本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

『 閻魔さま 』 にお会いしました。 !

2011-02-18 22:32:37 | 住職の活動日記
 研修旅行、初日

京都ホテルの 『 了以 』 というお店でお昼を頂きました。

ヘルシーな京野菜のお店です。



   



 これが食卓に出たわけではありません。

 カウンターにおいてあるディスプレーです。




   



 これがお昼のランチですが、見るからにヘルシーでしょう。




   



 お店を出たところには 『 桂小五郎 』 の銅像が  で~ん  と

鎮座ましましておられました。

 京都ならではですよね !!

いたるところに、歴史の面影が残っています。



 そして、  食後のご対面 ~  ん   、が

『 閻魔さま 』  です。





    




 なにしろ、でかい !!

その迫力には圧倒されます。

 ここは、千本えんま堂として知られる 「 引接寺 」 ( いんじょうじ )

さんです。

 ここのご住職とは古い知り合いで、東寺の方にも、よくお手伝いに

見えられていました。

 「 可愛い尼さん 」 でした  ? ( 過去形 )

はい!  お互いに年取りました  それなりに  


 「 閻魔さま 」 の右隣には  「 倶生神 」 ( くしょうじん )

という方がいらっしゃいます。




   



 どうも不気味な存在です。

私たちが生まれると同時に生まれられ、  それだけならいいのですが、

私たちの行動をすべて、手に持っておられる、紙に書きとどめていかれるのです。

善いことも、悪いことも、人を誤魔化したこともウソついたことも

すべて、記録していかれるのです。

 そして、亡くなると、閻魔さまにこの記録が報告されるのです。


「 倶に生まれる、そして息絶えるまで、常に自分のそばにいらっしゃる、


なんか不気味なような、

そして 「 人にも自分にも 」 ウソついたら、閻魔さまにした舌抜かれる。

そんな思いが心のどこかに  …  あったのです。


 みなさん特に、一生懸命お参りしておられるご様子でした。 ???





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『 蝋梅 』

2011-02-18 22:18:18 | 住職の活動日記
 おかしなものです ??

いつも眺めている風景なのに、ここに 『 蝋梅 』 が咲いていることさえ

気がつきませんでした。




     




 『 島崎観音廟 』 の前の車寄せのところにある、「 菩提樹 」 の

前に咲いていたのです。

 何十年もここに咲いていたのです。

気がつかなかったのは、私だけかもしれません。  





    




 「 梅 」 と名が付きますけど、普通いう梅とは趣を異にします。

蝋細工のような花なのでこう呼ぶのでしょうか  ??

 微かながら、香りも漂わせているようです。





     




 その近くには 「 梅の花 」 が、これから咲き出そうとしています。

例年に比べるとずいぶん遅いのではないでしょうか。


 これからが見頃を迎えます。


『 菩提樹苑 』  これから、あちこちで 「 梅の花 」 を楽しむことが出来ます。


  寒い中に凛として咲く 『 梅の花 』 

  桜の花とはまた違った装いです。 


   どうぞ    で~す。







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『 寝殿造り 』

2011-02-18 11:15:37 | 住職の活動日記
 研修旅行、初日は 「 寝殿造り 」 を見学しました。





        



 入り口の門からしてとても立派です。

遠目に見る、とても大きな寝殿造り、

「 左近の橘 」 は寒さを除けるために、ちょっとした家のような

建物に収まっていました。





     



 その正面の 『 寝殿造り 』  その奥には、





    



 『 高御座 』 ( たかみくら ) が微かに見えます。

お正月の 「 たけしの番組 」 でしたか、

密教を取り上げていました。

 興味深かったのは、天皇が即位するとき、この高御座の中で、

「 大日如来 」 の印を結び 「 大日如来の真言 」 を唱えるそうです。

    それは 『  』   です。




   



 とても美しい門です。


寝殿造りは屋根が 『 檜皮葺 』 という檜の皮を何層にも重ねて葺いていきます。





   



 外から見ると、とても厚く見えるのですが、屋根の部分は結構薄く葺くのです。

今回訪れた 『 東寺の御影堂 』 も檜皮葺ですが、

葺き替えてから、もうかれこれ三十年以上たっているでしょう。

やや 「竹釘 」 が目立ってきているようです。

 檜皮葺の職人さんは、たくさんの 「 竹釘 」 を口に含み、

まるで、金槌から自動的に出てくるような早さで、檜皮を留めて行かれます。





    




 寝殿造りの扉と 「 蔀戸 」 ( しとみど ) 奥に少し見えています。

時代によって、外側に開くものと内側に開くという違いがあります。

東寺の御影堂は正面は外に、お不動さまお祀りしてあるところは

内側に開きます。






    




 梅もちらほら咲き始めています。





    




 紅梅も時代を重ねたせいでしょうか見事な枝振りです。






     




 ここは 「 盂蘭盆会 」 とかの仏教行事をつとめる建物です。

天皇家といえども神仏両方でお参りされたのは興味深いものでした。






     




 寒さの中、時雨が今にも来そうな、そんな天気の中

約四十分ほど見学させていただきました。

 休憩所の薪ストーブでしばし暖を取りました。

炎の燃えるさまは見た目にも優しく暖かいものでした。



 京都研修旅行  続編あり   
















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