本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

今週の言葉 11/17~11/23

2008-11-15 21:36:38 | 今週の言葉
 『 脳にとって 加齢は老化でなく、 熟成である 』


 と、提唱されるのは 「 東京大学大学院新領域科学研究科准教授 の

久恒辰博 ( ひさつねたつひろ ) 先生」 です。

 「 いくつになっても、脳を育て、若返らせることができる。」

 今日届きました、サントリーが発刊している月刊誌 『 美感遊創 』 に

    『 幸せ脳を育てませんか 』 

というタイトルで紹介してありました。


 明日から四国遍路に出発します。今回が満願の巡礼です。香川県讃岐をお参りし

て、88番で最後の札を打ち、和歌山へフェリーで渡り、高野山のお大師様にお礼

参りをして、京都との東寺のお大師様へもお礼参りをします。


 私なりに思ったのですが、四国遍路とかが 『 幸せ脳を育てる 』 まさに、

そのことを開発し、実践する場ではないかと思いました。


 『 幸せ脳の4つのしくみ 』

1.興味・新しい刺激・感動・ワクワク

  美味しい瞬間、うれしい瞬間、感動する瞬間、興味をそそられる瞬間など、

  脳に新しい刺激が加わると、記憶をつかさどる海馬ではいくつになっても

  新しい神経細胞 ( ニューロン ) が生まれ、

  神経伝達回路が成長し続けます。

                  

2.神経伝達回路が成長すると、やる気や喜びを喚起するドーパミンや

  穏やかでストレスに負けない心を育てるセロトニンなど脳内ホルモンが

  十分分泌され、プラス思考の脳が育ちます。

3.脳内ホルモンの分泌など脳内の変化が伝わり、幸福感に敏感な大型細胞

  スピンドルニューロンが興奮して感度を高め、小さなことでも幸せを

  感じやすくなります。

4.脳の中には、鏡に映したように他人の動作や表情を自分のことに置き換えて

  反応する細胞 ( ミラーニューロン ) があり、

  この細胞も同時に活発になり、他人への愛や共感が育ちます。

  こうして幸せな境遇が得やすくなるのです。


 非常に興味深く拝見いたしました。

 仏教で言う 『 菩薩 』 の精神は 「 他の喜びを見て我が喜びとする 」

ということです。

 よくはわかりませんが、 「 脳の発達、開発 」 と 「 修行 」 という

こととは密接に関係しているようにも思います。

 言葉は違うかもしれませんが 『 般若心経 』 とかも、真の意味での

『 幸せ脳 』 の開発を説いているような気がします。


 明日の朝7時に集合して、本堂でのお参りの後出発です。

明日は香川県へ向けて、ひたすら走りです。

           ではいってまいりま~す。     


                     

            
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