山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

ランドリーバック

2006年12月29日 | 日記
インターホンが鳴る音で目覚めた。「しかも大事な人が来たよ」と言う言葉が聞こえた。何が「しかも」なのか、大事な人は誰なのか、寝坊して家まで誰かが来たのかと思い大慌てでインターホンを探した。最近寝る方向を変えたせいかどこにあるのか分からず見つけたときにちょうど画面が消えた。こちらから外を見る方法はないのかと考えたけれどおそらくそんな機能はなくて、誰が来たのか気になったから外に出ようかと思ったけれど、異様に体が疲れて起き上がることができなかった。冷静になってみると私に声をかける人なんていないし、今日は休みだった。もう少し寝ようと思ったと同時にもう一度眠りについた。起きると日もほとんど沈んでいて携帯には「店には行くなよ!しっかり休め!明日から売るぞ!」と上司からメールが入っていた。今日はきっと店が混乱するくらいに忙しいだろう。いくことを覚悟していたけど、この一言で今日はのんびりしようと決めた。ここ最近を振り返ってみるとやっぱり忙しかった。早く行ってスタンバイして遅くまで営業した。いろんなことがあった。たまらなくこの仕事が楽しい瞬間も、今ここで名札を投げ捨てて「人」として言葉を発したくなる瞬間も、沖縄に発とうかと思う瞬間もいろいろあった。きっと休みが必要だと納得した。初めて今の上司と会ったときは、きっと自分とはうまく行かないだろうと感じた。要は好きじゃなかった。でも変わった。あんなにもまじめにまっすぐ人と向き合ってくれる人を嫌いになるはずがない。今日もきっと俺の限界を教えてくれたんだと感じた。そんなことを一通り考えてからランドリーバスケットを買いに出かけた。年末だからなのかやたらと人がいて、手にはたくさんの買い物袋が提げられていた。出かける街に住む私は逆に排他感を感じながら自転車でそこを通り過ぎて生活用品売り場にたどり着いた。どうして洗濯籠がそんなにするのか、手にぶら下げていた買い物かごが一番ほしいと思いながら、ほしくない洗濯籠を欲しい買い物籠に入れた。ついでにズボンをはさめるハンガーも数本買って店を出た。無性にタイマーズが聞きたくなって兄貴に電話したけれど今日の気分とは違って池袋まで呑みに行こうと誘われてしまった。一度は承諾したものの、今日は休むことが大切だと思い断りのメールを入れたけれど、元気だったら快諾するのにと悔しい気持ちになったうえに心配されてしまった。どうしてあんなに元気なんだと思わせたいんだけど、どうしてあんなに疲れてるのに仕事ができるのかと思われることのほうが多い。いけないことだ。そんな自分を癒してあげようと前日も考えていたインナータイプのイヤホンを買いに隣の電気屋に入った。レジに行列ができるほど込んでいてやっぱり年末だと思った。ご褒美なんだから欲しいのを買おうとシュアの3万円のイヤホンを手にしたけれどなくしたり壊したりするのが目に見えていたから5000円のソニーで我慢することにした。家に戻ってCDウォークマンと洗濯物と本を持ってコインランドリーに出かけた。今日は朝からそれがしたかった。洗濯を待つ間音楽を聴きながら本が読みたかった。くだらないけれどそれが気持ちよかった。乾燥機で乾かした洗濯物はふわふわで気持ちがいい。そのためだけに柔軟剤入りの洗剤を使ってる。家の浴室乾燥はなんか電気代ががかかるわりに干すのもめんどくさいし気持ちよくない。これからの休みの日課になりそうだ。それにしてもコインランドリーに行くためにランドリーバックを買いに行くなんて馬鹿な話だ。でも銭湯に完璧な銭湯セットを持っていくような満足感がある。やっぱりスーパーの袋じゃなくてかごでしょ。くだらないけど気持ちがいい。たまった洗濯物もすべて片付けて今日は本当にのんびりした。明日からまた賑やかなお店に戻ると思うと少し楽しみだ。やっぱり休みは必要だな。

