山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

どこまでいったろかな~

2010年10月30日 | 日記
 台風が来た。今は勤務するホテルの一室で待機。休日出勤にも関わらず仕事が降ってくるので待機部屋に逃げ込んだ。

 小高い丘に、海側を下にVの字の建物がたてられていて、そのVの右上の一角にて、雨が叩きつけられる窓際に座り、携帯をチコチコ触っている。ここ数年同僚と酒を飲みに行くこともめっきり減っていて、ロストエイジが来たとき久しぶりにゆっくりと男二人酒を飲んだ。彼は相変わらずで安心するが、変わらずいつも存在している日常という問題が鮮明に見えてきたのか、これまでよりは非日常と日常で区別するようになってきたような気がする。その非日常を日常とする方法がないかといつも考えるけれど、非日常であることが存在意義であるとすれば、循環関数のようにエラー表示されてしまう。循環関数なんてものはごくごく単純なものであるように、この問題も簡単なものだ。合間見えることはない。
沖縄の精神的なもの、生活のこと、少しだけ音楽の話をして、大阪のラジオにその場で電話出演して(笑)、iPhoneのすごさを聞いてとっても欲しくなって、何かしてあげられないかとお節介なことを考えて、何もできないことにがっかりするも本人が頑張るしかないと開き直り、なぜか穏やかな気持ちになって解散した。
次の日のライブには沖縄のバンドも出ていて、正直期待していなかったのだけど、素晴らしいバンドにも出会うことができた。久しぶりに聞く大音量は音楽がいいこともあって心地よく、こんな環境にいつでも居ることのできた頃が懐かしく思えた。でもこうして近くのライブハウスにもこうしてこんな環境が存在しているのだから、自分の少しの努力が足りないこととと興味がなくなっている事実にさみしくなる。
トリにでてきた彼等の音は重厚でクリアで神経が自然とそちらに集中してしまう。その存在感は強烈で、これまでの時間とは別の時間が始まっていた。それでもこれまでと少し違うのは、柔らかい感触がしたこと。この存在感であと一歩、変態の領域に踏み込んだところを見てみたい。

ライブ後3日間耳鳴りが止まず、久しぶりのこの感覚に馴染めなくて苦しんだ。こうして私は日常に戻ったのですが、次の週末には彼女を連れて奈良に帰省。USJに行ってミナミをふらつき、お好み焼きを食べて奈良に向かい、平城京に行ってもせんとくんはおらず、ベンチで柿の葉寿司を食べて隣のおじいちゃんの話を聞いて感心し、天秤衣装に着替えて大黒殿を見物して、疲れてタクシーで奈良町に向かい、通学路が観光客でごったがえしている異様な状況と、takutoが言っていたようにフランス人が沢山いることに驚き和食屋で家族と一緒にご飯を食べた。当然幼い頃の私の話に及び、家に帰ってからは幼い頃のアルバムをひっくり返して見てみると、全体的にはかわいいはずの幼少期に、奇跡的なほどおっさんっぽい私がスイカのウエストポーチを着けて熊の乗り物に乗っている写真が出てきて思わず笑ったのがこの写真。プロフィールはこれを使おうかな。

 疲れきって那覇空港にたどり着いたとき、また帰ってくる場所が沖縄でよかったな思う。今回奈良のよさをまた感じたけれど、こうしてこの地に戻ってこれたことは一つの努力なんだと思う。能動輸送と受動輸送で言うと、私は能動的にこの場所にとどまらないと追い出されてしまう人間だと思う。これからもこの地で頑張っていく。そう決めた自分を再確認した日でもある。

半身

2010年10月27日 | 日記
ロストエイジが来た。実家に帰った。休みはたくさんあったけれど、日記には向かい合えなかった。ナナホシキンカメムシも調べた、キンカメムシは臭くないという記述に笑った。

明日は洗濯して散髪に行って、日記を書いて、本を読んで過ごそうと思ったら台風が来た。同時に仕事を半身では受け流せない事態になってきた。まだ楽しちゃいけないのか。

散髪だけはしたい。

朝焼け

2010年10月12日 | 日記
毎朝6時半に家を出る。朝食の営業に偉そうに重役出勤する。スタッフは5時から用意していて、私も前ホテルの朝食番の時は4時には那覇の家を出て、恩納村のホテルに向かっていた。毎朝一定の時間に起きることは一定の睡眠時間を保つより体にいいようで、たったそれだけの普通の生活ができることが、シフト制の仕事のなかでは幸せなんだろうなと思う。そお思うのも昼夜問わず舞い込んでくる宴会(団体)の応援で私がクタクタになっていることと、それ以上に不規則な生活を強いられている宴会チームを見ているからだ。

写真は朝焼けの高圧電線。巨人兵のように見えたけど、写真にすると細長い。今日は久しぶりの休みで、やっぱりコインランドリーにいる。乾燥をまつ30分の間にこうして日記を書くことが私の休みをよりいっそう休みらしくしてくれる。

開通

2010年10月06日 | 日記
変な虫が消火器に。虫とか植物とか熱帯なのに、変に内地化された日常で、沖縄にいることを忘れてしまいそうになる。

少しずつ請け負いだした仕事がいつの間にか積もり、忙しい日々になってきた。今日は帰ったらネットが開通している予定なので楽しみですな。

甥っ子見参

2010年10月01日 | 日記
ちょうど一ヶ月前、兄夫婦に男の子が生まれた。兄弟のなかで初めての子どもで、と言うことは初孫であり、私にとっては初甥っ子であり、祖父母にとっては初ひ孫になる。兄弟の一番下のわたしにとっては、『家族』が増えるという経験は初めてであり、非常に嬉しいと同時に不思議な気持ちになる。父と母と姉と兄と私の家族は変わることなくこうして家族であると考え、いつか誰かを失う想像はしたことがあるものの、ここに新しく家族が増えるなんて思いもしなかった。配偶者は配偶者であり、家族となることに変わりはないのだけれど、その人にはその人の人生があり、それぞれ独立した感じがする。しかし甥っ子は完全なる新規加入で、いきなりエースの座についている。早く会いに行きたい。