が立っています。
田んぼの中に兜を思わせるような
建物
天気もよく、空には珍しい雲
美しい空
見上げているだけで
気分も晴れ晴れとしてきます
ドームの部分を下から見上げると
イタリアの教会を思わせるような
作りになっています。
滋賀県も歴史が古く
琵琶湖という水辺を中心に
生活が発達したのでしょう
縄文時代からの出土品が
たくさん展示してあります。
それから近くに信長の館
というものが建っています。
中に入ってみて驚きです
絢爛豪華な
1992年
「スペイン・セビリア万博」の
日本館のメイン展示として安土城が
再現されたものを終了後
ここに移築したということです。
1階部分が天守閣の5層目です
朱塗りの柱に金箔の中に描かれた
阿弥陀さま??
浄土の世界を表現したのでしょうか
いや、
アップで見てみると
どうもお釈迦さまのようです
説法印を結んでおられる
天守閣をお寺の様な浄土を表現した
のでしょうか、
それとも、
自分がお釈迦さまにでもなった
つもりで
ここから全国へ法を説くという
つもりなのでしょうか?
入り口には地獄の画?
説明には阿鼻地獄とありますが
火宅の喩えのようにも
火事になって
夢中に遊んでいる子供に
外には楽しい車があるよと
誘い出している長者の絵とも
見えるのですが、
その裏には
釈尊の降魔成道の絵があるようです
いずれにしろ
寺を焼き打ちにした信長でも
宗教心を抱いていたのでは
と思わせるような造りです
その上の階は6層目
黄金の軒と壁です
ちょうど金閣寺を思わせる
すべてが金で出来ています
扉には牡丹の花をあしらった
その花も立体的に浮き出て
天上も格天井で彩色がほどこされ
ここから城下町を眺め
琵琶湖を一望していたのでしょう
この安土城を建てることによって
4つの城で琵琶湖の水運をおさえた
また、京への睨みも効かして
いたのではないでしょうか。
何気なく訪れた安土城でしたが
一見の価値ありです。
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