本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美

2019-11-19 20:31:49 | 住職の活動日記

NHKで何回も

放送されたこともあってでしょう

昨日で、

入場者は10万人を超えたようです

土日を避けて

今日出かけたのですが

もう終盤戦、24日までです

結構な人出となっています。

 

 

NHKの放送ではドラマ仕立て

というか、

一つの大きな歴史的事実として

取り上げられていました。

 

佐竹家に伝わる三十六歌仙の絵巻物

二巻の巻物だったのを

これを一括で所有するには

莫大なお金がかかり一人では

不可能、

そこで、36枚の絵として切断

その当時の日本の財界人たちが

分けて持つということに、

ですから、

36枚の絵はそれぞれの場所に保管され

今回それが一堂に集まったという

訳です。

今後こう言う機会はめったにないと

思います。

 

36枚の絵は持った方が

それぞれに意匠を凝らし

絵に合わせて表装をされたのです

それもまた見ごたえのあるものです。

 

しかし、まあ

「かな」にしても

よくぞあの細い線で書けたと

驚くばかりです。

ちょっとだけ、かな書を

習っているのですが

とてもじゃないが書けそうに

ありません

見た目にはすらすらと

思うのですが

かな書は車と一緒で

カーブはゆっくりと

曲がる線はゆっくりと書かなければ

細い線では書けないのです。

 

やはり、

名品中の名品

とても見応えのあるものばかり

たぶん、

習ってなかったら

素晴らしさも半減したと思います。

でも書くのは難しい!!

 

堪能して帰りました。

 

 

出口から見る京都国立博物館

遠景には東山も望め

素晴らしいロケーションです。

 

 

ロダンの考える人

こういう場所で瞑想にふけるのも

いいものかもしれません。

 

 

 

 

コメント
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