山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

秘密基地気分

2007年03月25日 | 日記
マイデスク設置。とは言ってもベランダです。室内に余裕があるほど余裕のあるお店じゃないから自分だけの空間を作ろうと思ったらこうなりました。もちろんマイデスクから投稿です。これから一年の計画を練ってます。とにかく楽しまないと。今日は楽しめていないメンバーが何人かいて、こんなにもお店の空気が悪くなるのかと痛感した。バカだと思われようが、見下されようが、楽しいと思える空間を作りたい。私が使い得る時間のほとんどをここで使うことになるのだから、当然そう考えるようになる。ひたすらメンバーに楽しいことがしたいと言い続けている。お店で何がしたい?そしたらトイレを変えたいと言ってきた。意外だったけどやってやろう。どんなトイレが面白い?居酒屋のトイレは上からも排泄されるからそんなことも考えてやってやろう。やめたい。今でもそう思うことは多々あるが、やめてほしくないと思ってくれる人が居てくれるのだから続けようと何度も励ました。昨日の文章も、自分宛に書いたようなものだ。そうそう、なんと来週の火曜日もお休みが取れそうです。東京来て暇してる人が居たら連絡してください。

景色

2007年03月24日 | 日記
また桜の咲く季節が来た。ただがむしゃらに走り続けた。マラソンをしていたころ4時間の間、ゴールもなくただひたすら走り続けた。年に二回ただひたすら4時間の間走り続けた。何キロ走れたからどうとか、何にもなかった。走れなかったからといって誰かに咎められることもない、誰かに罵られることもない、ただひたすら走った。ただひとつ、走っていることだけですべてのことから逃れることができた、テストも人間関係も家族も将来も過去も何もかもが私に追いつくことはできなかった。ただひたすら走ることで、唯一無二の存在となり完全に開放されることができた。小中学生が何を抜かすのかと思うけれど、その4時間の間、私は一切のものにとらわれることなく、“ただ走るだけ”でよかった。私はこの一年ひたすら走り続けた。走っているという自己満足で何かから逃れられるんじゃないか、ゴールが見えるんじゃないか、そんな風に思いながら。でもはじめからわかっていたことだけど、走った後に残るものは自己満足。さてさて、アマチュアの自己満足は卒業して、プロとして結果を残してその報酬をもらわないといけない。“ただ走るだけ”だから好きだったことも、そうは行かないときがきたのかもしれない。去年の自分を見つける季節。スタートに立つ君が何を見てそこに立つのかは分からないけれど、ただひとつ分かっていることは走り出したら止まっちゃいけない。体を止めちゃいけないんじゃない、気持ちを止めちゃ行けない。体を止めるのもそれから先もっと走るためだから。順風満帆な人間を見つけることもあるだろうし、圧倒的な力の差を感じることもあるだろうし、理不尽な事を飲み込まなくちゃいけないこともあるだろうけれど、気持ちが折れてしまわない限り、こけても、怪我しても、体が動かなくなっても、そこに負けは存在しない。私が負けそうになったとき誰もがただ「がんばれ」といった。何をがんばれがいいのか、がんばったところで何があるのかと思い悩み続けたけれど、振り返ってみれば走っただけの道のりがあった。確実に元居た場所と違うところに居た。それまでとほんの少しだけど新しい景色があった。ほんの少し違うだけかもしれないけれど、これまでに見たことのない景色だった。新しい景色を楽しもう。裏庭で土をほじくりながら世紀の大発見でもしたかのような感動を感じていた子どもの頃と同じように。

卒業おめでとう。

テレビ

2007年03月23日 | 日記
32インチのテレビを買った。といっても中古でブラウン管だからでかいし安い。本当にでかい。気持ちいい。早速ロードオブザリングの最終章を借りてきた。もう3年も前になるけど2作続けて見て最後がずっと気になっていたからこれを機に見てみることにした。なんかたいしたことなかったけど映像はすごかった。これまでノートPCで見てたU2やツェッペリンのDVDを見ながら楽しい時間をすごした。というのもこの店に異動してからはじめての休みを取れたから。2ヶ月ぶりの完全フリー。休みは必要だな。それでもシフトを組んだりいろいろ仕事はしたけれど、営業にまったくとらわれないという状況は心を休ませてくれた。本当に疾走してる。今までの人生の中でここまで濃い経験を短時間でやってしまうような時間はなかった。人間不信になりそうなくらい人に裏切られ、涙が出てしまうほど人に感謝することが多々あった。よく涙が出るようになった。そのくらい過激な日常を過ごしているのか、単に涙もろくなってしまったのかはわからないけれど、確実に経験を積んでいる。二十歳前後のアルバイトメンバーを見ながら、自分のそのころと照らし合わせたり、素敵な大人を見つけてはあこがれている。ろくでもない人間を見てももう何も思わなくなったけれど、これまでなかったくらいくだらない人間と接したことも事実だ。意志の強い人間はすばらしいと思うけれど、人の話を聞けない人間はくだらない。そのバランスが重要だと思った。そして、仲間を思う心と他人を思う心というものが違うということを感じた。仲間を大切にして、他人思いだと思ってきたけれど、それは自分を認めてくれる人の確保であって、自分を守ることになり、結局自分のためにやっていることに過ぎなくて、人に優しくするということとは違うことだと感じた。人に優しくするということは本当に難しいことだ。あなたに優しい人ってどんな人だろうか。本当に人が問われるこの仕事、そんなことばかり考えている。自分に一番足りなかったもの。それを補っていこう。以前に仕事の話しかしない人間が嫌いだと力説したけれど、仕事しかしていないからそのことしか考えられない。あと一年の話だ。あと一年そう決めた。一年後発つ鳥後を濁さないように。

