本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

森永ミルクキャラメル  ワ~イ !

2008-02-25 23:21:15 | 住職の活動日記
 お茶菓子に、なんと 『 森永ミルクキャラメル 』 出てきました。

心の中で 「 ワ~イ ミルクキャラメルだ ! 」 と叫んでいました。

幼少の頃の私にとっては、とても貴重なめったに食べられなかったお菓子です。

 ( 遠足とか  運動会 と か ) 

 箱のデザインは昔のまんま、右側には 筆文字で 「 滋養豊富 」

左側に 「 風味絶佳 」 と書いてあります。 

いまどきこんな言葉は使いませんよネ。 しかし、昔のまま作り続けておられる。

 チョッと変わった所もありました。一粒一粒のキャラメルを包んでいる紙は昔は蝋紙で

した。今は銀紙で包んであります。それとキャラメルには縦横のギザギザの型押しがあり

ましたが、今はそれがなくなりツルンとしています。

 確かかどうかはわかりませんが、キャラメルになぜ溝があるのか?

昔は砂糖は貴重品で、価格の相場がよく変動したそうです。相場に応じてキャラメルの大

きさを変えるわけにはいかない。 ではどうするか ?

 溝の深さを変えることで、大きさはそのままで、キャラメルの一粒の重さを調整した。

と言う話を聞いたことがあります。


 似たような話で、以前、万能調味料の主役は 「 味の素 」 でした。

売上を伸ばすには、どうしたらいいか、社員に意見をきたそうです。

そのとき、味の素の出てくる 「 穴 」 を大きくしたらいい。

 これも、すごい発想だと思います。


 反対に、お寺にいる時、若い小僧さんや学生で、とてもご飯をよく食べました。

お米がなんぼあっても足りない! どうしようか?

 師匠曰く、「 茶碗を小さくしなさい 」    ???

それまでは 「 どんぶり 」 で食べてました。

 不思議なもので、どんぶりで2杯食べてる人が、茶碗にしたら4杯食べるかというと

そうではなく、やはり2杯ですむのですね。これで、ずいぶんお米の量がたすかったこと

があります。

 これも、人間の微妙な心理と智慧ですね。


 しかし、キャラメルの味は昔と変わらず、懐かしくおいしいものです。

誰にもやらず、密かに、自分ひとりで、こそっと楽しんでいます。
コメント (1)
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