山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

メンボウ

2008年01月07日 | 日記

ついに病院に行きました。地元の病院だし、一回行っておこうと思いまして行ったのですが(仕事中)、あるはずの熱が平熱でした。悪いはずの顔色(常時土気色)が、血色よくなってました。これだから医者は嫌いなんだ。36.5℃の体温計出すの恥ずかしいわ。でも一応インフルエンザの可能性も否定できないので、検査を。

 

その病院は入院患者も多く、元はおそらく宿泊施設か何かの建物のようで、受付も待合室も妙に開放的で、患者さんとの接点がやたら多いので、風邪の私は予備診査室という小部屋に通されていた。そこには低いソファと、立って使うのにちょうどいいハイテーブルが置かれていた。低いソファに座っていた私は、ハイテーブル越しに突き出された長い麺棒を鼻に突っ込んでもらうため、背筋を伸ばしテーブルの上に顔を突き出して上向きになって無防備に鼻の穴を突き出していた。前にも一度同じ検査をしたことがあったけど、これはやっぱり衝撃的な深さまで麺棒を突っ込まれた挙句に、結構な勢いでグリグリとほじくられる。想像していただきたい、背筋を伸ばしテーブルの上に顔を持って行き、鼻に麺棒を突っ込まれながら、隣では藤崎マーケットのラララライ体操がお年寄りでも聞き取れるように大音量で流されているのを耳の片隅に捕らえながら、その変な感触に悶絶して涙を流している青年の姿を。自分で笑えてきたのですが、笑うと鼻には中途半端に麺棒で栓がされているので、鼻からとも口からとも言えない変な笑い息がこぼれてしまいました。注射嫌いな私(本当に嫌い)は、注射のことばかり心配していたのですが、もしかしたらそれ以上の恥辱を味わったかもしれません。ま、結果は陰性で、他だの風邪。熱が上がったり下がったりすることだってあるある。なんて診断結果でした。あの医者「私が沖縄に来たのが20年前で・・・」と話し出したときには、どうやって後20年分の話を聞こうかとびっくりしたけど、結局「だいじょぶだよ~」って(そんな言い方はしてませんが)。正直安心したので面白おかしく書いてみましたが、仕事のほうはなかなか笑えません。ま、みんなそんなもんだ。

「なんもないより、なんかあったほうがいい」

ですもんね。