終了後

2006年12月22日 | 日記
店長不在。ということで閉店後一人です。スーパードライを飲みながらただボーっとタバコを吸います。早く帰れよって思いますが、帰るのも一苦労です。こうして一服して、家帰って風呂入って寝ます。最近なんだかこのままこの土地から抜け出せないんじゃないかと不安になることがある。いつでも動ける身軽さが必要だけど、腰を据えないと見えないことも多い。そんなことよりもこれで生活できていることを捨てることが出来るのかと・・・臆病者ですからね。他の土地を思いながらいる場所なんて意味がない。札幌がそうだった。いつも奈良のことばかりを考えていた。休みになったら奈良に帰っていたし。今は店と家の往復で、店で触れ合うのは地元の人ではなくて外国人、それじゃあこの土地のことは感じられないと思うけど、それがこの土地なのかもしれない。そういえば今日の開店時にニルヴァーナのWhere did you sleep last nightが?かかっていた。レッドベリーのカヴァーだったかな。アンプラグドの音源だった。用事もないのにホールに出て聞いていた。いいな。かっこいいよ。鳥肌が立った。有線でこんなのがかかるとは思ってなかった。レッチリやフーファイターズは良くかかるけど、もう何も感じなくなった。ジャスラックなんてくそ食らえというわけじゃないけど自分で曲をかけてやろうとたくらんでる。意外にも店長が音楽好き。二人でプレイリストを作って見せあいっこでもしよう。おれはソニックユースとピンバック中心で行く。この街にぴったりな感じがする。そろそろかえるか。おやすみなさい。

身のまわり

2006年12月21日 | 日記
一番お気に入りのネパールのタバコ。TNPK(ちんぽこ)のネパール土産。いいジャケしてるよ。質感もいい。
土産タバココレクションたち。
よろしく。
今日はこいつが部屋で出迎えてくれた。Yes!!

お家の空気

2006年12月20日 | 日記
トータスやモグワイ、TOEなんかインストバンドを聞いていると歌ってんだろうと考えてしまう。過去にも何度か考えたけれど、今日改めて思った。大衆的に流れる音楽の大半は歌だ。一方で芸術的な扱いを受けるのはクラッシクなんかの歌のないものだ。インストロックなんてものの評価は途端にマイナーなものになってしまう気がする。歌うクラッシクはどうなんだ。クラッシクにボーカルを乗せた曲を聴いたことがるけど、全く間抜けなものだったから参考にはならないけれど、どうして偉大な作曲家たちは歌と言うものをそこに加えることをしなかったのか。オペラはそうなのか?ただ私が知らないだけなのか。音が流れる空間の空気が重要なわけで、その空気が何かしらの影響を人に与えることができれば音楽としてすばらしいもので、歌は空気を作るのにもっとも「直接的」な音であると思うし、対照的に楽器と言うものは「間接的」に空気を作るもので、どれだけ、といった程度の問題ではなく、方法の違いなのかと思う。とにかく今はバトルズで私の部屋の空気は振動していて、私はそいつにこんな訳のわからない考え事をさせるくらいに影響を与えている。 こんな訳のわからない文章をだらだらと書けるのは今日が休みだから。先日MODSと小僧が家に来た。ウンコが落ちていても驚かないくらいに散らかった部屋(久々に連絡をくれた沖縄の晩酌相手に、今部屋を片付けていると伝えようとしたときに思いついた私の部屋を表す表現で、自分でも笑ってしまうくらいにしっくりきた)に二人が泊まることになった。約束があったから断っていたのだけど、酒が入るとそこで酒を一緒に飲んだ仲間が最優先になってしまう。みんなが私のことを心配してくれているのは知っていたからこんな状況を見せるのがいやだったけど、何年もお互い一人暮らしをして、一緒に住んだくらいな仲なわけだから大丈夫かと思ったけれど、さすがに驚いたようだった。無意味に広い部屋で暮らしてきた私たちなのに、こんな狭い部屋で話をしているのがへんな感じがした。別に何かを言われたわけでも、何かをしたわけでもないけど、なぜかほっとした。夢かと思う程に薄れた意識の中で二人を送り出し、遅刻した。実際は目は覚めていたけどギリギリまで布団から出なかった。いろんなことを考えていたんだろうけど今となっては思い出すことができない。布団から出て家の下まで行ってタクシーで帰ってきたのを思い出して歩くことになって遅刻してしまった。すでに函館の思い出に分類されて記憶にしまわれてしまったような記憶になってしまった。それで今日は家を片付けることにした。家にいる時間のほとんどが寝ているわけだから、家のほとんどを寝るために使っていいと考えて模様替えまでした。二人とも、安心してください。あの家はある程度片付きました。まあ実際は服とプリント類、コンビニのゴミの3種類くらいしか物がなかったからすぐに片付いたけど。あ、クリスマスプレゼント買いに行くの忘れてた。こんな私をしかってください。こんなままじゃあいつか後悔する日が来るのは分かっているのに何もしない私は愚かなんだろう。

