山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

来年は・・・

2005年12月30日 | 日記
いくら寝ても寝たりない。

あれもこれもやらないといけない事だらけなのに何もやってない。

沖縄で知り合った留学生には英語でメールを考えるのが困難で返してない。

さらに沖縄で知り合った鹿児島の人からなんでか「リチャードホール」のDVDが送られてきて、ちゃんと手紙で返そうと思ってから既に一週間はたつ。

こんなことをしてちゃあいかん。

たった今からでもやるべきことなのに何もしない。

とりあえず、ぬるいビールを雪に投げ込んで急速冷却・・・。

ほんとだめだな。

来年は心を入れ替えて・・・絶対ないよな。

誰か私をしかってください。

尾頭付きの鯛

2005年12月29日 | 日記
研究室から人が居なくなっていくことで年の瀬を感じる意外は一切何も変わらなくて、この間も考えたところだけど意識して少しお正月をしようと思う。とはいっても修士論文のほうはまだまだ先の見えないような状態で、そんなに時間をかけてやれるわけではないから何がいいのか思いつかない。とりあえず年越しは居残り組みの人間で鍋をしてそばを食べて初詣に行こうと思ってる。実家に居た頃は毎年身欠きにしんを入れた年越しそばを食べてから友達と東大寺に初詣に行っていた。年を重ねるごとに家に居る時間が短くなっていき、最後にはもう帰らなくなってしまった。元旦の朝には徹夜だろうがなんだろうが尾頭付きのタイを炭火で焼くのが私の仕事だった。大晦日の晩にデパートの食品売り場で鯛を選ぶのも私の仕事で、いつの間にか私は尾頭付きの鯛係になってしまっていた。これがまた大変で、ただ焼くと中まで火が通らないから七輪ごと濡れた新聞紙で覆って熱がこもるようにしたり、鰭が燃えないように塩で固めて垂れないようにしたりと火を起こすところからなんやかんやで2時間以上かかる。養殖ものの鯛を買ったときなんて油がすごくて炭なのにキャンプファイヤーみたいに炎が出てえらい目にあった。それでも立派な鯛がきれいに焼きあがって御節の真ん中を陣取っている姿は気持ちがよくて、幼いながらなかなかの自慢だった。それからはダラダラと親父は酒を飲み、大人たちが話し込みだして退屈になってくる。そうなってくると庭で遊んだりゴミを燃やしたりと遊んで過ごした。夜はたいていすき焼きで、家で作るすき焼きが甘くてこれが大好きだった。

家のすき焼きが食べたいなぁ。

バネ

2005年12月28日 | 日記
今日は忘年会ということだけど短期盛り上がりで済ませたいという思惑とは裏腹に帰ってくるともう朝方だった。函館ではこれ以上ないってくらいに寒くて、-10℃くらい行ってたんじゃないか。そん中で恒例の雪はめ大会が始まって、端から見てるのもなんだから寝転がってるやつらに雪をかけてやったら余計にややこしいことになって、結局は全員雪まみれになって湯気を出しながらタクシーに乗った。この時間まで呑んだら普通料金で帰ってこれることを今日知った。忘年会というよりはまた今年の思い出がふえた日だった。

最近は本当に怒ったり悲しんだりすることがなくなってきたと思ってたら、逆に喜んだり楽しいと思ったりすることもなかなか減ってきている用に感じる。用は感情がどちらかに大きくふれることが無くなってきていて、相反する感情はまったく関係のないものではなくて、ばねみたいに引っ張った分だけ逆に戻っていくような感じがする。今はばねが伸びない感じ。伸びたり縮んだりしなかったらバネの意味ないな。まあいいや、嫌でも引っ張られるときが来るだろうからよく油を差して備えておこう。

雪明り

2005年12月27日 | 日記
CDを見つけ出すことよりも、収納する楽さを取ったらこんなことになってしまい、あと半年も無い生活の中ではこいつを整理しようとは思えないからここでしばらくそうして我慢してください。

