山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

道中記

2010年01月29日 | 日記
高校時代からの友人の結婚式で奈良に帰省。今は関空からのリムジンバスの中。北風の寒い沖縄とは違い、冷たい空気が静かに漂っていた。そうだ、これが冬の匂いだったな、と、冬に実家に帰る度に思うことを、また思ってみる。もう少しで満月を迎える月が綺麗に大阪の街の上に浮かんでいる。

午前中荒れ爛れた手を皮膚科に見てもらおうと、新しい家の近所で病院を検索して車で向かった。待合室には、グラップラー刃牙から範馬刃牙まで全巻揃っていて、テンション高めに診察待ち。呼ばれて向かったドアの先には、ヨレヨレのショッキングピンクのTシャツを着た芸人みたいな先生が。「水仕事してる限り治らないよ!!」と、元気一杯ネガティブなメッセージを僕にぶつけて退室しました。不動産やで敷金の変換があったので、少し早めに家を出ることに。オリオンビールのオレンジのケースを載せた軽トラが、沖縄市の丘から北谷の街へと下る曲がりくねった下り坂をちんたらと走っていた。紅葉マークも付いていたので、沖縄らしいおじぃが煙草でもふかしながら運転しているのだろうと思う。しかし不自然に立てられた白髪がヘッドレストの上に飛び出しているのが後ろから見えて、右折しようとした機会に気になって運転手を覗き込むと、モヒカンのおじぃがタバコをくわえてめんどくさそうに運転していた。きっとタクシードライバーの実写番だと思う。沖縄のリアルパンクス。
途中ラーメンで腹ごしらえをして浦添に入った辺りから車の調子が悪くなった。アイドリングが出来ずにエンストしてしまう。ずっとアクセルを踏んでおかないといけないので、マニュアル車のSammyでは右折時なんて足元を曲芸師なみに動かさないといけなかった。助けを求めてガソスタに入り、親切にアクセルワイヤーを調節してくれた兄さんに感謝です。空港に着いたのは30分前。お土産を勝って手荷物検査を受けたのが15分前。失敗したのは、搭乗口と正反対の手荷物検査入口に居たこと。いくら小さな空港とはいえ遠かった。なんとかたどり着いて今に至る。旅と言えないけど、遠出はいいね。今年は彼女とどこかに行くことを実現します。

一点、関空のトイレで気になることが。小便器に貼られた的が、少し右にずらされているのは、便器の構造上の理由か、ちん○この構造上の理由か気になりました。

2010-01-26 21:24:55

2010年01月26日 | 日記
兄夫婦に子どもができた。自分でもビックリするぐらいうれしくて、報告を受けた電話をとったローソンで大きな声をあげてしまった。こんなに嬉しい気持ちになることは、長い間なくて、うれしいってこの感覚なんだと幸せに気分になった。思うことはたくさんあるけれど、とにかく元気に産まれてこい!

鬼退治

2010年01月24日 | 日記
日曜日のお休みは、街の空気もお休みで、お休み気分満載だ。特に出かけることもせず、かばんやら靴やら普段あまり洗わないものたちを洗濯やら手洗いやらできれいに指定いく。ベランダの物干し竿は埋め尽くすされ、乾燥した冬の空気に水分を奪われていく感覚が心地いい。散髪もして3月に控えた新レストランのことを想像してみる。目標としてきた立ち上げに一年で二度も関わることは非常にラッキーで、収入と引き換えに戦線離脱した私の闘争心も取り戻し、何とか飲食業界でなにかできるのではないかと思えるところまでたどりつたのではないかと思えるようになった。だけど皮肉なことに、喉から手が出るほどほしかった那覇での給料のいい仕事は、引越しも済ませてある程度の妥協を心に誓った直後に突然降ってきた。まだまだ詳細が分からないが、そっちも新規開業でこれまた盛りだくさんだ。皮肉なものだ。だけどそれが降ってくる高さまで上れたというのが事実なのだろう。ここで一度装備を見直さなければいけない。いつまでもレンタルのスノーボードで滑っていられないように、そろそろマイボードを買ってみようかという具合に、仕事場も変えてみようかと。ほんとに会社で続かない男です。でもやらないかと話をもらえることは幸せです。

形があって想いを吹き込む。想いがあって形と成る。最終的に形と想いが同居することには違いはないけれど、この順序には大きな違いがあるような気がする。私が気になるのは、想いが形と成っていく時間だ。形に想いを吹き込むときは、何かしら想いに加工が施されていくような気がして本末転倒な気がするから。早く走りたいからフェラーリが生まれたわけで、フェラーリがあったから早く走ってみるのとは訳が違うとでも例えられるのだろうか。しかし案外後者のほうが肩の力が抜けて良い結果を出すのかもしれない。そこの皮肉がまた面白いのだけど。私がこう考えるのは、お店があって人が集まる開業と、人があってお店が出来上がる開業の違いを知りたいということだ。私は店の開業だけが決まり、人を集めることしかしていない。私も段階が早かっただけで、集まった人間の一人であり、サルとキジの違いくらしかない。どっちが先だったかさえ覚えてない。「鬼を倒す」と一念発起した桃太郎とは土俵が違うわけだ。じゃあ桃太郎はどんなことをしたのだろうか。そう思うことは必然であり、私は早く桃太郎に出会いたいのではなく、自分自身が桃太郎になりたいわけだし。さてさて今年も面白い一年になりそうだ。

一番、人間的に充実していたと思っていた時間も、人間性を損ないかけていたと思っていた時間も、時間と共に入れ替わることもあることを知った。何がなんだか分からないのなら、前だと思う方向に進むしかない。

ゴマ煎餅

2010年01月18日 | 日記
生協今日の一見向こうに日越したので、組合に加入し組合人になりました。プラプラと生協をさ迷っていると、ゴマ煎餅を発見。私の大好物です。学生時代は大学生協でゴマ煎餅を買ってデスクで食べるのが日課でした。沖縄に出向しているときの、後輩からの差し入れにもゴマ煎餅が入っているほどの定番。同一商品は大学以来になる。香ばしくて、ポテチのように胸焼けしない米菓だし、文句のつけようのない最強のおかしです。

こんな日も

2010年01月15日 | 日記
エアコンだと思っていた機械はクーラーのみでした。北海道では氷が溶けてしまう暖かい季節の温度ですが、そこで6回の冬を過ごした私でも、10℃の沖縄は極寒で、ガタガタと震えながら荷ほどき。近くのホームセンターで買い物をするけれど、ここに来て沖縄で暖房器具を買うことに釈然とせず、にらめっこをして家に戻る。段ボールの並ぶ寒い家は寂しさと侘しさのとろけあう奇跡の空間。姿は見せないけれど確かに存在する陰鬱なブラックホールのよう。そして起床時間まで2時間という時間にコインランドリーで脱水を待つ私。

これでも今日は新レストラン配属の内示が出た日。立ち上げやります。オープンまで1カ月半。よーいドン!

初回報告

2010年01月12日 | 日記
現在引っ越しの準備中。昨日はこの一年間お世話になりましたと、いろいろあったことを思いだし、狭くてぼろくてもありがとうと思い、最後の就寝についた。朝は早くから準備に追われ、多少強引に荷物をまとめていたのだけど、なんと一年間ベランダに放置したビーチベットを部屋に入れたとたん、錆びた水が散乱。クッションからなにから真っ黒に。怒りに震えながら片付け終わりましたが、戦意喪失。もうやだ。