本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

今週の言葉 2/14~2/20 『 幼児は無限の可能性を持つ

2011-02-13 22:47:54 | 今週の言葉
  幼児は無限の可能性を持つ天才


 私ことですが、2月6日 『 初孫誕生 』 です。

「 爺バカ !! 」  になりそうです。

 また折を見て、初デビューしたいと思っております。


そんな時、

 いま、 『 平澤 興 』 先生の 「 人生を豊にする言葉 」 を

読んでいました。

 ( 新潟日報事業社から平成22年4月1日に出版された本です )

『 平澤先生 』 とは以前、洛南高校の文化祭で講演をしていただいてから

三浦先生を通して、平澤先生の言葉をよくお聞きしていました。


その本の冒頭に出てくる言葉が、この今週の言葉にさせていただいたものです。

全文の中から少し、紹介させていただきます。



     人間の子ども、幼児には、

     無限の
     
     やればできるという限りない可能性が隠されておる。


     
     私のふる里には、

     なんというすばらしい、

     貧乏ながら実に美しい心を持った教育がありました。


     とにかく生きる限り喜んで、

     今日は昨日より、明日は今日より、

     とにかく少しずつでもいいから、

     日ごとに伸びたいという夢は持っておるのであります。


     学問をすればするほど、

     世の中に当たり前なんてことはなくなり、

     すべてが不思議になるのであります。  


        …  中略


     結局、何をやるにもやはり繰り返してやるということが、

     学問上からも当然のことであります。


     人柄をつくるということ、

     人柄の基本形をつくるということは、

     その人の生涯を決定します。


     社会の中で、何が尊いとか、

     何がすばらしいかと言っても、

     おそらく幼児の教育に携わることほど

     尊い仕事はなかろうと思います。




 このお話は 「 全国仏教保育大会記念講演 」 でなされたものです。

平澤先生は 『 脳 』 の発達からいっても、いかに幼児教育が大事かと言うことを

常にお話しなさっています。

 先生のお話は、仏教くさいところは一つもありませんが、

その内容は、科学者の立場から見た 『 仏教 』 のお話でもあります。


 いま、宗教というと、 一面には 「 ご利益 」 ということが

違った意味でもてはやされています。

 そうではなく、真の宗教ということは、

こういう科学者の目を通して、より具体化していくのではないかと思います。

宗教的言葉を使わず、宗教ということをいかに表現していくか、

これからの私たちの課題でもあります。






    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする