二日間の暁天講座、
続けて毎年来られている方も
多いようです。
眠たいけど、参禅してみると
気持のいいものです。
今日は警策を受けてみようと
心づもりをしていました。
担ぐように警策を持たれ
抜き足差し足で歩かれる
ちらっと見ると
踵をついておられない
頃合を見計らい
合掌して待つ
やはり作法があるようで
腕を組むような格好で頭を下げる
背中に
ビッシ!・ビッシ! と
警策が鳴る
しかし、気持のいいもので
背筋に何か一本筋が通ったような
さあ、また坐ろうという気になる。
「ひと~つ、ふた~つ、みい~つ」
と、十まで数え
また、ひと~つ・ふた~つと
数えていく
途中で数が解らなくなったら
また、ひと~つと初めから
数息観(すそくかん)という
この方法でお釈迦様も悟りを
お開きになっています。
アーナーパーナ・スムリティと
インドの言葉ではこう言います。
直訳すると「念出入息」となります。
ですから、
先ず大きくゆっくりと息を吐き出す
すると自然に息が入ってきます。
吸うことよりも吐き出すことです。
こうやってお釈迦様も坐られたのか
お釈迦様の気持ちに触れたような
お釈迦様はこれを丸一日とか
一週間とか長い時間坐られたのです
そして、
今日の法話は相国寺管長の
有馬頼底師です。
朝鮮仏教史という題で話されます
中国にも100回ほど北朝鮮にも
数回行かれ、
仏教寺院の建立にも
ご尽力されているようです。
今日の粥膳の場所、
坐った席が達磨大師の目の前
ご尊顔を拝しながら頂きました。
二日間の参禅と講話
それぞれにとても興味ある
お話でした。
それもさることながら、
みなさん一緒に参禅できたことは
なによりも貴重な体験でした。
一人で坐るということも
いいのですが、
共に坐るということも
またいい経験でした。
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