山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

初岬

2008年01月02日 | 日記
初詣に行こう、と向かった先は辺戸岬。岬マニアにはたまらん正月です。Sammyに乗り込んでいざ出発したのはいいけどなにをしに行くのか全く分からなかったので、強引につけた理由は「生ヤンバルクイナを見に行こう」。行ったことのある人は多分分かると思いますが、辺戸岬には巨大で残念なヤンバルクイナが設置されています。今回はそれじゃなくて「生」の方です。沖縄は昨日一昨日くらいから風が止まず、海はどこも白波がたっていて、あまり穏やかな気分を求めてドライブするにはおすすめできない天気。案の定辺戸岬では大きな波がたち、私たちの他にも訪れているたくさんの人を賑わせていた。早々に辺戸岬を後にして、茅打バンタ(茅を投げ込んでも強い風で打ちかえされるという断崖絶壁)にむかい、身を乗り出して下を覗き込むスリルに満足して、投げ込んだ葉っぱがヒラヒラと舞い落ちて行く姿にさらなる満足感を感じながら、ヤンバルクイナを求めて奥を目指した。緩やかな上り下りが繰り返される曲がりくねった山原の道に、ピョンピョンと飛ぶ黒い鳥に絶叫したものの、瞬時にカラスだと判明して、さっきの絶叫を無かったことにしようと
試行錯誤したけれど、恥ずかしさだけが増していくばかり。気が付いたらもう名護まで戻ってきていた。今年もこんな感じで一年が過ぎて行きそうで怖い。