今日はまた雪が降っていて、昨日からあまりの燃費の悪さに歩いて登校しようと決めたのに早速車で帰ろうとした自分が情けなくて、自戒して歩いて帰ってきた。前にも書いたけれど、風も無い雪の日はあたりから音が消えてしまって、妙な静けさの中で自分の足音と吐息の音だけが大音量で耳に入ってくる。そして、近所のパチンコ屋のせいもあるだろうけどやたらと明るい。雪が光を反射するからといっても満月の夜よりも明るいんじゃないかってくらい。家に着くと誰も居なくて、ただただ寒かったのが変に寂しかった。それはきっと昨日帰ると4人もうちに来て酒を飲んでいてそこからダーツなんかしながら楽しくやってるとついつい酔っ払ってしまって気がつけば朝の5時になっていたくらい賑やかな夜を過ごしたせいだろう。ほとんどおんなじメンバーで明日忘年会をするというのにこれじゃあ何回年を忘れりゃ新年が明けるのか心配になってくる。その上、昨日の発端は内一人の初稿提出お疲れさんということが、まだまだ初稿まで程遠い私としては非常に腹立たしい。まあ人を羨んでも仕方が無いから呑むときは呑んで書くときは書いて、駄目だったときはまたそんとき考えることにします。


雨のち雪

2005年12月26日 | 日記
朝寝て昼起きると睡眠に時間に関係なく一日が眠たい。明日は無理して朝起きて、夜早く寝ることにしよう。今夜は風が強くて、気が狂った犬みたいな鳴き声が聞こえてくる。昼間は雨が降っていたのに夜には雪に変わっていて、まるでどこかのクリスマスソングみたいに聞こえるけれど、そんなロマンチックなものじゃなくて、ただの吹雪だ。車は渋滞するし、燃費は悪くなるばかりで雪なんて降ってもいいことは無いけれど、ったった一つボードに行った時のことを考えるとわくわくする。新雪のパウダースノーを巻き上げながら豪快に滑っていくなんて事は内地に住んでいたらほとんど奇跡に近いような経験だ。とはいっても長野の方は北海道の人が思っているほど雪も悪くなくて、時期さえ合えば北海道と勝負できるくらいのときがある。北海道では寒すぎるというマイナス要因もあるし。まあそんなくらい雪のことを考えるくらいに今夜の雪と風はすごい。

これだけ毎日毎日日記を書いているとさすがに疲れてきて、何かを考えたりするというよりは本当に作業のようになってきてしまう。だからといって毎日書かないとそうじゃなくなるのかと言われたら困るけれど、間も何を書こうか考えたりしていて、書きたくないのであれば書かなければいい。ただここまで埋めたら残りも埋めたくなるのが当たり前じゃないですか。ちゅうことで残り少ない12月もがんばります。

写真はたこ焼き。万能ねぎ多目。これがうまさの秘訣です。そんでもってたこ焼きソース。とんかつソースをかけるやつは許しません。

こんな日に

2005年12月25日 | 日記
12月はたくさんの文章を読み、たくさんの日記を書き、たくさん考え事をしたけれど、早急にやらなければならない修士論文についてはほとんど手付かずだった。というのも実験がまだ終わっていないというのも大きいけれど、文章を読むことがこんなに楽しい事だって今頃知ったから。大学3年生の頃、もっとも暇であった時期、にこの楽しさを知りたかった。そしてたくさんの本を読みたかった。でもきっと今だからこうして楽しむことができるんだろう。そしてこの日記を書き始めて3年がたって、やっと考えて物事を文章に変換していく作業を始めたところだ。


