山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

ようこそ

2015年02月15日 | 日記
子どもが産まれた。

想像を絶した、妻の苦闘
に寄り添い、彼女の本当の強さ、信念を感じることができた。自分がちっぽけに感じたけれど、父親としてこの試練が与えられたのかと考え、私は私なりに戦った。

丸二日続いた出産劇で、本当に、妻も子どもも失うのではないか、と感じる場面があった。

よく私たち夫婦のところに産まれてきてくれた。ありがとう。

前夜

2015年02月14日 | 日記
今、病院のエレベーターホールに座り、妻の診察が終わるのを待っている。軋んだ車輪のような産声が、病室の奥から聞こえてきた。看護婦さんにつられて私も笑顔になる。私たちの子どもも元気に生まれて来てくれたらいいな、と、ふと思う。早産の恐れがあると初めてこの病院に来たときも、ここでこうして待っていた。

子どもが生まれてくると言うこと考えただけで、かなりエキサイトな時間が始まるんだろうと想像する。桁違いな時間を共にする相棒となるのか、愛しくてしかたのない宝物になるのか。

多分ここで違う人生が始まるのだと思う。私がそう願っていて、そうなる準備ができているような気がしているから。