嘘か真か

2006年12月12日 | 日記
こいつが二号機。今はまだ食材の仕入れ量算出くらいにしか使えていないけど、どんどん使えるようになればいいともくろみ中。今日は休みで、自分でもどこかに出かけようという気もしないので家で過ごすことにした。それでも13時からのミーティングには行かないといけないから秋葉原に行った。いつもどおりミーティングを済ませてふらっとヨドバシ電気に入ってみるといろんなイヤホンが売っていた。なんか情けないけどiPod shuffleを使ってて、そのイヤホンのしょぼさにうんざりしてインナータイプのソニーのイヤホンを付けてたけどこれのコードの長さがしっくりこない。うまい具合なものはないかと探してみたら種類がある過ぎる上に、惹かれたのはSUREの3万くらいのイヤホン。衝動的に買いそうになった。狭い上に引越しの多いわたしの家では、金があってもなかなかいいステレオなんて置けないし、第一おうちでそいつを使う時間が少なすぎる。だからモニター環境をそっちで作れないかと考えていたけど数万円もするヘッドフォンにもなかなか手が伸びない。いつでもどこでもそんな環境を与えてくれるこいつはいい!!ついでにCDウォークマンも買ってやればいい!!なんてハイテンションに物事を考えましたがCDは実家だ・・・。mp3なら別にそんな環境作っても仕方ないし・・・。トボトボとタワーレコードに向かったわけです。オアシスやU2のベストが出てたりなんかするわけですがやっぱりワクワクするね、CD屋は。気が付いたら7枚手にしてました。ソープにでも行ったと思って全部買うことにしましたよ。疲れてくると、なんか楽しみに金を使うことなんて痛くも痒くもなくなりますね。ニルヴァーナのDVDも買ってしまった。U2のベストも。あとはバトルズにピンバックなどなど。家帰ってカート見たらなんかどきどきした。久しぶりなこの感覚。中学生のころ学校を休んで「病んだ魂」を読んで死のうと思った日。こんな自分になっているなんて想像もしなかっただろう。金もないのにCDを買いあさってた。ユーテロなんてオリジナルのアナログ版とジャケが入っているアナログにCDなんて3枚も買ってた。他のCD買えよな。そしたらこんなに偏ってなかったかもしれないのに。


 


それでそいつを聞きながらいろんな事をしてすごした。外には出なかったけどのんびりした時間を過ごせた。過労で視力が一時的に極端に下がったと友達に聞いた。同期の学生で同業者だ。自分の生活はそこまでぎりぎりのところまで行ってるのだろうか。そこまでやってるのか。人間の体がどこで壊れるのかわからない。体と精神とでは体が先に壊れてしまうようなバランスで作られているのか分からない。気づかぬうちに体を壊してしまった人もいた。私の大切な人であり、私のことを大切に思ってくれている人でそんなことにならないように、というメールをもらった。確かに体があっての精神であり、精神があっての体だ。厄介なことにどちらも壊してしまうとなかなか直るものでもないし。ちゃんと取り返しのつない事にならないようにしないと。当面心は大丈夫そうだ。でもさっきまでJR東海が打ち出してるならのキャンペーンを眺めながら故郷を思い出していた。故郷のことを思い出しているときというのは何か現実逃避をしているときが多い。奈良公園近辺は思い出がありすぎる。こんなにすばらしいところで育ったのかと感じる。住めば都というけれど、住んでいたら気づかないことの方が多い。興福寺の五重塔の下でタバコを吸ってから学校に行っていたと話すと大体の人は変に感じるかもしれないけど奈良人なんてそんなもんだ。


こっそり教えたはずの上司がみんなの前でここの存在を話してしまったから厄介な人がここに来てなければいいけど。すべての流れをここに書くわけではないので勘違いをされては困るけど、勘違いを恐れて文章を書くほど退屈なことはないのでスタイルを変えることはないです。実は嫌いなんて裏もないし表もない。思ったことは口にしてるし。昨日裏で何を考えているのか分からない、瞳の奥で違うことを考えてそうだといわれて驚いたこともこの言葉に反映されている。そんな人間かな。ひとつだけ確かなことは真実をすべて話すわけではないけれど、嘘はつきません。てかつけません。ついたらすぐに見破られる人と付き合っていて嘘のつき方が分からなくなりました。おれも嘘は見破る力はつきました。だまされてもいいと思うのとは別にね。じゃあじゃあ。


