平成27年度 第一空挺団降下訓練始め

一月十一日（日）　晴

元・第一空挺団教官、レンジャー部隊隊長を務められたH隊長のお誘いを受け、第一空挺団降下訓練始めに招待して戴いた。
08:00 JR津田沼駅にて合流、新京成線にて習志野まで移動。　道が混んでいるので徒歩移動との事。
その後、隊長の恐るべき早さの徒歩にくらいついて、演習場内部隊野宴場に09:00到着。　
現場移動だけで予想外の大汗（豚汁）、シャツがビショビショだ。

H隊長の部下の方々と挨拶を行い、暫くの間野宴場にて歓談。
その後、招待席場内・特別席へ案内して戴き演習場を一望しながら散策。

10:50 安全確認の為、テスト降下実施。　パラシュートの操作なしで自然落下。
11:00 教官による初降下訓練開始。
その後、各幕僚長２名と中谷防衛大臣が別々のCH-47JAチヌークにて到着し、招待席へ参列。

今回の訓練は”某国に奪われた島嶼奪還”という、尖閣諸島を念頭においた模擬訓練。

空挺部隊が上陸し、偵察へりOH-1ニンジャやP-3Cネプチューンで情報を収集。
海上護衛艦からの艦砲射撃の援護を受け、機甲師団の上陸準備開始。

その後、C-1輸送機、C-130輸送機から空挺団が降下し、UH-1ハンターからの狙撃援護を受け、
空挺団が陸上にて展開。　CH-47JAチヌークでオートバイ偵察部隊や、軽装甲機動車等を輸送。
AH-64Dロングボウ・アパッチやAH-1Sコブラの空対地攻撃、戦車部隊の展開と共に島嶼奪還を行う。

実践さながらのスピーディーな展開に血が騒いでしまう。　最高！


招待席場より野宴会場を見下ろす。



特別招待席。　最高に見晴らしが良い場所である。



第一空挺団教官による平成27年度初降下。



幕僚長２名到着後、中谷防衛大臣到着。







CH-47JAチヌークより降下。






C-1輸送機より降下。








C-130輸送機より降下。



これより島嶼奪還作戦開始。

P-3Cネプチューン。　潜水艦キラーとして有名だが、現在は国産ハイテクP-1哨戒機も展開中。


海上の護衛艦より艦砲援護射撃を受ける。　爆薬の量をたっぷり使用し、臨場感抜群。



高高度より精鋭部隊が降下。


遠すぎてよく見えない。



引き続きC-1輸送機より空挺団降下。




第一部隊降下中。






第二部隊降下中。






第三部隊降下中。






C-130輸送機より第四部隊降下中。



地上にて展開中の部隊。



OH-1にて地上情報収集。




CH-47JAチヌークにて偵察部隊投入。




UH-1ハンターによる部隊投入。




CH-47JAチヌークによる部隊投入。





軽機動部隊投入。





UH-1ハンターより狙撃。




隊員２名を輸送中。









最強の戦車キラー、AH-64Dロングボウ・アパッチ。　驚異の操縦技術に驚きを隠せない！
私の一番のお気に入りのヘリである。　


AH1Sコブラ。　こちらもスリムな戦車キラー、機動力抜群。





UH-1ハンターから射撃。　恐ろしいくらいの角度で攻めている。



87式自走高射機関砲。






日本が世界に誇る10式戦車。　世界トップレベルの性能を持つ。





二世代前の74式戦車。　現在でも充分強力な火力を誇る。



89式装甲戦闘車。





ヘリ部隊を一気に投入。　情け容赦ない追い込みをかける。



03式中距離地対空誘導弾、88式地対艦誘導弾、PAC-3, MLRS だと思われる。

これにて平成27年度　第一空挺団降下訓練終了。　久しぶりに血湧き肉躍る感覚に包まれた、最高！
これより、第一空挺団隊員と招待客による野宴が開催されるので、野宴会場へ移動。

報道関係者による中谷防衛大臣によるインタビュー終了後、大臣は帰京。




防衛大臣離脱後、野宴開始。






野宴会場。



ひげの隊長・参議院議員・佐藤正久氏の挨拶。　隊員から絶大なる人気だ。


幕僚長や空挺団の親分に混じって、場違いな変なおじさんが座っている。　元総理大臣？　拍手がまばらだった。





米軍司令長官の御紹介と、第一空挺団親分の挨拶。




鏡割りと乾杯！　やっと飲めるぜ！　昔は気にせず飲っていたそうだが、つまらない時代になってきたもんだ。



バンドが素晴らしい音楽を奏でる。　贅沢の極みであろう。


和太鼓もあるでよ。






青天白日の下、H隊長差し入れの美味いシカ肉をつまみにビールを一献。　至福の一時である。


隊員達との楽しい会話と美味い酒に酔っていたら、あっという間に中締めとなる。　焼きそば美味かった！


どこかのおじさんの万歳三唱と共に野宴終了。　その後、隊員達の見事な動きで会場は片付けられていく。



H隊長、部隊の皆さん、お世話になりました。　感謝合掌。
来年もまた、よろしくお願い致します。　押忍！

野宴場を後にして、H隊長と国防について語り合いながら駅まで歩いている途中、隊長の行きつけだった焼き鳥屋へ。
一献傾けながら各国の軍隊の話等で盛り上がっている中、一人、二人と隊長の知り合いや教え子達が来店。
結局19:30近くまで飲み続け隊長も私もヘベレケ状態。　秘密の話も多々出過ぎ、あまりにも盛り上がり過ぎた。
津田沼で隊長と別れ、次回の再会を約束する。
富士の演習も行きたいなら手配して下さるとの事。　感謝合掌。

国防の重要性を身体で感じた、充実した一日であった。

それでは、また。　ごきげんよう。