クリスマスだというのに汚い古本屋に彼女を連れて行って、一緒にバタイユの本を探してもらった。出てきた本は本当に古くて、これを本当に買うのかとこっちが聞きたくなるようなぐらい汚かったけれど、なんだかこんなところで二人して見つけた本が汚いからといって買わないわけにはいかなくて、しっかりと105円支払ってきた。こんな本が105円で買えて、これだけの収穫があるのであれば、タバコを本に代えたらえらいことになるだろう、とは考えてみたけれどあんまりインテリぶってくだらないことを考えるのはやめて、ただ単になんだか得した気分で帰ってきた。テレビもつけないで過ごしたクリスマスは本当に世の中でそんな行事が行われているのかと疑いたくなるくらい静かで、何を祝ったらいいのかまったく分からなかった。キリストの誕生祝にプレゼントを、誰か忘れたけど、持ってきたのがクリスマスプレゼントの起源で、いつから恋人同士のプレゼント交換になったかは分からない。でもただ単純にプレゼントをもらうというのは理由がどうであれうれしいもので、何が起源でも何でもいいからうれしいもんだ。それに渡す相手が喜ぶことを考えて物を探すのも嫌いじゃない。相手が喜ぶ顔を想像してもうれしくなれないプレゼントを選ぶのは苦痛だけど。まあ別にここに特に考えて書くほど何かをクリスマスについて考えたわけではないからこれで終わりにしようと思うけど、こうでもして考えないと、まあ今の日本でクリスマスが忘れていかれるとは思えないけれど、なかなか行事ごとというのは薄れていってしまうだろう。こうして考えてみると、日本の季節のおとずれを祝う行事ごとというものを、家の母親はそれとなくいつもやっていた。春の七草も菖蒲湯もうなぎもお月見も南瓜も御節もちゃんとやっていた。何かを盛り立ててやっていたわけではないからどれがいつで何を祝っているのかは覚えていないけれど、毎度毎度その説明をしていた記憶はあって、今思うとちゃんと覚えておくんだな、って思った。こうやって考えてみると父親の書斎にはたくさんの本があったし、母親は日本の生活を知っていたし、今自分が求めているものはちゃんと両親が用意していてくれたものみたいだ。

クリスマスの朝5時に両親のことを考えているなんておかしな話だ。

考える風呂

2005年12月24日 | 日記
今お風呂に入っていて、将来どんなペンションを建てるのかを考えていたら変なことになった。とりあえず今考えている条件は

・沖縄
・海辺
・飯がうまい
・酒がうまい
・子どもたちがひと夏なり長期滞在できる
・大学生など子どもの教育にかかわりたいと思う人間に助けてもらう
・地元の人が飲み食いに来る
・年寄りにも来てもらう
・全員ひっくるめて縦の関係を気付けるような場所にしたい
・つぶれない

これって言ったら町じゃないか?って。近所の仲のいい小さな田舎町。まさに自分が滞在していた本部町のようでこれじゃあペンションにならない。政治家にでもならないといけないのかな・・・。よく分からなくなってきた。高校を出るときに考えていたものよりもだいぶ輪郭が見えてきた気がしていたけど、ここに来て輪郭をはっきりさせていたんじゃなくて、綿菓子をどんどん大きくしていただけのような気がしてきた。大きさを決めてもっとしっかりとしたビジョンを持たないといつまでたっても夢物語になってしまう。だけど上に挙げた条件ははずさない。ペンションじゃなくて旅館じゃなくてホテルでもリゾートでもない何かがあるはず。今はともかく建てるだけの力とつぶれないように続ける能力を身に着けるときだ。いや・・・ちがう。修士論文を書くときだった・・・。昔から後片付けと勉強ができない子だったから大変だ。人の倍体力と気力を使わないとそれができないからこうやって苦しむ。ペンションもそうなるんだろうなあ。人並みのことをしていたら人並みのことしかできない、異常なことをやるなら異常なくらい努力しないといけない。社長の言葉ですがその通りです。がんばります。

無気力

2005年12月23日 | 日記
連休初日だということをすっかり忘れていて学校に行ったらほとんど人が居なかった。かえって気持ちよく実験ができるかと思ったけれど、誰も居ない実験室では緊張感がまったく無くて、ぽけぇ~っとしてる時間が多い。ちょうどOGの人が来ていたから買い物出かけたんだけど、香水屋さんではものすごい量の香水を嗅いでまわったから鼻がおかしくなってきた。いろいろ匂ってみたけれど、香水とは不思議なもので香りが時間とともに変わってくるもんなんですね。自分は高校の頃にタバコの匂いを消そうと大量の香水をつけていたけれどそんなことには気づかなかった。あれは香水によって違うのかな?分からんけれどあれだけ強烈な匂いを放っていたのが恥ずかしい。アクセサリー屋に行くと無性に自分もピアスがほしくなってきて年甲斐も無くなかなかおっきめのやつを買ってしまった。そんなことをしているうちに夕方になってしまって、あせって実験室に戻ったけれど何にもやる気がしないから日記を書いてみた。