やっぱり

2006年12月08日 | 日記
これリンクしていいのか知らないけどやっぱりかっこいい。この空気が好き。クラッシュの映像を見て回るうちにランシドが懐かしくなって探してみたら昔MTVで見たクリップがあった。別にパンクスだったわけでもないけど(仲良くしてた先輩はまんまこのティムみたいな鋲ジャン着て奈良の三条通を歩いてたけど)やっぱり好き。ティムは本当にかっこいい。大学に入ってから高校の友達とサマーソニックで見ることができたけどすんごいかっこよかった。左ケツポケットにグレーのTシャツを突っ込んで垂らしてるのがかっこよくて真似したこともあった。でも顔が違うかったわ・・・。おやすみなさい。

集合

2006年12月05日 | 日記
とりあえず一軒だけ物色してきた。でも欲しいものばかりでやめた。私服なんてほとんど着ないしスーツなんてなおさら興味がないからもう服なんて買うのをやめようと・・・嘘。嘘です。金がなかった。何に使ったのかもわからないけど金が減ってます。たぶんエンゲルさんが頭の上で回っていて、桃鉄のデビル並みの勢いで吸い取ってます。一回コンビニいったら1000円以上使って上がりに寿司くいにいったりしてるもんな~。そりゃなくなるよ。それもこれもエンゲル係数が90以上の上司と過ごしたから。人のせいにするわけじゃないけど、こんな我慢大会みたいな仕事をしていると食事くらいでしか開放されない。物をかったりいろいろ開放する方法はあるけれど使う時間なんてあんまりないし。それに、こんな生活をして食事のときまで節約を考えて暮らしていたらあまりにも息苦しい。なんていろいろ言い訳を考えてみる。ただいまは食事に金を意識したくない。別に高級料亭にいきたくなったら迷いなくいくわけじゃないけど、コンビニで値段を見るようなことはしたくない。アイスが食べたかったら迷いなくハーゲンダッツをとる。そんな次元です。でもそこで抑制をかけられる人は強いと思うよ。

で、神戸からきたラディン君と大学の東京組みが久々に集まった。あまり仕事の話はしなかった。なんかやたらと酔っ払ったな。みんなそれぞれ先を見据えていた。今の環境についての愚痴なんて一切聞かされなかった。いややっぱりすごい人間だ。最後は六本木の一蘭(漢字は覚えてない)というラーメン屋にいった。うまかった。うまいと思って食べるラーメンは久しぶりだった。満員電車に揺られるのも久しぶりだったけれど、こうしてまた普段の生活に戻っていくことが、寂しくも悲しくもなく、ピッチに向かう選手のように思えた。かっこよく言いすぎだな。また憂鬱な平日が始まるなんて微塵も感じなかった。明日も仕事だ。課題は明確されている。さてやるか。

今日は物色

2006年12月05日 | 日記
最近は何でこんなに楽しいのだろうと思うほど楽しんでいる。寝不足も休みがなくても不満に思わない。ただ物欲がものすごい勢いで湧き出してきた。今の勤務先の周りにはたくさんの店があって(ほとんどが高すぎて手が出ないようなものばかりだけど)いろいろほしくなる。今日は休みだ。その辺を物色しに行こう。最低手袋くらいは買う。自転車通勤なだけに手袋が無いとそろそろきつい。この年になってもアウトドア系の衣類に目がなくて、見た目のよさと機能性がかね備わっていたら(もちろん値段も)すぐに食いついてしまう。携帯でもなんでそうだけど何にも気にせずに身につけられるものが好きだ。高くて取り扱い注意なんて代物には一切興味を惹かれない。その上使い込めば味が出るならなおさら好きだ。だからジーパンを履くし、革の財布を使う。時計は防水のものしか身につけないし靴はスニーカーが好きだ。15歳のころから服装というよりかは服自体があまり変わっていない。10年も着られるようなものを買って居た自分にも驚きだけどその機能性が最高だ。なにが話したいのかわからなくなってきたけど、近くにそんなものばかりを集めた店を見つけた。そこに行って一人その機能性とデザインに酔いしれに今日行ってきます。そして夜は呑み。偶然にも今日神戸から大学の同期が来る。楽しみだ。