まずはそこから

2007年03月18日 | 日記
正直者が損をするような世界だけは作りたくない。一人そう考えても実現は難しく、すぐ近くに抜け穴が存在する。その抜け穴をスルスルと抜けていく輩を見つけるたびに虫唾が走り、反吐が出て、ぶつけようの無い怒りに自分を見失う。本当にこんなにも下らない世界が、この世界の大半を構成しているのだろうかと本気で悩んでしまう。すばらしいと思えるような世界を本や話ではいつも聞くけれど、そんな世界があれば本が出来てしまうくらいなのかとも思ってしまう。こんなことで思い悩み出来ることも出来なくなってしまっている自分は本当にちっぽけだ。さあどうしよう、ここを抜け出すか・・・。勝ち抜くための武器が見つからない。すでに持っているかのように言われるけれど自分はそれほど強い人間だとは思えない。何もかもから解放されてのんびりと気の合う仲間と暮らしたい。誰もが望むことだろう。どうしてあえてそれをしないのか。生活やお金のことを挙げたとしても、なにかそんなことじゃない気がする。五万といる「意思と違う生活」をしている人たちは何を持ってそんな生活をしているのか。もお疲れてる。変なことばかり考えて。こんなことにも耐えられないで何が出来るのかと自分を奮い立たせるも、こんなことにすべての時間を奪われるという現実の下らなさを感じずには居られない。今オレはここでこうして生きているという実感が無い。何かを作っているというよりかは何かを片付けているだけのような。仲間が必要だ。ともに戦う仲間が。まずはそこからはじめよう。

探索

2007年03月11日 | 日記
一押しが欲しくて人と話すけれど、その一押しを出してくれない。やっぱりやめちゃいけないんかね。大学受験の頃を思い出す。逃げ出したくて、少し逃げ出してみたら不安になって、もとに戻って逃げたくなって。ただただ春になれば終わることだけは分かっていた。今はいつ終わっていいのかばかりを考えて過ごすような下らない時間をすごしているのかもしれない。ただ馬鹿にされたくなくて、逃げたと思われたくなくて、どうしたらうまく逃げられるかばかり探して。

接客業に夢中です。

2007年03月04日 | 日記

日記を更新することが出来なかった。時間がなかったわけじゃない。店長になる前と比べると自分で使える時間は多くなった気がする。余りにも具体的な会社に対する不満と、言い表すことの出来ない達成感の無さの中でモチベーションが過去最低を記録した。新入社員であれば誰しも会社の理不尽な要求に自分の存在の下らなさを感じ、どうしてそんなことをしなければいけないのか、したところでなにがあるのか、なんて事を考えて、もっと自分を必要としてくれる場所へ、もっと自分が生き生き出来る場所へと思いが移っていくものです。特に就活でいろんなことを考えた人間であればあるほどそうなんじゃないかと思う。ここで自分を押し殺してやってみることが必要なのか、きっぱりとNOを叩きつけて自分を貫くのか。そんなことを言ってる時点でてめぇは子どもだ、と思う方も居るだろうし、そんなこと思うならやめれば、と思う人も居るでしょう。私はその間で揺れました。でもそこでやめるのは今まで散々やり散らかしてきたので、今回は一度やってみることにしました。そのさきにあるものが下らなくてもなんでもいい、どんなものか知りたいだけだ。正しい方向を見極めるために目的じゃない物を探してみることもあるでしょう。「とにかく形だけでもいいからやっとけばいいんだ」って言うのがもう無理。あとコンプライアンスのためのしわ寄せが現場に来ること。私の会社の場合事件は現場で起こってるんじゃない、会議室で起こってます。まあつまらない話はこのくらいにして、この前営業中に涙が止まらなくなりました。いま私に会いに来てくれる常連様が居ます。お金持ちの老夫婦です。テレビで会社のことを知って来てみたそうです。それまでは近くの違う居酒屋に行ってたそうですがうちに来てくれるようになりました。すんごいダメだしをしてくれます。それに対して悔しさと、ありがたさで涙が出てきました。どうしてそんなことになったのか自分でもわからないけどお客様の前で泣いてしまいました。本当に心から私のことを思ってくれていることが伝わってきます。私も心から答えたいけれど自分の力の無さからそれに答えることが出来ない。ちっぽけでした。接客業ってこれが楽しいのかもしれない。人と触れ合うことがあまり得意じゃないけれど、こうしてここまで接することが出来たことは本当に収穫です。高校時代の知り合いからしたら今の自分なんて想像も出来ないような人間になっていると自分でも思います。そのくらい人に感謝することが出来るようになったし、人にやさしくすることが出来るようになったと思う。確かに昔が出来なさ過ぎたといったほうが正しいのかもしれないけれど。そしてバイトメンバーがめちゃくちゃかわいい。風邪をひいたといえば薬を持ってきてくれるし、バレンタインといえばクッキーを焼いてきてくれる。まあ別にそこに特別な意思は存在しないのだろうけど、そうしたどおでもいいような心遣いがうれしい。自分にはそんな心遣いが全く出来ないから余計にね。接客にしてもなかなか気づけないほど些細なことをたくさん気づけるようになりたい。そおすれば少しはもてるかも。この前ちょっと荷物を持ってあげただけで「店長ステキ」って言われてこんなことでいいのかと、でもこんなこともなかなか出来ないのかと納得。ま、ご覧の通り、接客業に夢中です。