どうしてもやる気が起きないし、日記に向かってみたところで何かを考えるのもめんどくさいからとにかく家に帰って漫画を読んで部屋を片付けた。どうした山口。そんな場合じゃないぞ。たまにこんな無気力状態になることがある。そのたびに稲中の田中をダンボールにつめて適当に送り飛ばしてしまう話を思い出す。あの漫画は最高だ。でもあれだけは飯屋で読まないことにしていて、ニヤニヤしながら漫画読んでる姿を隠してます。あ~くだらない。聖なる夜の前日に腐ってしまいそうなほど下らない。なにが聖なる夜だ下らない。そんな事を書くためにPC開いてるんじゃないし!!やめやめ。

てんやわんや

2005年12月22日 | 日記
今日は朝一で札幌入り。

会社の勤務地や勤務部署の希望なんかの説明を受ける。

結構志望どうりに行くらしい。

余計にはっきりさせておかないと後悔することになると思って少しあせった。

人事の人と話していて関西か東京で考えているというと、どうして故郷に戻りたいの?って聞かれて、故郷だからとしか答えようが無いことに、くだらない理由だなって思ったり、いやでもやっぱり故郷やから・・・なんて考えてみる。

土地なんて関係ないのなら本社で仕事をしたいと思う。

しかし土地の重要さはこの6年間で嫌というほど味あわされたから軽くは考えられないけれどくだらなくも思えてくる。

さあどうしたもんか困ったもんだ。

6東京で4関西・・・10にはならんだろうな。



で、セミナーが始まって人事部長が出てくるといきなり全員の前で

「今日は函館から久々の顔がでてるな。元気にしてるか?」

前回あんたらがドタキャンしたんだろ・・・

「はい。元気にやってます。」

「今日はこの後どうするの?」

なんでみんなの前で聞くねん。

「7時の電車で帰ります。」

「じゃあ7時まで呑めるな!よし始めよう!」

おいおい、一時間程度しかない時間で呑みに行くなんてほとんど不可能やろ。

セミナーが終わると丁重にお断りしようと思ってたら終わったとたん人事部長が消えるし。

仕方が無いから社員の人に言っておこうと思ったら

「この間も部長東京で山口君のこと話してたんだよ~。」

もう断れへん!!

そんなに面識があるわけではないのに、内定式では社長と引き合わせてくれたりといろいろとよくしてもらっていたし、その人との出会いが無かったら今の会社にしようと決めかねていた迷いも晴れなかったし、自分もその人のことが好きなので仕方がない。

で、違う約束があったので残り30分遅れて到着すると乾杯ばかりでたちまち二杯も飲まされて、函館に戻ると運転があるからと断ったけれど、とにかくそのビールがまずい!

焼酎のノンアルコールビール割りみたいな味がして二杯で十分気持ち悪くなった。

あんなまずいビール初めてだ。

それにあれだけ呼んでおいて乾杯したくらいしか話せなかったし。

そんなこんなで終了間際、ぼぉ~っとしていると、見たからに気が合わなさそうなやつで、案の定数ヶ月前に話したときは三言目で嫌になったやつがやってきて

「どうして遅れたん?」

ほっといてくれ。

「いや来るつもり無くて約束があったからそっち済ましてこっち来た。」

「水産なんでしょ?気が合いそうだな。」

・・・なんで?あんた水産関係ないでしょ。

まったく気が合わないと思ったやつに対して自分がとる態度はあからさまにそっけないから大体の場合かかわることは無かったのに、今回は逆のパターンで来た。

正直驚いた。

こんなこともあるんだ。

「きっと合わないよ。」

って言って帰ってやろうとは考えたけれど言わなくて、会釈して帰ってきた。

とにかくもうなにがなんだかよく分からなくて、走って電車に乗って函館に着いてそのまま実験中・・・。

もう目が開かないよ。

偶然

2005年12月21日 | 日記
またまたボードに・・・。

二回目ということもあってかなり勘を取り戻してきた・・・そんなことをしている場合じゃないけれど。

ちょうど初めてボードをしたときに教えてくれた友人から書き込みがあり、彼の日記を見てみるとボードのことが書いてあり、それが10年前であり、私のボードキャリアは知らぬ間に二桁に突入しておりました。

さらにはまあその友人が使っていた板と同じやつをを、研究室の同期が学校のゴミ捨て場から拾ってくるという奇跡の鉢合わせに驚いています。

あれから10年か・・・なんて言ってるおっさんは嫌いだけど、まったくそのおっさんになってます。