本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

顕彰碑

2008-11-12 23:33:00 | 住職の活動日記
 『 おべんとうのヒライ 』 で有名な、株式会社ヒライ

その玄関前には 『 顕彰碑 』 が建てられてあります。

今日はその顕彰碑の前で 『 物故者の追善供養 』 が勤められました。


   


 その法要のあと、会長さんの挨拶がありました。

挨拶に先立ち、 『 戦友 』 の歌が流れました。

何も軍国主義というわけではなく、

株式会社ヒライがここまで来れたのは、ともに戦ってきた、

そして志半ばで倒れし人達のお陰なんだという、会長の思いからなのでしょう。

 『 月月火水木金金 』 ( 今はこんな言葉も忘れ去られたでしょう )

土日がない、休みがない、ということです。

 そのように、 『 ヒライ 』 の創業当時は休みもなく、朝昼なく努力してこ

られた方々のおかげで、今日のヒライがあるということ …。

 会長の言葉の中には、そのご苦労の重みと社員に対する深い愛情と、先立たれた

方々への友愛と敬慕の思いが込められていました。 

 『 温故知新 』 ふるきを温め、新らしきを知る

前進だけではなく、時には止まり、先人たちの声に耳を傾ける、

そのことも大事ではないか! 

 そのようなお話もされていました。


 お参りするとは、そういうことでしょう。

時間を止めるのです。あっという間に流れていく時に、ひと時の静寂、

ふと思うことがあります。忙しい忙しいで毎日日暮をして、自分自身にとって

静かに先祖のことを思い、自分自身を振り返る時間、いったいどれほどあるのだろ

うか。

 人生何十年か生きて、はたして合計すると何時間くらいになるのでしょうか。

亡くなった人を縁として、供養という形をとりながら、自分自身を振り返ってみる

こんな貴重な時間は本当はとても大事なのですが … ?

 「 暇ができたら、お寺参りでも 」 

 ( チョット遅いかも ? )

 市電市バスの無料のパスがきたら、どこでも好きなところへ行こう !

と思っているのですが、無料のパスがきた途端、体の方がゆうことが利かなくなり

ました。という話もあります。

 是非、忙しいさなかに、静かな時間を持ちましょう。
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